≪「アルバニア」観光≫⑥
その後バスで「ティラナ」に戻り、市内観光をした。「スカンデルベルグ広場」には彼の騎馬像が立っていた。
アルバニアの国旗には「双頭の鷲」が描かれているが、そのモニュメントが広場にあった。夜になると赤くライトアップされるらしい。
(国 旗) (首相府)
月曜日は「国立歴史博物館」は閉館されていたが、私達のためだけに1時間ほど開館してくれて、女性博物館員が展示物を丁寧に説明してくれた。私の経験上、この様な待遇を受けたのは初めての事だった。
その後、公共建築物が立っている大通りを散策した。
(下院議事堂)
(大統領府)
(オペラハウス)
公園の一角にかって東ドイツが築いた「ベルリンの壁」の一部が展示されていた。その傍には、昔国中に築いた「トーチカ」が1つ残されていた。入って見た人は『中は臭かった。』と言っていた。
道路脇にヨーロッパの国々で多く見かけた小型車が、横向きに駐車していた。この車は駐車する向きが好きにできるので、市街地では便利だと思っていた。
(町のトヨタ店でこの車の話をしたら、『雪国ではスリップした場合、回転しやすいから駄目だ。』と言われてしまったが)
また、出会った男児小学生のヘアースタイルがお洒落だったので、写真を撮らせてもらった。
観光後、空港に向かい、「ティラナ」発20;45のターキッシュエアラインズで「イスタンブール」に行き、「成田空港行き」に乗り換えて予定通り3月3日19;30着で帰国した。塔乗時間は2回のトータルで13時間になった。
その日は北海道に帰る航空機はなかったので成田のホテルに一泊し、翌日の昼に新千歳空港に帰って来た。
先日は北アフリカの「チュニジア」でイスラム教過激派から外国人観光客が狙われ、21人内日本人3にんが死亡するという傷ましい事件があった。
「チュニジア」は、アラブの春の民主化運動が最初に起きた国なので、私は2年4ヶ月前に訪れている。かって「カルタゴ」があった国だが、一時は地中海の覇権を握る力を持った。やがてギリシャの影響やローマに支配されたため、国中にローマ時代の世界遺産があった。
今回の事件で、犠牲になった多数の人々に思いを寄せると共に、一般人の海外旅行が危険と隣り合わせになって来ている事が残念でならない。
今回の旅行もトルコで乗り換えをしたりイスラム教信者も多い国なので、行く前には一抹の不安があったが、実際に行って見ると旅行中何の問題も無く、私にとっていつも通りに7日間の旅行を楽しみ、旅の経験を広げられた。また三カ国共、これからの発展を期待し見守りたい国々だった。
訪れてくれた皆さんには、長くなった報告記事を読んで頂き有難うございました。
(完)
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ソナタさんの旅行記を読む度、どの国にも一生懸命生きている人たちがたくさんいることを知りホッとします。
今回旅行に行かれる前に一抹の不安があったと書かれていましたが、旅行記に並行して起きた事件や事故を耳にしたとき、驚かれたことでしょうね。旅行はもちろん日頃の生活においても「安全」が第一ですね。
今日は、「書道教室の謝恩会」があり、その後、「定例のお茶」をして、今(6:00)に帰宅しました。謝恩会で、皆さんの「今、一番欲しいものとやりたい事」が話題になり、多くの方が、「海外旅行」と言っていました。
ただ、昨今の、テロ事件などを思うと、なかなか出かけられないと言うのですね。
今回の旅を拝見しながら、何故、人間は争うのを止めないのか・・・という答えの出ない思いが、度々、浮かびました。
誰もが、幸せに暮らしたい、平和な世界が良いと望んでいるのに、どうして、争いが無くならないのか・・・
「コソボ紛争」の経過など目を通してみましたが、虚しい思いに、最後まで読む気力が無くなってしまったのですね。
ソナタさんの旅日記にも見られるし、我が教室の皆の話でもあっても、平和であったら、こんな素敵な旅が、何時でも出来るのにと、声を大にして訴えたいと言う気持ちになります。
数々の強国によって、数千年も続けられた侵略の記憶は、そう簡単には解決しないでしょうが、明日を見据えて、誰もが平和を望んでいることを思い直して欲しいと願います。
少し、堅苦しいコメントになりましたが、何故か、今回はそういう思いに駆られています。
いつもコメントを頂き、有難うございます。
そうなんですね。どんなに過酷な環境にあっても、そこから逃げ出さずに必死で生きようとしている人達が多いですね。逃げ出す知恵も才覚も無いのかも知れません。そう考えると、難民は少なくとも逃げ出した人たちなんですね。
いつかは良くなるという少しの希望を持っているのかも知れないです。人間の環境や社会の変化に対する適応力って凄いんですね。だから人口を増やせたとも言えますね。
安心して出かけられる地球であってほしいですが、次々と問題が起きて行動が制限されつつあり、残念です。
いつもコメント有難うございます。
謝恩会に集まった皆さんの希望は”海外旅行”でしたか。
気持があるなら、体力、気力がある内に計画しないと実現しないですね。思っているだけならだめなんですから。
私もこの所年々、重いスーツケースと朝から夜まで歩き回ることが億劫だなと思い始めています。それに最近の物騒さですから、今年は出かけるのが減りそうです。
アルバニアの最後に書きましたが、「ベルリンの壁」の一部を下院議事堂前の公園に立ててあったのに、伊豆の花さんと同じ心情や決意を感じましたね。
国際関係では、「対立」や「攻撃」ではなく「共存共栄」の道を考える時代になって欲しいです。
アルバニアの国立歴史博物館の壁画には民族衣装を着た人々が画かれていますね…このバルカン半島の国々も侵略等を繰り返されていますが、民族の踊りや風習、衣装等はちゃんと継承されていているんですよね。これからもその伝統が大切に守られるようにと願いたいですね。
旅行記、ありがとうございました(*^^*)
いつもコメント有難うございます。
国立歴史博物館は立派で、展示物も揃っていました。
入り口上部に掲げられた壁画は、他民族の姿を描いていましたが、戦いに明け暮れた過去から脱却して、民族の融和を求めて行こうとする現在の理想が掲げられていました。
それにしても、説明してくれた50代と思われる学芸員の女性は本当に素敵な方でしたよ。一瞬ガチャピンさんを想像しました。(本当です!)