花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

「イラン」の旅(3)

2015年10月17日 | 海外旅行「中近東Ⅰ」イラン
≪行きは「カタール」の「ドーハ」で乗り換え、「イラン」の「テヘラン」へ≫

今回は成田空港発22;20の「カタール航空」で飛び立ち、11時間55分後に「ドーハ」に着いた。
機内のエコノミー席は30%程度が空席だったので、私は後部の窓側3席の空席に移動し、身体を伸ばして寝ることができ幸いだった。

日本と「カタール」の時差は6時間なので、到着の現地時刻は翌朝の4;15。
早朝にも係わらず「ドーハ」は、ヨーロッパや西アジア、アフリカの各国に行く乗り継ぎ客で溢れていて、ターミナルビルのセンターに置かれている黄色の巨大な熊のまわりも写真を写したり、待ち合わせたりする色々な国の人々が一杯だった。

「イラン」の首都「テヘラン」行きは7;20発なので、洗面したり、夜中も休まず営業している免税店などを1時間ほど覗いたりして過した。店には西アジアらしい雑貨や食品が溢れていた。

 



新たな飛行機に乗るために再度、安全検査を受けて飛行機の塔乗口に向かった。
私のリュックの外ポケットには、成田からの機内で貰った1Lのペットボトルに1/3程入った水を入れて置いたが、安全検査をパスした。

飛行機は定員120程の小さなものだった。「イラン」と日本との時差は5時間半なので、まず機内で時計の時刻を30分早く合わせ直した。
所用時間は2時間5分だったが、着陸する15分程前に、「女性はスカーフを被って下さい。」という機内放送があり、私も手荷物に入れて置いたスカーフを被った。

予定通り9;55に「テヘラン」に降り立つと、ムッとする暑さだった。前日の私の町の朝の気温は8℃だったので、凄い差だ。しかもこれからずっと「スカーフ」を被らなければならないと思うと、何だか女性であることが恨めしく感じられた。

スーツケースを受け取り、迎えに来た年配の現地ガイド氏の案内で大型バスに乗り込んだ。バスの中は冷房が効いていた。
バス内でガイド氏が「20ドル」を現地通貨「600,000リアル」に交換してくれた。「1ドル」は「30、000リアル」なのだ。
次いでガイド氏は、「会社から皆様へのプレゼントがあります。」と言って、「薔薇水」が入ったペットボトルをくれた。砂漠の国「イラン」では薔薇の栽培が盛んで、薔薇の花びらを蒸留して香料を抽出しているのだ。良い香りがする「薔薇水」は、化粧水として使ったり、お菓子作りの材料として用いても良いと言われた。
帰宅後香りを嗅いで見た。豊かな薔薇の濃厚な香りがする水だった。化粧水に少し加えて使っている。

間も無く凄い渋滞となったが、その中を昼食のレストランに向かった。