≪「エステルゴム」散策≫
二つの町は共に「ブタペスト」の北側にある。5日目は朝から晴天で、最高気温は28~29度と予想されていた。
まず「ブタペスト」からバスで1時間半で「エステルゴム」に到着。
この町にはカトリックの総本山の教会がある。
初代ハンガリー国王「イシュトバーン」が西暦1000年に「ドナウ川」を見渡すこの地で戴冠し、丘の上に「王宮」と「大聖堂」を築いた歴史を持つ。16世紀には、オスマントルコ軍の攻撃を受けている。
駐車場でバスを降り、添乗員について北側の「旧市街」方向に歩き出した。「バイチ・ジリンスキ通り」は緩い坂道で、その先には「王宮」と「大聖堂」があった。
①「大聖堂」
「大聖堂」は、高さ100m、直径53.5mのドームを持つ新古典様式の壮大な聖堂である。この国内最大の「大聖堂」は、カトリックの総本山でもある。
現在の建物は1822年から50年をかけて再建し、1856年の奉献儀式のミサでは、「リスト」が作曲した曲を演奏したという。
内部に入ると、窓から入った日の光が壁に反射して全体的に明るくなる様に造られている。祭壇の上部にある絵画「聖母マリアの昇天」は、イタリア人「グレゴレッティ」が描いた。最後の写真は、後部のパイプオルガン。
②「大聖堂」の庭から見た「ドナウ川」の眺め
(直ぐ下にあるのは「キリスト教博物館」)
(「マーリア・ヴァレーリア橋」を渡ると、そこは「スロヴァキア」の国境の町「シュトロヴォ」だ。元の橋は第二次大戦で壊され、2001年に再建された)
新市街から運行しているのか、タイヤ式「観光列車」が走行していた。