。「新春特集 音楽をもっと聴こう」の第二回目は、ゲストに音楽ライター/編集者である柴 那典(しば とものり)氏をお迎えし、最近洋楽が聴かれなくなってきたと言われるその事情について話をお伺いします。
元春の最新盤 コヨーテバンドと作ったアルバムは2013,3,13発売予定
ZOOEY(デラックス盤)
Disc-1:ZOOEY スタジオレコーディング(全12曲収録)
Disc-2:ZOOEY エクストラ音源集
DVD:ドキュメンタリー+ミュージッククリップ、
特別仕様パッケージ、ブックレット&アートワークス、佐野元春からの書簡。価格:4,800円
火曜の夜 11時は元春レイディオショー みなさん寛いでますか?
1 Sixteen Saltines : Jack White
S:最近は海外の音楽シーンに興味を持つ人が少なくなってきている。という。このあたりはどうなっているんだろう。
柴:勿論、個人差は大きいとは思うのですが、若い世代の人が新しいヒーローを見いだせない。
S:柴さんはロッキングオンの編集におられたんですね?
柴:はい。
S:そういう所にいたから
柴:むしろ逆でしたね。90年代
オアシス。個人で言うと、14歳の時にニルヴァーナに出会ったという。それで僕は分かりやすいロックスター
それにレディオ・ヘッド、ビョークなど
2 Airbag : Radiohead
S:ご自身洋楽が聞かれなくなったのはいつごろだと思いますか?
柴:人によってそれぞれだと思いますが、僕は2007年だと思います。
S:確かに、2007年にニコニコ動画、USTREAM、
柴:ネットが発達したことが、手軽になっていると思います。10代、20代の音楽ファンにとってみれば、+の方向に動いたんだって思います。
S:YOUTUBEは僕らの世代にはなかったですから、
最近は何もかもそろっていたりすると、音楽に対する希求というのが減っていくんじゃないですか?
柴:過去のアーカイブを聴けるから新しいのを聴かなくても良いっと思っている人もいるとは思うのですが、僕は違うと思います。これは、再生回数を見ても、過去のものよりも最近のものの方が再生回数は多いです。
S:なるほど、それは面白い指摘ですね。
3 Genesis : Grimes
S:海外の音楽シーンに興味を持つ人が少なくなってきている理由について。邦楽でことが足りているよ。洋楽を聴かなくなっているという意見。
柴:僕は一理あり。今の日本のロックミュージシャンは色んな音楽にチャレンジしている。
S:僕が見ていると誰もが簡単に自分のアイディアをポップ音楽の中に入れている。専門的な知識を身につけなくてはいけない というようりは、アイディアが必要ですから。
ポップ音楽
僕も一理あるなって思っています。
こういう風に行っている人もいます。洋楽がつまらなくなってきている。これについてはどうですか?
柴:色んな音楽があります。
S:洋楽がつまらなくなってなくて、新しい素晴らしいものが若い世代から出てきている。ただ、そういう人たちがなかなか世に出てきにくい状態。
柴:今洋楽で面白いことが起こっていることを実感しにくい。僕はそれを思っています。
S:
柴:この番組に出ていて、この話をするのは憚れるのですが
S:あはは
柴:ローリングストーンズや
S:最近の音楽と言っても、チリペッパーズとかね、90年代くらいでとまちゃっている
柴:去年デビューしたアーティストが有名な雑誌の表紙を飾るということはなかなかなくなってきている。
雑誌メディアやWEBメディアで紹介される年間ベストを見ると、今向こうで何が盛んなのかを皆さんはつかんでおられる。
S:やはり知っていても、ターゲットは30代40代50代の
柴:10代をターゲットに聴かせたい。というのを紹介したいという熱い気持ちがあるとリアルタイムの音楽というのが
S:雑誌が売れない理由から、視聴率を気にすることから、新しい音楽を紹介することを躊躇する。これはゆゆしき事態ではないかった思うのですが
柴:僕は本当にそれは思います。
4 Stay Useless : Cloud Nothings
3PICKS!
JAKE BUGG
英国ノッティンガム出身 現在19歳
去年の夏 オアシスのノエル・ギャラガーと一緒にツアーをやっています。
ノエル・ギャラガーがこういう風に言っています。
確かに若いころのディランに似ている。
こうしたパンチの利いたフォーク・ロックが最近人気があります。
ソングライターになったきっかけについて
14歳の時にギターを弾くことになった。最初に聴いたのは・・
バリー・ホリディーや
を聴くようになりました。
5 Taste It : Jake Bugg
S:デビューアルバムから1曲
恰好良い音楽はどう聴くのか?音楽番組が衰退している。先ほども話が出ていましたよね。雑誌なども。
海外ではサービスが充実している。
柴:パンドラ・レイディオはこれは良いと思った音楽があれば、横に広げていける。あなたがこれが良いと思うのなら、この音楽も良いですよって
S:米国のみならず、ヨーロッパでも広がってきている。
柴:スポティファイ(spotify)によって実際に音楽販売が売れるようになった
S:spotifyで言うと、そろそろこれをきっかけに売れるミュージシャンも出てくるようになりましたよね。
柴:はい
6 Ho Hey : The Lumineers
S:お話をきいていて、すごく面白いって思ったんですけれど、・・・スポティファイ・・
アデルが凄い。物凄く売れましたよね。今も売れ続けている。どちらかというと地味ですよね。アイドル性とかルックスとかではなく、もの凄い売れ続けている。
柴:2011年のアルバムがまだ全アメリカで売れ続けている。これは年齢層が高い人が聴いているんじゃないかなって思っています。音楽に関係のない人たちの所に広がっているんじゃないかなって。
S:
柴:自分が10代20代の時に聴いていた音楽だけじゃないっていう新しい質の高い音楽を聴きたいと思うアーティスト。これはインターネットとかを通じて広がったと思います。
7 Someone Like You : ADELE
S:彼らの音楽を聴いているのは若い世代だけじゃなく、40代50代も聴いている。昔は若い世代が若い世代に聴かれるというのが、今は若い世代を上の世代が聴いている。こういった現象が起きている。僕はこれは良い傾向だと思う。
柴:全く僕もそう思います。
S:新しい世代が上の世代にも認めてもらえる
柴:今の10代は本当に素晴らしい感性を持っている人が次々と出てきているので、どんどん出ていくべきだと思っています。
S:
柴:フォークロック、トラディショナルなものを自分たちのものとして出てきている。例えばアデルを見て、自分はもっと上手だって出てくる人も出てくるって思っています。
柴:僕が最近恰好良いって一発で思ったのはJAKE BUGG
S:まるで経験したかのようなことを経験したかのように表現
柴:間違いなく明るい傾向が出てくる年 スポティファイなどが日本でも始まるような
ニコニコ動画であるとか、若い人たちのネットでの情報が音楽に寄っている。お金がどうこうというよりも、非常に明るい動きがあるって思っています。
S:今夜はとても楽しいお話有難うございました。
8 Hopeless Wanderer : Mumford & Sons
元春の最新盤 コヨーテバンドと作ったアルバムは2013,3,13発売予定
ZOOEY(デラックス盤)
Disc-1:ZOOEY スタジオレコーディング(全12曲収録)
Disc-2:ZOOEY エクストラ音源集
DVD:ドキュメンタリー+ミュージッククリップ、
特別仕様パッケージ、ブックレット&アートワークス、佐野元春からの書簡。価格:4,800円
火曜の夜 11時は元春レイディオショー みなさん寛いでますか?
1 Sixteen Saltines : Jack White
S:最近は海外の音楽シーンに興味を持つ人が少なくなってきている。という。このあたりはどうなっているんだろう。
柴:勿論、個人差は大きいとは思うのですが、若い世代の人が新しいヒーローを見いだせない。
S:柴さんはロッキングオンの編集におられたんですね?
柴:はい。
S:そういう所にいたから
柴:むしろ逆でしたね。90年代
オアシス。個人で言うと、14歳の時にニルヴァーナに出会ったという。それで僕は分かりやすいロックスター
それにレディオ・ヘッド、ビョークなど
2 Airbag : Radiohead
S:ご自身洋楽が聞かれなくなったのはいつごろだと思いますか?
柴:人によってそれぞれだと思いますが、僕は2007年だと思います。
S:確かに、2007年にニコニコ動画、USTREAM、
柴:ネットが発達したことが、手軽になっていると思います。10代、20代の音楽ファンにとってみれば、+の方向に動いたんだって思います。
S:YOUTUBEは僕らの世代にはなかったですから、
最近は何もかもそろっていたりすると、音楽に対する希求というのが減っていくんじゃないですか?
柴:過去のアーカイブを聴けるから新しいのを聴かなくても良いっと思っている人もいるとは思うのですが、僕は違うと思います。これは、再生回数を見ても、過去のものよりも最近のものの方が再生回数は多いです。
S:なるほど、それは面白い指摘ですね。
3 Genesis : Grimes
S:海外の音楽シーンに興味を持つ人が少なくなってきている理由について。邦楽でことが足りているよ。洋楽を聴かなくなっているという意見。
柴:僕は一理あり。今の日本のロックミュージシャンは色んな音楽にチャレンジしている。
S:僕が見ていると誰もが簡単に自分のアイディアをポップ音楽の中に入れている。専門的な知識を身につけなくてはいけない というようりは、アイディアが必要ですから。
ポップ音楽
僕も一理あるなって思っています。
こういう風に行っている人もいます。洋楽がつまらなくなってきている。これについてはどうですか?
柴:色んな音楽があります。
S:洋楽がつまらなくなってなくて、新しい素晴らしいものが若い世代から出てきている。ただ、そういう人たちがなかなか世に出てきにくい状態。
柴:今洋楽で面白いことが起こっていることを実感しにくい。僕はそれを思っています。
S:
柴:この番組に出ていて、この話をするのは憚れるのですが
S:あはは
柴:ローリングストーンズや
S:最近の音楽と言っても、チリペッパーズとかね、90年代くらいでとまちゃっている
柴:去年デビューしたアーティストが有名な雑誌の表紙を飾るということはなかなかなくなってきている。
雑誌メディアやWEBメディアで紹介される年間ベストを見ると、今向こうで何が盛んなのかを皆さんはつかんでおられる。
S:やはり知っていても、ターゲットは30代40代50代の
柴:10代をターゲットに聴かせたい。というのを紹介したいという熱い気持ちがあるとリアルタイムの音楽というのが
S:雑誌が売れない理由から、視聴率を気にすることから、新しい音楽を紹介することを躊躇する。これはゆゆしき事態ではないかった思うのですが
柴:僕は本当にそれは思います。
4 Stay Useless : Cloud Nothings
3PICKS!
JAKE BUGG
英国ノッティンガム出身 現在19歳
去年の夏 オアシスのノエル・ギャラガーと一緒にツアーをやっています。
ノエル・ギャラガーがこういう風に言っています。
確かに若いころのディランに似ている。
こうしたパンチの利いたフォーク・ロックが最近人気があります。
ソングライターになったきっかけについて
14歳の時にギターを弾くことになった。最初に聴いたのは・・
バリー・ホリディーや
を聴くようになりました。
5 Taste It : Jake Bugg
S:デビューアルバムから1曲
恰好良い音楽はどう聴くのか?音楽番組が衰退している。先ほども話が出ていましたよね。雑誌なども。
海外ではサービスが充実している。
柴:パンドラ・レイディオはこれは良いと思った音楽があれば、横に広げていける。あなたがこれが良いと思うのなら、この音楽も良いですよって
S:米国のみならず、ヨーロッパでも広がってきている。
柴:スポティファイ(spotify)によって実際に音楽販売が売れるようになった
S:spotifyで言うと、そろそろこれをきっかけに売れるミュージシャンも出てくるようになりましたよね。
柴:はい
6 Ho Hey : The Lumineers
S:お話をきいていて、すごく面白いって思ったんですけれど、・・・スポティファイ・・
アデルが凄い。物凄く売れましたよね。今も売れ続けている。どちらかというと地味ですよね。アイドル性とかルックスとかではなく、もの凄い売れ続けている。
柴:2011年のアルバムがまだ全アメリカで売れ続けている。これは年齢層が高い人が聴いているんじゃないかなって思っています。音楽に関係のない人たちの所に広がっているんじゃないかなって。
S:
柴:自分が10代20代の時に聴いていた音楽だけじゃないっていう新しい質の高い音楽を聴きたいと思うアーティスト。これはインターネットとかを通じて広がったと思います。
7 Someone Like You : ADELE
S:彼らの音楽を聴いているのは若い世代だけじゃなく、40代50代も聴いている。昔は若い世代が若い世代に聴かれるというのが、今は若い世代を上の世代が聴いている。こういった現象が起きている。僕はこれは良い傾向だと思う。
柴:全く僕もそう思います。
S:新しい世代が上の世代にも認めてもらえる
柴:今の10代は本当に素晴らしい感性を持っている人が次々と出てきているので、どんどん出ていくべきだと思っています。
S:
柴:フォークロック、トラディショナルなものを自分たちのものとして出てきている。例えばアデルを見て、自分はもっと上手だって出てくる人も出てくるって思っています。
柴:僕が最近恰好良いって一発で思ったのはJAKE BUGG
S:まるで経験したかのようなことを経験したかのように表現
柴:間違いなく明るい傾向が出てくる年 スポティファイなどが日本でも始まるような
ニコニコ動画であるとか、若い人たちのネットでの情報が音楽に寄っている。お金がどうこうというよりも、非常に明るい動きがあるって思っています。
S:今夜はとても楽しいお話有難うございました。
8 Hopeless Wanderer : Mumford & Sons