レコーディング・アーティスト 30年目
1965年NHK入社 湊剛(みなとたけし) さんをお迎えしてインタビューを行う。
「YOU」「みんなのうた」「若いこだま」「サウンドストリート」など
音楽番組を手がける。現在はNHK大阪のプロデューサー。湊氏は「アンジェリーナ」のデモテープを聴いて佐野元春の魅力を見抜き、即DJにプロポーズした人物。
3PICKS
Elton John / Leon Russell: Union
エルトン・ジョンから声をかけて実現。僕はちょっとこの二人の方向性が違うので、どんな風になるんだろう?って思っていました。様々なジャンルに渡っており、とても素晴らしいもの、ニール・ヤングなど参加するメンバーも豪華。
1 If It Wasn't for Bad : Elton John & Leon Russell
何とも言いがたい曲の感触 うーん買うまでいかないかなあ
2 Gone to Shiloh : Elton John & Leon Russell
取材する側が取材される側になるのはどんな気分ですか?
佐野君とこうして話をするのは28年ぶりくらいかな。佐野君は 僕は大人になった って曲を書いたじゃない?僕はまだ大人になっていないって感じです。
テレビやラジオの番組は主に音楽番組であったり、若者向けのトーク番組と捉えてよいですか?
そうだね。
最初に家庭教養の10分間の番組があった。
自由に作ってよい上司がいない期間があって、作ってみたら上司がそれをたまたまそれを見て、湊君あんまりよくないよって言われて、自分は教養番組には合わないと感じた。移動があったら別の場所へと思っていました。
佐野:手がけた中で一番のは?
湊:「歌はともだち」という番組。ボニー・ジャクソンとかの、何と言えば良いのかな?童謡とか歌唱曲とかを扱った番組。学生時代はプレスリーやディラン、ビートルズなどを聴いていたので、どうも違うなと。青年系のラジオ番組「若いこだま」を担当。
佐野:後に「トップランナー」などになっていく若者の対談番組
湊:その前にYOUとかがあったけれど。
湊:当時はオーディションをやっていた。渋谷陽一君という人がROCKING ONという雑誌を作り、丁度 村上龍さんが芥川賞を取りっていう時代。
佐野:僕らミュージシャンがDJをしていくようになってきたわけですが・・
湊:矢野顕子さんがJAPANESE GIRLというアルバムを出した時に使ったり、あとは上田正樹とかに頼んでDJをやってもらった。
湊:日常の中で起きる出来事を、佐野さんが好きな糸井さん。日常の考えを語りながら曲をかけるということが出来るようになったじゃない。
当時の番組 何か個性的な話し手がいて、それに対応するゲストがいて・・・
76年から77年
どういう時代でしたか?
単純に言うと、安保があって・・・次の時代への
岡林信康さん、まだポップスみたいな感じ。拓郎や陽水なんかの曲。
新しいサウンドの人とかと入れ替わっていく感じかな。
3 ひこうき雲:荒井由実
僕はこういうことを歌いたいんだっていう主張したがる人たちが出てきた。
(糸井重里もYOUの司会者に)
そういう人たちをDJに
カウンター・カルチャーとして、メジャーではない こういうサウンド、こういうセンスを持った新しい感覚を持った人を出ていけば良い。ユーミンもそうだったけど、甲斐バンドの甲斐君も最初の「バス通り」の直ぐ後に「裏切りの街角」という変わった曲を書いていた。極端に言えば我儘な、アーティスティックな人のダイレクトな意見を出していく。なるたけプロデューサーや構成を入れない方が良いと思った。「解放区」を作りたかった。
渋谷陽一VS久米宏 というのも大変面白かったなー
あらゆることが出来たかな。
78年に『サウンドストリート』がなぜ?
それはFMが音質が良いことがわかっているから・・・
タイトルも自由に・・ティンパン・アレイというのがあって・・・
昔は70年代中盤まで歌詞がハッキリと聴こえるとかが重視されていた。
ジェット・ストリーム(じょう たつや) が凄く良かったので、あれに対抗できるような番組を作れと。
選曲のプロに、そういう構成を作るものであれば対抗できるんではないかと考えて「サウンドストリート」を作った。
言葉としては クロスオーバーという(かけひき)が流行っていた。11PMという番組の時代。
4 SO YOUNG:佐野元春
最初からミュージシャンなどを起用するというのは最初から狙っていた。トークが面白いというよりは、音楽が凄いという人を起用した。だから坂本龍一とか。
渡辺香津美とかだったような。もりながひろし の時にYMOの前かな?面白いから呼んで見ようとなって、音楽のセンスが良い人ということで、教授と呼ばれた人で芸大の人で、音楽にとても詳しくて面白い。
山下氏もとてもマニアックで
ベストメンバーは佐野君、坂本君、・・・・・・・
大瀧詠一に「若いこだま」にDJで出てもらった。
佐野:僕は大瀧さんのを楽しんで聴いてましたけどね。
無名性が好きなんだけれど、大瀧くんは はっぴいえんど で有名だった。
佐野君も無名、坂本君も無名だった。
全部が違った音楽。被っていない。担当する音楽が上手い具合に違った。
もっと新しい知識を
自分が影響されたい
そういうミュージシャンやソングライターが好きなんだよね。
5 指切り:大瀧詠一
1965年NHK入社 湊剛(みなとたけし) さんをお迎えしてインタビューを行う。
「YOU」「みんなのうた」「若いこだま」「サウンドストリート」など
音楽番組を手がける。現在はNHK大阪のプロデューサー。湊氏は「アンジェリーナ」のデモテープを聴いて佐野元春の魅力を見抜き、即DJにプロポーズした人物。
3PICKS
Elton John / Leon Russell: Union
エルトン・ジョンから声をかけて実現。僕はちょっとこの二人の方向性が違うので、どんな風になるんだろう?って思っていました。様々なジャンルに渡っており、とても素晴らしいもの、ニール・ヤングなど参加するメンバーも豪華。
1 If It Wasn't for Bad : Elton John & Leon Russell
何とも言いがたい曲の感触 うーん買うまでいかないかなあ
2 Gone to Shiloh : Elton John & Leon Russell
取材する側が取材される側になるのはどんな気分ですか?
佐野君とこうして話をするのは28年ぶりくらいかな。佐野君は 僕は大人になった って曲を書いたじゃない?僕はまだ大人になっていないって感じです。
テレビやラジオの番組は主に音楽番組であったり、若者向けのトーク番組と捉えてよいですか?
そうだね。
最初に家庭教養の10分間の番組があった。
自由に作ってよい上司がいない期間があって、作ってみたら上司がそれをたまたまそれを見て、湊君あんまりよくないよって言われて、自分は教養番組には合わないと感じた。移動があったら別の場所へと思っていました。
佐野:手がけた中で一番のは?
湊:「歌はともだち」という番組。ボニー・ジャクソンとかの、何と言えば良いのかな?童謡とか歌唱曲とかを扱った番組。学生時代はプレスリーやディラン、ビートルズなどを聴いていたので、どうも違うなと。青年系のラジオ番組「若いこだま」を担当。
佐野:後に「トップランナー」などになっていく若者の対談番組
湊:その前にYOUとかがあったけれど。
湊:当時はオーディションをやっていた。渋谷陽一君という人がROCKING ONという雑誌を作り、丁度 村上龍さんが芥川賞を取りっていう時代。
佐野:僕らミュージシャンがDJをしていくようになってきたわけですが・・
湊:矢野顕子さんがJAPANESE GIRLというアルバムを出した時に使ったり、あとは上田正樹とかに頼んでDJをやってもらった。
湊:日常の中で起きる出来事を、佐野さんが好きな糸井さん。日常の考えを語りながら曲をかけるということが出来るようになったじゃない。
当時の番組 何か個性的な話し手がいて、それに対応するゲストがいて・・・
76年から77年
どういう時代でしたか?
単純に言うと、安保があって・・・次の時代への
岡林信康さん、まだポップスみたいな感じ。拓郎や陽水なんかの曲。
新しいサウンドの人とかと入れ替わっていく感じかな。
3 ひこうき雲:荒井由実
僕はこういうことを歌いたいんだっていう主張したがる人たちが出てきた。
(糸井重里もYOUの司会者に)
そういう人たちをDJに
カウンター・カルチャーとして、メジャーではない こういうサウンド、こういうセンスを持った新しい感覚を持った人を出ていけば良い。ユーミンもそうだったけど、甲斐バンドの甲斐君も最初の「バス通り」の直ぐ後に「裏切りの街角」という変わった曲を書いていた。極端に言えば我儘な、アーティスティックな人のダイレクトな意見を出していく。なるたけプロデューサーや構成を入れない方が良いと思った。「解放区」を作りたかった。
渋谷陽一VS久米宏 というのも大変面白かったなー
あらゆることが出来たかな。
78年に『サウンドストリート』がなぜ?
それはFMが音質が良いことがわかっているから・・・
タイトルも自由に・・ティンパン・アレイというのがあって・・・
昔は70年代中盤まで歌詞がハッキリと聴こえるとかが重視されていた。
ジェット・ストリーム(じょう たつや) が凄く良かったので、あれに対抗できるような番組を作れと。
選曲のプロに、そういう構成を作るものであれば対抗できるんではないかと考えて「サウンドストリート」を作った。
言葉としては クロスオーバーという(かけひき)が流行っていた。11PMという番組の時代。
4 SO YOUNG:佐野元春
最初からミュージシャンなどを起用するというのは最初から狙っていた。トークが面白いというよりは、音楽が凄いという人を起用した。だから坂本龍一とか。
渡辺香津美とかだったような。もりながひろし の時にYMOの前かな?面白いから呼んで見ようとなって、音楽のセンスが良い人ということで、教授と呼ばれた人で芸大の人で、音楽にとても詳しくて面白い。
山下氏もとてもマニアックで
ベストメンバーは佐野君、坂本君、・・・・・・・
大瀧詠一に「若いこだま」にDJで出てもらった。
佐野:僕は大瀧さんのを楽しんで聴いてましたけどね。
無名性が好きなんだけれど、大瀧くんは はっぴいえんど で有名だった。
佐野君も無名、坂本君も無名だった。
全部が違った音楽。被っていない。担当する音楽が上手い具合に違った。
もっと新しい知識を
自分が影響されたい
そういうミュージシャンやソングライターが好きなんだよね。
5 指切り:大瀧詠一