存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

元春レイディオショー 2010,12,14

2010-12-14 23:01:10 | 佐野元春
今月の3PICKS
Elvis Costello: National Ransom
新作が出るとつい聴いてみたくなるElvis Costello
今回のアルバムはカントリー色とロック色がちょうど良い具合に絡み合ったアルバムになっています。
イギリス人であるコステロがロックのルーツであるアメリカの音楽を愛している。
プロデューサーの人脈によるものも大きいとのこと

1 National Ransom - Elvis Costello

2 My Lovely Jezebel - Elvis Costello

湊剛(みなとたけし) さんをお迎えしてインタビューを行う。第二回目

多くの人に売れた方がみんなに広がっていく・・
80年くらいからMTVなどヴィジュアルが入ってきた。イマジネーションよりは大量拡大再生産時代に入ってきた。
あんまり売れていくデュラン・デュランとかカジャ・グーグーとかが売れていく、僕の中では違和感があったかな。

3 Hotel California - Eagles
やはり名曲やね

佐野:サウンドストリートという番組の中で何をやりたかったんですか?
湊:あなたもそうだったと思うけど、若い世代の人たちにこれからの感受性・考え方を示せるアーティスト
それは間違ってなかったと今でも思う。固まってない考え方を持っている人たちが年齢にかかわらず聴いてくれる人がいたらいいなって。思って。多感な人たち、自分もそうでありたいと思っているけれど。
佐野:坂本さん、渋谷さん、甲斐さんと色々とDJがおられましたけれど、それぞれどういう感想をお持ちですか?
湊:甲斐さんは性教育をしたんだよね。毎日新聞にも書かれたおおらかな番組だった。
山下さんは? 濃い過ぎることもない感じで大瀧さんの一番弟子なんで
坂本龍一さんは? しゃべらないけど良いよって。曲名だけ選んできて
僕の場合は? I wanna be with youっていうのが なんか恥ずかしい感じがしてたけど、これからの時代によいんだと思いました。
僕も多感な頃からベッドの枕元にラジオを置いて聴いていたけれど、自分が好きな音楽をかけてできるという・・・

4 Do You Remember Rock and Roll Radio - Ramones
5 悲しきレイディオ - 佐野元春

佐野:サウンドストリートで思い出に残っているのは皆さんに迷惑をかけたなと。NYに
湊:あれは迷惑ではなかったな
佐野:NYに行って向こうで自分で製作して、NHKに送って
湊:あれは画期的だったな
佐野:僕が意外だったのはNHKの支社がNYになかった
湊:リアルなものが良いよ。いかにもNYという。
佐野:一週間後には日本で聴いてもらうという
湊:今もBSとかで、世界中から
佐野:インターナショナルなものがリアルタイムで流れるというのは当時としては画期的なものでしたね。
湊:あとFM横浜でやりたいと言ったのも面白いと思った。全国的なNHKに対してインディペンデントな横浜でやりたいというのも良かったね。
佐野:街々のライブハウスの音を録ってきて
湊:とってきてたよね
佐野:まだアマチュアの曲なども録ってきて流して、これも画期的なものでした。

6  Great DJ - The Ting Tings
イントロから良い感じです

80年代中盤
やはりバブルの始まり。MTVも始まっていたし、マドンナとかも。
ラジオっていうのはイマジネーションが先じゃない、でもテレビは先に見た目の可愛さとかがあり、イマジネーションは後でくるじゃない、そういう意味で音楽には向いてないなと思う。

佐野:MTVが盛んで、イギリスのバングルスなんかはラジオからスターが出る時代からこれからテレビからスターが出るというふうになった。ラジオからスターが出た最後のときだと思っているんですが。
湊:そうだよね。FM雑誌なんかも盛んだったからね。
佐野:想像力を働かせる楽しみというのがテレビでは無いですね。
湊:この前も「アバター」のような3Dのようなものを見タンだけど、その瞬間は楽しめたけれど、まだ・・・撮るものと監督との間でのことでまだ難しい。

トランジスタ・ラジオで聴くことがあるけれど。今の若い人たちがラジオを持っていないのなら、いい音で聞こえるインターネットとかでしか聴けない今の若い人たち。そういう所でラジオ放送ができれば良いんじゃない?

湊:音楽番組に関してはテレビよりもラジオの方が好き。テレビではNHKだとSONGSとか良い番組はあるけれど・・

湊:CDショップは無くなるような気がするけれど、どう思う?
佐野:音楽を仲介する場所としては残っていって欲しいですけれど。CDというパッケージ自体は無くなるかもしれないけれど、逆にパッケージに価値を見出す人たちが多く出てきて見直されるようになるかもしれないし。アナログレコードもそうなんですけど。
湊:今度アナログを出すよね。僕はアナログの音が良いので、とても嬉しいけれど、商業ベースではコストもかかるし。どうなんだろうね。
佐野:最近はヨーロッパもアナログが見直されて、よく出ているようですね。

佐野:僕からききたいんですが、これから作りたい番組があるとしたら、どんな番組ですか?
湊:佐野さんをプロデュースに仕立てて、あなたが誰かを選んでDJを決めて放送をやらす。佐野さんの次の世代に影響を与える人たちと関ってずっと若くいたい。
本当に楽しかったよ。30年ほど本当に。

佐野:はい。有難うございました。

7 クリスマスタイム・イン・ブルー - 佐野元春

今年最後の放送でした。まだ少し早いですけど良いお年を。
来年は1月11日から始まります。応援宜しくお願いします。

コメント (2)
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