花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

「イラン」の旅(7)

2015年10月23日 | 海外旅行「中近東Ⅰ」イラン
≪「シーラーズ」市内観光≫(1)

3日目は3時のモーニングコールで起き、軽食を採ってから4時15分にバスで「テヘラン空港」に向かった。6時10分発の「シーラーズ」行きの国内線に乗るためだ。
「シーラーズ」は「テヘラン」の南方700kmの所にある高原の町だ。
途中、窓外に見えた景色は、赤茶けた山脈が延々と続くものだった。地図を見るとイラクの西側に連なる「ザーグロス山脈」だった。



「シーラーズ」は、標高1600mにあるため気候は穏やかで、緑と薔薇の町と言われている。
230年前に一時首都になった事があり、近郊には世界遺産「ペルセポリス」がある。
「チャドル」の下にカラフルな衣装を着る遊牧民が多いという。
こじんまりとした「シーラーズ空港」に着き外に出ると、噴水と花壇が迎えてくれた。高原にある比較的爽やかな町らしかった。

 

スーツケースをバスに積み込むと、早速市内観光に出発した。

①「ローズモスク(マスジェデ・ナスィーロル・モスク)」
この寺院は、池を挟んで南北に向いあった2つの「エイヴァーン」があり、その天井は鍾乳石状の飾り天井になっていた。また壁面は花や木などの植物を模様にした細かなタイルで装飾されていて美しかった。

 

        

西の絨毯が敷いてある礼拝堂は、中庭に面した壁にステンドグラスをはめ込んであって、太陽光に照らされた光が礼拝堂に差し込む時に作る模様が独特の雰囲気を作り出していた。見学は日が低い午前中が良いのだろう。



             

②「サアディー廟」
1921年に亡くなった叙情詩人「サアディー」の廟だ。30年間北アフリカやインドを放浪後「シーラーズ」に戻り、「バラ園」「果樹園」などの代表作を書いた人だ。
ペルシャ様式の庭園に多く見られる「糸杉」が多く植えられ、前庭はマリーゴールドやダリアなどの花で美しく飾られていた。