花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

中国「武陵源」の旅(3) 『袁家界』

2012年06月01日 | 海外旅行「中国Ⅲ」西安、シルクロード、七彩山・武陵源

《観光初日ー張家界から武陵源の②『天子山自然保護区』の『袁家界』の絶景観光》
30分で『宝峰湖』の遊覧船を降り、一端、ホテルがある町に戻った。改めて高い塔が目印の「武陵源入場券売り場」に行き、相乗りのグリーンバスで揺られながら2000の岩峰を有する『天子山自然保護区』の入り口に向かった。
ここでは入山する際、一人々々、右手の親指の「指紋カード」を作られた。
できた「指紋カード」を持って「天子山ロープウエー」の乗り場に行き、1台に5人ずつ分かれて乗り、遊歩道の入り口まで一気に登った。
途中、「土家族」の女性たちが茹で栗などを売っていた。

遊歩道では約50分間、整備された石段を上り下りしながら天子山地区の絶景を臨める展望台数箇所に立ち寄って写真を撮った。相変わらず濃霧が立ち込めていて余り見通しが良くなく、撮った写真がどのようになっているか心配だった。
264k㎡もあるという武陵源地区の岩峰は全部で3000位あるらしいが、どの山も太古の昔は海底にあった地層で、それが数度にわたる地殻変動で隆起した後、長い年月風雨にさらされたために削られてできた地形だと言うから驚く。
石の階段には古生代から中生代に海中にいた筒状の貝など当時の生物の化石が沢山残っていて驚いた。

   

深い峡谷と石峰を見渡せる展望台からの展望は、霧が立ち込めていたのにもかかわらず素晴らしいの一言に尽きた。
しかし一箇所の狭い展望台にロープが張られ、映画「アバター」の巨大鳥の模型が置かれていて、そこで観光客の写真を撮る商売をしている人達がいた。そのため私達はその展望台に入る事ができなかった。写真を撮ろうとするとカメラの前に手を出されて邪魔された。
世界遺産の一部が特定の商売人に占拠されている事を腹立たしく感じたのは私だけではなかっただろうが、多分これが賄賂が横行する社会の一端なのだろうと思った。

   

   

最後に岩峰の岩肌に垂直に設置され、屋外のエレベーターとしては世界最高の高さがある『百龍エレベーター』で下山した。下山後、そのエレベーターを見上げて写真を写した。

  

この日は朝から計2時間半にわたって硬い石段が続く遊歩道を上り下りしながら散策した訳で、最後の方では足が痛くなった。
その晩はホテルでゆっくりと浴槽につかり、自分で足をマッサージして湿布を貼って寝た。

 ※枠で囲まれている写真をクリックすると拡大します。

コメント (6)
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