12日に無事イギリス10日間の旅から帰宅した。
翌朝からは庭の草取り、水やり、野菜の間引きなどに精を出し、ようやく気持ちも落ち着いたので、これから少しずつ旅行記を書きたい。
《観光の印象》
英国の正式な国名は、グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国であり、イングランド、スコットランド、ウエールズ、北アイルランドの4つのエリアが連合した王国なのだ。
今回の10日間の周遊では、旧スコットランドの首都だったエジンバラを振り出しに、イングランド北部から中部、南部へとバスで移動し、世界遺産を観光してロンドンから帰国した。時差は夏時間で、日本のー8時間だった。
6~10月の英国の降水量は東京の3倍(9月は4倍)なので、8日間いた内の6日間もが小雨模様で、北海道の5月の様に気温も低く寒かった。
しかし、暖流のメキシコ湾流の影響を受けるため北緯50~60度にあるにもかかわらず気温が零下になることは無いらしく、すでに石楠花や薔薇などの花が咲き誇っていた。
また年間の最高気温は、北のエジンバラでは18度、南のロンドンでは20度ちょっとであるという。
地質では、車窓から見た所、表土が薄く、スレート様の岩石が多い地質のため、農業に適す土地は限られているようだった。そのためか牧草地が多く、石を積み上げて境界を作り、その中で、羊、牛、豚を放牧する牧歌的な光景が何処までも続き、まるでニュージーランドを思わせる景観に驚いた。
さらに地震がほとんどない国という事で、古い民家や建造物の大半は土中から産出するこの石を積み上げて作ったものだった。
今年はエリザベス女王が1952年に即位してから60周年に当たる。丁度、ダイヤモンドジュビリーの4日間の祝賀行事とぶつかり、どこに行っても祝賀ムードがあふれていた。学校は休日だったらしい。
また、ロンドンが今年の第30回夏季オリンピック(7月27日~8月12日)の開催地でもあるため、全体として明るい雰囲気に包まれた様子だった。