花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

マレーシアの旅(6)

2012年01月19日 | 海外旅行「東南アジアⅢ」マレーシア、シンガポール

≪油やし生産と大理石の採掘≫
キャメロン・ハイランドからバスで2時間程降りると、道路の両側に油やしの林が続いて現れた。
ガイドの説明では、フランスが植民地にしていた時代にアフリカから持って来て栽培が始まったという油やしには、食用のパーム油を採る種類と工業用、バイオ燃料用の油脂を採る種類があるそうだ。しかし木を見ても区別が良く分からなかった。1度苗を植えて育てても20年持つ木は5%しかなく、ほとんどが5年で駄目になるので、また苗を植えるそうだ。
ジェトロの発表をネットで調べたら、マレーシアの2010年上半期の実質GDP成長率は+7.2%だ。(これはすごい!!)
建設業、天然ガス、石油がけん引役となり、パーム油、天然ゴムの生産増加も貢献しているそうだ。そういえばアジア各国で目にしたホームレスは、今回のマレーシアの旅では1人しか見かけなかった。(ガイドの話では、天然ゴムはボルネオ島のマレーシア領で栽培されているらしい)
ガイドは、油やしは土壌から肥料分を大量に奪うので、その後に他の作物を植えても育たないと言っていた。また、油やしの林はネズミが繁殖するので、天敵の蛇を放しているのだという。最近では夜行性でないフクロウも飼われているそうだ。

 

少し行くと、白褐色の山肌がむき出しになった山が幾つも現れた。ここは大理石でできた山で、採掘をしているのだそうだ。世界中に大理石が採れる場所があるが、山を見たのは初めてだった。

 
≪パンコール島のリゾート≫

大理石の町「イポー」で中華料理の昼食を食べてから、さらにバスで南西に1時間半行くと、マラッカ海峡沿いの「ルムッ」に着いた。
そこから小型船に乗り変えて30分程で沖合の小さな島「パンコール島」に着いた。
私たちのホテルは、船着き場からほど近い島の北側にあって、その他のホテルが見当たらない地域だった。
広いロビーは、南国風で屋根だけの開放的な吹き抜けに作られていて、気温は30℃はありそうなのに風が吹き抜けて涼しかった。広いプライベートビーチがあるリゾートホテルなので、1階の部屋はベランダから海辺へ出られるようになっていた。プールやテニスコートがあり、野生の猿と孔雀がいた。
私たちの部屋は大分古い作りの様だったが、レストランの食事は豪勢だった。

  

  

 

翌日、オプションの島めぐりツアーがあったが、私はホテルでゆっくりしたかったので参加せず、海に入ったり散策をして午後2時までのんびりと過ごした。海は遠浅で水温は高かった。ホテルの傍にコンドミニアムも沢山建っていて、外国人らしき長期滞在者が沢山いた。こんな所に居ると、真冬の北海道を忘れてしまいそうだった。