娘が、2日夜、苫小牧からフェリーに乗り、秋田ターミナルに着いてから正味3日間、自分の車で東北地方を回って来たと言って、6日午後に我が家に来た。
フェリー内は独占価格なので、レストランは高いが、彼女は乗船前に食品を買い込んで乗ったという。さすが親に似て節約家だ。(先日ニュースで、成田空港からアメリカに行く女性がインタビューに応じ、一抱えのパンを買ったと言っていたのを思い出した)
また、道路が混み合っている所でも、今では車載ナビがあるので、それほど迷わずに行けるのだろう。
私は40数年前に2人の子供を車に乗せて、夏にフェリーで通い続けて3年、東北を回った経験がある。下の娘はまだ2歳になっていなかった初めの旅は、洗ったおむつを車の後部に張ったロープで干しながら走ったりしたが、その頃より今はずっと道路事情は良くなっている筈だし。(3年目の旅は、新潟の気温が凄く高く、そのためか娘が熱を出してしまい、途中で全ての宿をキャンセルして帰宅した事もあった)
話しを聞くと、美術館や城などの観光場所は、観光客が一杯、並んでいたと言う。彼女はチケットの大半を予め取って置いたので、現地で並ぶ事も無くスムーズに入れたが、長時間並んでいるらしい人達からは白い目で見られたらしい。
「どこが良かったの?」と聞くと、「どこも良かったよ。」と素っ気ない返事。
仙台に行った時、「イケア」で色々買い込んだ品を見せてくれたが、使い勝手が良い「中サイズの小鉢」が4個セットだったと言い、2個くれた。また、珍しい模様の「冷凍ジッパー袋」も少し置いていった。
夕食は、私手作りの「ミートソース」で作った「スパゲティ」に、庭のニラを採取して作った「ニラの卵とじ」、それと生の「ホッケ」に少量の塩を振って天日干しした「焼きホッケ」、最後の保存じゃが芋で作った「ポテトサラダ」「トマト」を供した。
翌朝の帰り際、「ニラを持って行く?いるなら採ってくるけど…」と言ったら、「卵が無いから、卵もくれるなら要る。」と言う。全くあきれた娘だが、卵もケースに4個入れて持たせた。
ここから数時間運転しなければならないので、朝食後7時前に出発して帰って行ったが、まだ若いからできる行動だと、しみじみ思った。
私自身の連休は、菜園と「セルトレイ」に夏野菜の種まきをしたり、できた「トマト」や「長ネギ」の苗を植えたり、「堆肥」を買いに行ったり、草取りをしている内に終わった。でも満足だ。
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