花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

韓国済州島⑤観光地としての済州島(3)

2008年04月08日 | 海外旅行「韓国」

 【太王四神記のオープンセット】
 済州島の観光の目玉として新しく登場したのが、ドラマ「太王四神記」のロケのために作られた猫山峰のオープンセットだ。何もない平原に突如として作られたこのセットは、高句麗国の風俗を想像して、1年もの月日と大変な費用をかけて作られたのだという。
 そのセットは、まるで1つの小国がそこにあるように再現されていた。
 特に最も大きな王宮は見事に作られていたし、ドラマの様々な場面を撮影できるように、楼閣、商人街、飲食店、小川、橋、見張り台、鐘楼なども当時を想像できるように作ってあるのだ。私には京都の太秦の映画村よりも立派な感じに思われた。
 ここにも韓国が将来に渡って映画やドラマ、音楽などの文化をアジアのみならず、世界に輸出して外貨を稼ぎ出そうとする文化戦略とその並々ならぬ強い意気込みが見て取れた。
 このドラマは先週土曜から毎週、NHKで放送されるので、私は見てきたオープンセットがどの様に使われて撮影されたのかも興味を持って見たいと思っている。

   

 【天帝淵瀑布】
 遙か遠くに白い柱のように見える滝である。その滝壺には夜行性の大ウナギが生息しているらしい。
 傍の天帝園には韓国人にとって縁起の良いと言われる動物を5匹集めて作った噴水があった。
 竜は出世、亀は長寿、鯉は子孫繁栄、豚は金満、雄鳥は夫婦円満を実現させてくれるのだそうだ。真ん中に作られている壷に、上手く賽銭を投げ入れる事ができればの話だそうだ。一度に人生の幸運を全て手にしようと考える韓国人の考え方が、私には随分滑稽で欲張りに思えた。
 また、公園に掛けられている大きな赤い太鼓橋には、天女が舞い降りたという伝説にちなんで、真っ白い天女の浮き彫りが何体も橋桁に貼り付けられていた。これも日本人には違和感のある韓国的な美意識だなと思った。

  

コメント
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