花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

「バルト三国の旅」(10)

2014年03月31日 | 海外旅行「中央ヨーロッパⅣ」バルト三国

《世界遺産「リーガ旧市街」の観光》(3)

⑤「猫の家」
高い屋根の両端で背伸びをする猫が2匹乗せられている建物があった。「猫の家」だ。
かってこの家には裕福なラトビア人の商人が住んでいて、大ギルドへの加入を希望していたが、ドイツ人が支配的だったギルドに加入を拒否された。その仕打ちに怒ったラトビア商人は、屋根に大ギルド会館に尻を向けた猫を取り付けたのだという。
今、猫は向きを変えている。昔の商人の意地を見た猫だった。



⑥「城壁」と「スエーデン門」
「リーガ」の旧市街は13世紀から18世紀まで「城壁」で囲まれていた。かっては28の門があり、日没時に閉められ、夜明けに開けられたという。
その門の1つが「スエーデン門」と言われている。名前の由来は、近くの兵舎に住んでいたスエーデン兵が良く利用したかららしい。当時はリーガの娘は外国人と会うのを禁じられていたという。

  

⑦グリム童話「ブレーメンの音楽隊」の銅像
姉妹都市の「ブレーメン」から贈られた銅像が「聖ペテロ教会」前に設置されていた。像の足や鼻にさわると幸福が訪れると信じる多くの人たちが手で撫でるので、ピカピカに光っていた。

 

「リーガ」の観光は楽しかった。昼食を摂ってから、バスは最後の訪問国「エストニア」の首都「タリン」に向けて309kmの道のりを北に向かって6時間走った。
途中で石油を運ぶ長い貨物列車に出会った。

 

国境が近づいたが、バスはノンストップで通り抜けた。EU加盟前に入出国の事務手続きをしていた建物とゲートが、国境を挟んだ両側に残されていた。

 

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