メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

2013イタリア・ボローニャ国際絵本原画展@板橋区立美術館

2013-07-14 13:51:15 | アート&イベント
2013イタリア・ボローニャ国際絵本原画展@板橋区立美術館


毎年楽しみにしてる絵本祭りに、今年も行ってきたv
3連休の真ん中だけど、それほど混んでなくでよかった(美術館的には微妙だろうけど
絵本好きな人ばかりが集まっているかと思うと、なんだか妙に嬉しくなってくる
アーティストの方も観に来ているみたい。


まず、入場券がとっても可愛い こういった“手作り感”があちこちで感じられるのも魅力のひとつ。

入るとすぐに原画が展示してあって、その下にその絵が載っている絵本が置いてあり、
木の椅子に座ってゆっくり読むことも出来る。

展示室はほかに2つあって、今年もみんなそれぞれ個性的な絵ばかりでココロが喜ぶ
でも、「CG」や「混合」なんちゃらって手法も多かったなあ。
観た感じは絵の具かなにかで描いたような質感があっても機械なんだ/驚
機械より手作り感のほうが好きだけど、パッと観分からない質感だから
時代に合わせて手法は変わってもありかとも思えてきた。

他にも、いろんな手法があって、メモってきた

リノカット

モノプリント→モノタイプ

スパッタリング


印象に残ったのは、フェルトで登場人物を作って、それを写真で撮った絵本
タイトルも、中の文章も、1枚の写真に対して「write」「read」てシンプル。
男性の友人2人と姉妹が結婚するまでのお話。

鉛筆だけで描かれた「深夜の校舎」や「動物たちの会議」などは、
鉛筆だけとはとても思えないほどの精密さ、リアルさに思わず見とれてしまった。
絵本にはこうしてユニークな動物たちがたくさん出てくるのも好きな理由の1つ

各国のアーティストが描く“夢の世界”は、カラフルで、あらゆる動物とヒト、自然が一体になっている天国
こうしたイマジネーションが広がれば、きっとこの世もこんな天国になるんだ。

「ノンフィクション」と書かれた戦争を題材にした絵もあった。
第二次大戦中、ユダヤ人が駆け込んだのは、中国の領事館?
そこのある男性が1人でも多くのユダヤ人らを国外に逃がすために時間を惜しんで奔走した話。

三浦太郎さんによる「CO2」の話では、バイクとかから始まって、
乗り物が大きくなるにつれて吐き出されるCO2量も多いってことが学べた。
機関車より新幹線、それよりヘリコプター、それより飛行機、もっと言えばロケットが一番CO2を大量に吐き出している/驚
「CO2削減のために公共の交通機関を利用しましょう」て言うけど、それも毎日、毎日、CO2を排出してるんだ


絵本とはいえ、1枚1枚の原画を額に入れたら、1つの作品として成り立つ素晴らしい完成度のものばかり。
それが何枚も入って、1冊1200円前後で手軽に読めるんだから、
子どもはもちろん、大人ももっと絵本に触れたら、日常がより豊かになると思うな


中央のスペースには、ミュージアム・ショップがあって、Tシャツやカードやら、いちいち可愛い
参加したアーティストらのインタビュー映像も流れていたり、
展示してあった絵本が置かれていて、ソファで寛いで読むことができるのも毎年いっしょv



カフェ・ボローニャ
 
すっかりお腹が減ってしまったから、1階奥にあるカフェコーナーでランチ。
好きなパン+サラダ+スープセット(350円)を注文。冷えた麦茶がセルフで無料。
手作り感あふれる、ちょっと変わった種類のパンがいろいろあって、持ち帰りの分も買ったv
去年同様、その横には、展示してあった絵本が売られていた。


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『がらねこ』(平凡社)

2013-07-14 13:07:56 | 
『がらねこ』(平凡社)
平凡社ねこ組/編

図書館巡りで見つけた1冊
「がらねこ」の定義は・・・つまり、にゃんこ全般!
真っ白い猫も含めて、世界に2つとないさまざまなにゃんこたちの色、柄を楽しむ1冊

可愛い1冊の中に、猫の歴史、柄の説明、それぞれの性格(!)まで書いてあって、
投稿された自慢のがらねこ写真コーナーと、投稿者名、にゃんこ名、がら名も丁寧に一覧になってる。

たくさんのにゃんこ写真、イラストも満載だし、マスキングテープで貼ってあるデザインなど
まるで、猫好きな誰かが趣味で作ったスクラップブックを見ているような感覚で視覚で楽しめるのがイイ。

「がらねこ図鑑index」も勉強になった。猫の模様を誰かに話す時に役立ちそう。
ちょっと似たサイトを見つけたから、そちらをリンクします→here

  


【内容抜粋メモ】
猫は、奈良時代に中国から日本にやってきたといわれる。
明治時代に入ると文明開化とともに西洋猫が人気となり、日本猫との交雑種が増加。
第二次世界大戦後に西洋猫が大量に持ち込まれて混血が一気に加速し、バリエーションが増えた。

同じ柄は2つとない猫だが、すべての柄は1つの遺伝子から始まった。
リベアヤマネコは「イエネコ」の祖先と言われ、黒と赤茶の縞柄はキジトラそっくり。
この柄は「アグチ」パターンと呼ばれ、自然の中で目立たず、野生で生きるのに都合がいいい。

イエネコとして繁殖するうちに遺伝子が突然変異し、様々な猫の柄が生まれた。
原因は、ヒトと暮らす上で保護色である必要がなくなったからではないかと考えられている。

キジトラの遺伝子は変異していないので「野生型」と呼ぶ。

「ハチワレ」
おでこの柄が漢字の「八」に似ている。富士山みたいなのは「富士額」。

「クレオパトラライン」
目尻から後ろにかけてはしる線の模様のこと。←「にゃん用語集」参照(いろんな猫サイトがあるねv

「クラシック・タビー」
タビー・パターン(しま、ブチ、などの模様のきまった型)の一種。
胴体部分に両側のブルズ・アイ(重なったブチの模様)と肩にあるバタフライマーク(模様)が特徴。

 
ハートマークや、ミッキー!?


マロさま

まろまゆがなんとも可愛い「ターキッシュバン」て種類のマロさま。
掲載されてるリンク先を入力してみたけど、飛べなかったのはなぜ???


猫(にゃん)だ!カフェ
日本最大級の猫カフェ。
住所:〒135-0091 東京都港区台場1-6-1デックス東京ビーチ1F
TEL : 03-3599-2828(直通)
営業時間:11:00~18:00(カフェエリアの入場は閉店60分前に締め切ります。)
営業日:年中無休(デックス東京ビーチの休館日に準ずる)


平凡社ねこ組
本書は2012年12月発行だが、その巻末に「引き続き“がらねこ”の写真を募集します」とある。
てことは、第2弾に愛猫の写真が載るかも!?

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