メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

ドラマ『配達されたい私たち』(2013)

2013-07-22 13:34:07 | ドラマ
ドラマ『配達されたい私たち』(2013)
原作・脚本:一色伸幸 監督:古厩智之、小林聖太郎
主題歌:♪虹をつかむ人/佐野元春

出演:塚本高史、栗山千明、長谷川京子、堀部圭亮、柄本佑、須田瑛斗、西岡馬、有森也実、
榊英雄、藤田弓子、柳家喬太郎、大和田獏、石黒賢、佐藤二朗、黒谷友香、京野ことみ、
海東健、大地康雄、中尾明慶、柳下大、中村育二、根岸季衣、田畑智子、近藤芳正、一色洋平、古村比呂 ほか

佐藤二朗さんが出てるってことで見てみたv


【内容抜粋メモ(ネタバレ注意)】

●第1話 「澤野始は家族を見た」
床屋を営む岡江有(栗山千明)が首をカミソリで切ろうとしているところに
「7年前の手紙です」と澤野始(塚本高史)が配達にくる。
それを読んで「あなたは誰?!」とついて行くと、始が妻子と暮らしているマンションに着く。

澤野始はうつ病。妻が生計を立てている。
自殺しようと思い、「やるなら今だ」と紐を買って、閉鎖した映画館に入って試すが失敗。
席の奥に郵便屋が置いて行った帽子と鞄、手紙が見つかる。
ほとんど水に浸かっていた中で無事だったのは7通だけ。
その1通ずつを配達することで、自殺の決意を固めようと思ったという。

2通目は、魚屋のおばあちゃん(藤田弓子)宛の旦那さんからの手紙
古希のお祝いに立川談志の寄席チケット2枚が入っていた。
感激して感謝するおばあちゃん。「死んだ人はイジワルだ」と漏らす。

有は、自分宛の手紙を始に読ませる。それは、小さい頃、母と逃げた男から。
母は自堕落だったが、その後病気になり「私が死んだら、その灰でダイヤモンドを作って、有に贈って欲しい」と頼む。
ダイヤモンドのピアスは高校の時に届いた。これで理由も分かって感謝するとともに、
始が死んでしまったら、息子の輝くんも妻も悲しむと自殺を止めようとする。

「子どもって自分が傷ついていることに気づかない。気づいたら血まみれになってる。
 子どもって原因が分からないと自分のせいだって思い込む。それキツいんだよ



始の父も病死している。なんだか台詞回しが舞台劇みたい。
映画館で観てたのは、バスター・キートン!
大船が舞台で、巨大な観音さまは、圧巻/驚 一度、観に行ってみたい。


●第2話 「澤野始は夢を見た」

 

オリンピックに2度も行ったマラソン選手の国城(石黒賢)に7年前の手紙を届ける
以前、よく国城を撮っていたカメラマン・勇(佐藤二朗)からだった。
彼を呼んで、みんなでお好み焼きを食べよう!と計画する有。
「心は見えない。外からも、わたしからも」

始の妻・正美(長谷川京子)と鉢合わせになる有。自殺を計画していることをふせて「治療のために手紙を届けている」とウソをつく。
始はシンガポールでなんでも屋をしてたジャーナリスト志望だった。
妻「始がうつになって2年。原因は私なの」

勇はアルコール依存症とベーチェット病を患い失明寸前。
「今度飲んだら死ぬって言われてて、もう3年飲んでません」
横浜で若手にスパートを教えた国城を目標にして介添えをつけて走ることが夢。
「You already won.」

佐藤さんは報道カメラマン役。いつになくシリアスに演じてた! 冗談は一切なし。
観音さまは夜ライトアップされるのか


●第3話 「澤野始は友を見た」
友人レイコの手紙を届けた相手は亡くなったばかりで葬儀をしていた。
もう1通は看護師・笑子(黒谷友香)。ダイビングで会った友だち・りつ(京野ことみ)からの手紙だった。
「一番苦しまない自殺法を教える」と言われて話に付き合う始。

りつは骨肉腫で脚を失って「会いに来てくれ」と懇願していた。
笑子はりつが好きだった高橋くんにも嫉妬して奪ったことを後悔する。
約束していた自殺のクスリは、とても苦しむ方法。
「ちゃんと生きなきゃ死ねないの。それが救急病棟にいる者の思い」

正美は、輝を連れて家を出る。
新型うつと診断されてる通称・軍艦は、2ヶ月ぶりに会社に行ってずっとトイレにいた。
診断書さえ書けば、障害手当てで一生遊べるってなんだろう???

いつまでも変わることなく友だちでいよう 明日の日を夢見て希望の道を
この下校の時の歌を思い出して泣いた始。



笑子なんて名前あるかなぁ? でも、この強気な感じステキ。
私も一度ウミガメさんと泳いでみたい
私の小学校の下校の時の音楽はエデンの東 これを聴くと、いまだにどこか奥のほうが寂しくなる。
昔の名画音楽って、切ないメロディが多いよね。


●第4話 「澤野始は父を見た」
6通目は、教師に宛てた教え子からの手紙
学生時代に財布を3つ盗んだのは自分だという告白で、罪をかぶったススム君を許してあげてという嘆願だった。

始の父も中学教師。自分も罪をかぶって高校を中退させられ、ジャーナリストを目指した。
「人の手本になる。それが教師という仕事だ」
「悪事千里」「教師は思考や政治的偏向を知られてはならない」(へえ!そんなルール知らなかった/驚

ニッチ産業? 戦場の前線を取材するのはフリージャーナリスト。それがテレビ局などに買い取られる。
イラク戦争で一攫千金を求めて大勢のジャーナリストが集まった。
始は怖くなって日本に帰る。正美が妊娠し、3つの雑誌に断られたショックもありプロポーズし、旅行代理店の添乗員になった。
翌年死んだ父は、別れ際に見せた蔑んだ眼が永遠になった。



「おやじは、オレの臆病を見抜いてた。誤魔化し疲れてこの病気に逃げ込んだんだ。
 なにをしていても逃避じゃないかって思える。そう考えると辻褄が合う」

教師「喋りたがる人は、実は聞きたがっている。
   過去は変えられないが、その意味はいつでも変えられる」

「教師も父は神じゃないから間違う。お父さんはキミを責めたんじゃない。心配し、揺れていただけだ。
 頑張れ!成せばなる!」と禁句連発で叱る

シンガポールでお世話になった恩師が戦地アフガンで行方不明になった記事を読む
「本当は責めてたのは自分自身。父はオレを映す鏡だった」


●最終話 「澤野始は言葉を見た」
最後の手紙は、「死刑制度に反対する市民ネットワーク」に参加していた女性。
叔父に暴力をふるわれる兄妹(こんな鬼みたいな叔父の家早く出ちゃえばいいのに
妹のために叔父と近所の女性を殺してしまった兄。
その男と2年間文通して、女性は婚姻届を送ったが、その返事は届けられることなく、別の人と結婚してしまった。

始の主治医「がんは原因が分かったといっても治るわけじゃない。うつ病も同じ」

始が書き始めて終わりまで書けなかった「ちくびくん」のお話のつづきを有が書く。
「ぼくは、輝くんの胸のドキドキを感じてる。そんなのが身体にあってもいいんじゃないの?
 ここがいい。わたしがここにいたい」

「希死念慮」は、うつ病の回復期に多い。
「韓国やリトアニアに比べたら、日本は自殺率5位。まだまだだ」
前回未遂した劇場でクスリを大量に飲んで、また計画を実行しようとする始。

その前に正美の手紙を読む
「あなたをうつにしたのは私です。あなたを手放したくなくて、
 ジャーナリストになる情熱を奪ったことで生き甲斐を奪った。わたしの性(さが)が招いた」
昆虫採集セットを買った意味がちょっと分からなかった???

「すべて逆だよ。輝のおむつ替える時、手についたウンコの臭いが好きになった。
 オレは穴に転んだだけで、穴に理由はない。
 もしこの次、眼を開けて、生きてたら、旅をする」

1年後、澤野は旅に出て、写真を撮り、ツイッタにつぶやく。
「あなたと歩くことで、その日の悲しみを倍にしよう
 あなたと歩くことで、その日まで温度を感じていよう」




始は、そもそも戦争なんて撮りたくなかったんじゃないかな?
むしろ、生を撮りたかった。そのための長い旅だった。そして、これからも。
要所、要所にかかる佐野元春の主題歌がイイ。

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10代のための「神との対話」(PHP研究所)

2013-07-22 10:04:03 | 
10代のための「神との対話」(PHP研究所)
ニール・ドナルド・ウォルシュ/著

その1
その2
その3のつづき

**********死と苦悩********************

Q:神さまがみんなを幸せにできるなら、なぜこんなに大勢が苦しまなければならないの?
A:
人類はずっと「苦しみはいいことだ」と教えられてきた。
ヒトはそれを信じて、意味のない苦痛を耐え忍んできた。
私はヒトに苦しんでほしいなどとは思わない。ヒトに選択する自由を与えたからだ。


Q:ひどい病気になったねこ安楽死させました。獣医が「それが唯一私たちにできる人道的なことだ」と言ったから。
  でも、動物にしていいことでも、ヒトにすると、地獄に送られますよね?
A:
私は誰も地獄に送ったりしないよ。
どんな生き物も、意味のない苦しみを味わうべきではない。
医師らはいつもそうしている。けど、法律は認めていないことに注意すべき。地獄ではなく、刑務所に送られてしまうからね。


Q:なんでそんなバカげた法律を作るんだろう?
A:
意味のない法律を変えることは、新しい世界を創造するためにできることの1つだ。


Q:なぜ苦痛をなくさないの?
A:
ヒトの苦痛の因(もと)になっている状況は人が作ったもの。
だから簡単に自分たちでなくすことができるが、そうしようとしない。
ただ行動を変えるだけで、ヒトの病気はほぼ全部予防できる
たとえば、タバコを止める、動物の肉を食べること、銃やドラッグが簡単に手に入る状況を阻止すること、
有害な化学物質を撒き散らすのをやめ、資源を使い切ってしまうのを止めれば、多くの死と苦痛を避けられる。
ヒトは決断できる。ウソや隠し事、偽善をやめ、真実を語り合うこと。


Q:なぜそうしないんだろう?
A:
目先の利益のため。それは近視眼的で、長期的なダメージに気づいていない。
何かを決める時、もうすこしだけ先を見るようにすること。
これから先の人生の一部を、いま、この瞬間に作り出しているということ。

いま、この瞬間の選択と決断は、人生全体に影響する。

人生のほんとうおの意味や役割についての情報が公になり、理解できるようになったのは、まだ、ごく最近なんだ。


Q:ヒトの苦しみは、いつになれば終わるの?
A:
「癒し」は「祝福」と呼ばれ、そこから起こる治癒は「奇跡」と呼ばれる。
「痛み」と「苦しみ」は同じじゃない。
「痛み」は身体と心が感じることで、「苦しみ」はあなたがそれに貼り付けるラベルだ。
母親は赤ん坊を産む痛みを「苦しみ」とは思わない。
「痛み」があることで達成できる目的を見出し、「痛み」をあなたの経験を作り出すためのツールと考えて、それを使うんだ。


Q:なぜヒトは死ぬのか?僕の人生は誰かの夢なのか?
A:
ヒトは死なない。形を変えるだけだ。
魂になり、また人になりたいと思ったらいつでもそうできるし、ヒト以外のかたちにもなれる(にゃんこにも
すべての生命は循環している。それぞれの固体として現れ、またすべてへと帰る。これを永遠に繰り返すのだ。

あなた自身が地獄という経験をつくりだし、それを経験できることは確かだ。
ほんとうの自分を思い出すことは簡単すぎて驚くほどだよ。
笑顔、優しい言葉、愛を表現することだ。

「天国」という場所は存在しない。精神の状態を示している。そうであるという「気づき」だ。
あなたが「死」と呼ぶことは、夢から覚めること。


Q:私の父は、私が小さい時に突然死にました。その理由が分からないんです。
A:
死を決めているのは神ではない。
悲しみは、取り去るべきものでもない。
あなたは悲しみを、自分やほかのヒトを助けるために役立たせることができるかもしれない。
あなたが経験した大きな悲しみは、時にヒトを情け深く、繊細に、思いやり深くする。

人生に「すべきこと」はない。遂行しなきゃならない使命もない。あるのは、選ぶことだけ。
いつも何度でも、いまの自分にとって何が喜びと平和をもたらすのか問い直してみることだ。

あなたはすでに、友だちがちょっとアドバイスが欲しい時にあなたのところにやってくるのに気づいている。
あなたのバイブレーションは悩みや痛みをもつヒトへの深い思いやりのエネルギーをもちはじめている。
あなたのお父さんが、あなたが小さい時に死んだことは、あなたの魂の旅立ちでもあったんだ。
魂が間違ったタイミングで身体に入ったり出たりすることはない。早すぎたり、遅すぎたりすることは決してないんだ。


Q:チャネラー(霊媒)とかサイキック(霊能者)はほんとう? なぜ霊は直接接してこないの?
A:
霊はコンタクトしているよ。そのためにサイキックやチャネラーが必要なわけじゃない。彼らは助けになるが、頼る必要はないんだ。
死んでしまった愛する人たちは、あなたが彼らを思った瞬間、満面の微笑みと喜びとなって訪れ、愛を注いでくれるんだ。
あなたが、彼らはいないと思えば、あなたを取り巻く彼らのエネルギーは失われて、経験できなくなる。

魂と霊は同じもの。あなたは3つのパートでできている。身体、心、魂だ。
身体はあなたの一部で個々に分かれているもの。
心(感情・知性)は、魂と身体の間にかかる橋。
魂があなたの霊であり、本質。

身体はあなたではなく、あなたが持っているもの。
心はあなたが使うもの。
魂は見つけるものではない、それはいつもそこにずっとあったことに「気づく」だけ。
それを理解したら、あらゆる考えを手ばなし、頭を空っぽにして、経験へと飛び込むんだ。

「祈り」というのは、ただ素直に願いを持つことだ。
率直な希望・願望、「ありがとう」という気持ち、それ自体が「祈り」だ。

雑念を振り払い、、心を静めて、1つのことに集中することも瞑想、音楽を聴くのも瞑想になる。
何に集中するかをよく選ぶこと。
日記を書くことも役立つ。ほんとうの自分を発見し、真実をはっきりさせるからね。

サイキックは、特殊な才能をもつ特別なヒトではない。能力的には、あなたとなんら変わらない。
あなたの中で小さな声で語られている知恵や気づき、霊との結びつきを「スピーカー」のように大きくしているんだ。
「本物のサイキック」は、あなたの持っていない能力を、自分が持っていると信じ込ませようとはしない。そこで判断できる。


Q:ボクはいつ、天国に行くの?
A:
「地上の楽園」とは、あなたが、今まさに生きている人生のなかで、ありとあらゆる喜び、驚き、ワクワクする興奮を経験することだ。
「いつ死ぬのか?」という質問ならば、本来、身体は、あなたが思うよりずっと長くとどまることができる(
あなたが、死んだ後に起こることを怖がれば、あなたは「死」を恐れるようになる。
逆に、はっきりと知っていれば「死」に安らぎを感じるだろう。
スピリチュアルな世界でも、あなたが思い、考え、信じることによって、経験を創造する。
地獄などという場所はない。だが、地獄のような経験を創造することも可能だ。
なんでも、あなたが思った瞬間に経験できる。


Q:天国では、先に亡くなったヒトたちに会える?
A:
あなたは死ぬ瞬間、先になくなった愛する人たちにとりまかれる。愛と喜びで、あなたを導いてくれる


**********その他の謎********************

Q:人生には意味がない。
A:
そう。人生には意味がない。あなたが意味を与えないかぎりね。
あなたは行動によって、人生の意味を宣言している。


Q:がんの治療法はある?
A:
どんな病気でも癒すには3通りの方法がある。
予防:生活習慣を変える、DNA情報の変換など
予防できなかった内臓や組織を修復させる方法:幹組織(ステムセル)であらゆる部分を再生可能
ただ、信じる力。

近い将来、人類はこのすべてを理解するようになる。すべてはとても簡単なことだと理解するんだ。
私は教科書をあげた。あなたがたが、その教科書なのだ。身体の働きを観察して、メカニズムをよく調べるんだ
身体のどんな部分にも変化できる奇跡の細胞を研究しなさい(これはもう始まってるよね/驚

たくさんの科学や、医学的な発見は、否定されるか、無視されてきた。
新しい見方は、ヒトのこれまでの定説、観念を根底から揺るがすからだ。


Q:誰かに復讐したいと思うのは神らしくないこと?
A:
ヒトは長い間、「復讐する神」を信じて、自分の復讐心を正当化してきた。
神に似せ、神をかたどって創られたはずの人間が、逆に、人間のような神のイメージを創りあげたんだ。

私に害を与えたり、傷つけたりすることは不可能だ。ダメージを受けたと思うなら、それ自体がすでに「神らしくない」。
でも、だからといって、自分を責めなくていいんだよ。
そう思うのは、ただ「ほんとうの自分」を忘れているだけなのだから。
すべては魂の成長、進化へのプロセスだと分かるだろう。


Q:なぜ、黒人と白人がいるの?
A:
自然科学上の理由は、重要ではない。
肉体のある人生の進化は、魂をその目的地へと運ぶための装置だ。
自分たちの間に「違い」を作るために遺伝的な道具を使ってきた。
なぜなら、あなたでないものがなければ、あなたはいないのだから。

雪の結晶の旅は、魂の旅の完璧なたとえだ。
この世に2つとない個性を持って、神の世界から舞い降りてきた。
地上には、あなたと同じように美しい個性を持つほかの者たちと一緒になって、より美しい景色を作り出す。
やがて、あなたは形を変えて、1つに溶け合い、天へと昇る。来たところに帰り、再びサイクルがはじまる。


Q:いまの結婚の定義は?
A:
結婚はヒトがつくった制度だ。だからといって、それ以外の愛は神聖じゃないのか? それはあなたが決めること。
私の仕事は、あなたをひたすら純粋に愛することだ。私のことを親友だと思えばいい。
愛について、あるいは他のどんなことについても「恐れ」から決めてはいけない。

理解あるところに、非難なし。


Q:幸運のお守りとして十字架をつけているけど、たいした効果がありません。
A:
お守りが幸運を運んでくるのではない。確信することが、人生にいい結果をもたらすのだ。
十字架をつけたからといて、信仰を表わすことにはならない。
毎日、教会などに通っても同じこと。
人生は、それ自体、必ずうまくいくようになっている。


Q:私にも天使が見られますか?
A:
あなたの人生にいるのは、みんな天使だ。
彼らはあなたの人生にやってきて、彼らの役を完璧に演じる。
天使は、決して迷わない。
彼らはあなたの人生に出たり入ったりしては、あなたにちょうど必要なものを、ちょうど必要な時に運んでくる

天使に出会うために、外に出る必要もない。
鏡をのぞけば天使が見える。あなたが天使なんだ
慈悲深く、辛抱強く、親切で、寛大で、人を助け、優しさにあふれ、繊細で、理解し、許し、守り、勇気づけ、導いてくれる存在だろう。

存在から産まれてくる行為への情熱。
頭で考えない、損得を計算したりしないで、ただ行動に移していこうとする情熱だ。
完全な安心と、絶対的な愛のフィーリング

夜みるは、肉体をまとって動いている魂が、日々のはざまで休息するところだ


Q:18歳で国のために死ぬのは許されて、ビールを飲むのは許されないって、おかしいんじゃないか?
A:
ほとんどの人たちが、子孫は自分に属するもので、子は親に従うべき、それが彼らの権利だと信じている
社会の法律や規範は、それを反映するもの。

なぜ、コントロールしなきゃいけないと考えるのかといえば、彼ら神を「恐れ」ているから。
彼らが持つパワーは、ひたすら他をコントロールするために使われている。
だが、あなたの持つ力は、創造するためにある。


Q:神さまを作ったのは誰?
A:
私は生命そのものだ。これまでいつも存在し、これからいつまでも存在するもの。
私たちは表現する生命なんだ。

あなたの生命は続く、永遠に。今の身体から出て行った後も、
そうしたければ、そのアイデンティティーを持ち続けることもできる。
それがもはや役に立たなくなった時、あなたは「ワンネス(ひとつであること)」に溶け込んで、個別化されたアイデンティティーは消え去る。
これを「ニルヴァーナ」と呼ぶ人もいる。自我も欲も消え去った状態だ。

あなたは、すでにあなたが望むもの、そのものだ。だから「欲望」は、あなたの経験から消え去る。
「ひとつ」では、欲しがることもなければ、必要なこともない。最高レベルの幸せだ
そこでは、原初のバイブレーションに同調し、刺激されて、再び個別化した一部となるんだ。

このプロセスは、あらゆるレベルで生じている。
楽しんですることならなんでもいいんだ。精一杯生きること。

楽しんで、喜びを広げ、愛し合うこと。

すべての源から、それぞれかたちに創造され、生まれ、湧き出るもの。それが、宇宙の「ステムセル(幹細胞)」だ。
あなたの身体は、宇宙の青写真を含有している。
ステムセルは、2つの神のような特質を持っている。

不滅であること。
トランスフォーマー(変幻自在)だということ。

人は19世紀の終わりに、ステムセルを知った。
生命の神秘がすべて、あなたがたの身体のメカニズムに組み込まれている。
科学的にも、スピリチュアルなレベルにおいても。


**********最後の質問********************

Q:神さまがもし、いまの社会で1つだけ変えられるとしたら、何を変えたいですか?
A:
信念。あなたとわたしは「ひとつ」だということ。生命が永遠で、はじめも、終わりもないこと。
これを実現させるたった1つの方法は、あなたを通して行うことだ。

いま目に見えている状態は信念を反映しているにすぎない。人々の信念を変えなければならない。
ものごとの動向や状況を変えるのは、その場しのぎだ。
ほんとうに世界を変えたいと思うなら、もっと長期間の解決を求めるなら、信念、思い込みを変えなくてはならない。

信念が行動を生み、行動が状況を生み出す。

人間には10の幻想がある。
1.生き延びるためには「必要なもの」がある。
2.人生の結果は疑わしい。必要を満たせないこと、「失敗」がある。
3.私たちは、バラバラに「分裂」し、神と切り離されている。
4.すべてのものには限りがあり「不足」している。
  必要なものは足りないから、なんでも「競争」で勝ち取らなくてはならない。
5.勝って生き残りたいなら、幸せになりたいなら、神に愛されたいなら、果たさなければならない「課題」がある。
6.課題を果たさなければ、「裁かれ」、そこから逃げることはできない。
7.裁きの結果、「罪」を宣告され、断罪され、「罰」が下る。
8.あらゆることに「条件」がある。
9.競争に勝った者がすぐれている。「優劣の差」がある。
10.真実が分かるはずはない。人間は「無知」である。

人類の目の前にある(人類を破壊してしまう可能性)問題が現実であることを、はっきりと理解する人が増えてきた。
いまは非常に重要な時だ。

ヒトは、「駐車場を見つけよう」などと、小さなことならオリジナルパワーで実現しようとするが、
大事に対して使おうとしない。できると信じられないからだ。
一方、ネガティブなことでも、小さなことなら「ギフト」と捉えることができて、
大きくなると「不幸・悲劇」と呼ぶ。
マスターは、オリジナルパワーを何に対しても使うことができるヒトたちのこと。

何をする時も思いっきり楽しむこと。
なんでも楽しもう
喜びを広げよう。
みんなと愛し合おう

これは、私からの誘い。
これは、あなたの夢。
これは、私たちの、さらなる冒険の旅なのだ。


【ニール氏による“おわりに”メモ】
この本の目的は、キミを、キミが知っているところ、愛へと連れ戻すこと。
機は熟した。
この宇宙的規模の変化の時に、私たちの年代の人々も近づきはするが、全部を見届けることはできないだろう。
しかし、10代のキミたちは、その真っ只中を通っていく。すべて経験するんだ!

キミはいま、ここに偶然生まれたわけではない。
でも、その意味は、この世界をどう生き、何になるかは、キミが決めることなんだ。

私たちはひとつ。


【訳者Nana、Joeによるあとがきメモ】
ニール氏は、家族も、住む家も、仕事も、心身の健康も失い、絶望のどん底で、ある真夜中、
神に文句と疑問でいっぱいの手紙を書いて、怒りをぶつけた
すると、神から返事がきた。彼の右の耳に囁きかけてきたのです。
「あなたは、これらの質問に、ほんとうに答えが欲しいのかな? それとも、ただ鬱憤を晴らしたいだけかな?」
「もしも答えがあるのなら、絶対に聞きたいです!」
こうして、彼と神との対話が始まった。


【著者ほか紹介文メモ】
ニール・ドナルド・ウォルシュ
NPO「グループ1000」を設立。
DVD「ザ・シークレット」出演。
ライフ・ストーリーを描いた映画「神との対話」製作。
インディゴ・チルドレンを描いた映画「インディゴ」出演。
自筆シナリオ「ワン・ボディー」を自らの劇団を率いて上演。
現在、オレゴン州アッシュランドの森に暮らしている。

●Nana
心理カウンセラー、。
AFC(子ども時代のためのアライアンス)会員。

Joeと1人でワークショップやセミナーを開始。
19歳から始める最高のライフレッスン・シリーズ1~3巻がある。

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