今年もまだ見ぬ国や場所の旅行をしたい。年明け早々だが、H旅行社の札幌支店が企画催行している新千歳空港発着の「マレーシア旅行6日間」に参加する事にした。
前にも書いたが、冬場は雪害で新千歳空港が閉鎖することがあるため、成田空港発着のツアーは不安で申し込めないからだ。(その場合、自己都合で旅行をキャンセルしたとされるそうだ)
新千歳空港からマレーシア行きは出ていないため、今回は、一旦、大韓航空機でソウルに行き、そこでクアラルンプール行きに乗り継ぐのだ。だから行きも帰りも乗り継ぎ時間を入れると長くなるが、今の私には時間だけはたっぷりある。別に急ぐ必要もないので、ゆっくり行きたいと思っている。
1日目の6日は、新千歳空港発9;00→ソウル着12;15、ソウル発16;00→クアラルンプール着21;50の予定。マレーシアの時差はー1時間なので、合わせて飛行時間は10時間にもなる。
2~5日目まで、クアラルンプール、キャメロンハイランド、パンコール島、ルム、マラッカを回る行程になっている。
今回の行程中、私が1番行きたい場所は、高原の町「キャメロンハイランド」だ。
マレーシアはほぼ赤道に近い位置にあって、年中日本の真夏並みの気候なのだが、「キャメロンハイランド」などの高原地域は、標高が1800m程度の場所にあるため、年中春秋の様な爽やかさだという。おまけに物価も安いため、仕事をリタイヤした日本人高齢者に1番人気の場所で、沢山の人達が長期滞在をしている所なのだそうだ。だからどんな所なのかを実際に見て見たいのである。
今回事前勉強をしたら、第二次世界大戦の前、「キャメロンハイランド」に日本人がまとまって移住し、農業を手掛けたというが、戦争状態に入るために引き上げたらしい。しかし、その後を引き継いだマレーシア人が、高原野菜で成功を収めているという。
また、今回はマレーシアの飛び地である「カリマンタン島(ボルネオ島)」には行かないが、その島の北側にある「サンダカン」という町は、「からゆきさん」といわれる明治女性の民衆史を研究して書いた作家、山崎朋子の代表作『サンダカン八番娼館』『サンダカンの墓』の舞台として広く知られている場所でもある。日本が貧しかった時代には、日本の若い女性たちが売られて行った国の1つがマレーシアなのだ。
勿論、第二次大戦中は日本軍の東南アジア侵攻とも縁のある国なので、それなりの覚悟をして行きたいと思っている。
帰国は11日。それまでしばらくブログを休むので宜しく。