火曜の夜11時 今晩は佐野元春です。
みなさん寛いでますか?元春レイディオショー
この番組は東京渋谷NHKのスタジオから届けています。
今夜の番組の推薦盤、3Picksはベックの新しいアルバム「Morning Phase」を聴いてみます。
今夜の後半 特集は「ロックンロール・サークル」と題して、ロックンロールのマジックに溢れた曲を集めてみます。
DJ佐野元春。これからの1時間、みなさんと一緒にゆっくり楽しんで行きたいと思います。
1 Bird Dog : The Everly Brothers
The Everly Brothers 1968年のヒットレコード曲「Bird Dog」ドン・エヴァリーとフィル・エヴァリー兄弟のディオ・グループです。ご存知の通り、 The Everly Brothersはロックの歴史の中でとても重要なグループです。特に彼らのハーモニーはビートルズを始めとして多くのグループに大きな影響を与えました。次に聴いてみたいこのグループも The Everly Brothersと同じ男性ディオ。 The Everly Brothersのヒットレコード「bye bye love」をカヴァーしています。彼らもまたそのハーモニーワークについては The Everly Brothersから学んだと、そう言ってます。
サイモン&ガーファンクルで曲は「ミセス・ロビンソン」
2 Mrs. Robinson : Simon & Garfunkel
サイモン&ガーファンクル 60年代のヒットレコードから曲は「ミセス・ロビンソン」聴いてみました。
The Everly Brothers ハーモニーがとてもきれいです。米国のカントリー音楽にあるクロス・ハーモニーというスタイルですね。ちょっと音楽的な話になりますが、メインのメロディーに対してもう一人が曲の中でずっとハーモニーを付けているスタイル。それがクロス・ハーモニーです。良く言ってみると、どちらがメインの曲なのかがわからないほど上手くはもった曲もあります。特にThe Everly Brothersはこのクロス・ハーモニーの良いお手本だったと言えます。では The Everly Brothersの曲をもう1曲。続いて彼らから影響を受けたビートルズの曲を続けて聴いてみたいと思います。「Devoted to You」The Everly Brothers、「If I Fell」 The Beatles
2曲続きます。
3 Devoted to You : The Everly Brothers
4 If I Fell : The Beatles
火曜の夜は元春レイディオショー ベスト・ミュージックをお送りしています。
さて元春レイディオショー、番組では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしています。題して3picks!
今月ピックアップしたアルバムは
BECK : Morning Phase
Benmont Tench: You Should Be So Lucky
そして
雪村いづみ&佐野元春 : トーキョー・シック
この3組のアーティストの新作を選びました。
どのレコードも心に響く良いソングライティングと素晴らしいサウンドがあります。
この中から今夜はBECKのレコードを取り上げてみたいと思います。
BECK
米国のソングライター現在43歳 1994年にデビュー・アルバムを出して、現在も活躍しています。
ベックの音楽は一言で言うと、前衛的なポップ音楽と言えると思います。ブルース、カントリー、フォークといった
米国のルーツ音楽を下敷きにして、そこにデジタルな要素を加えた現代的な表現をしています。生まれ育ったのは米国のロサンゼルス。色々な文化が混ざり合って、そこには様々なアートがあります。そうした中で育ってきたからだと思いますけれど。そもそもベックのお母さんが現代アートのアーティストであるということ。
ベックは小さいころから音楽だけではなく、アーティストである母親のもとで総合的なアートの感覚を養ってきたんじゃないかって思います。そのベックが6年ぶりに新しいレコードを出しました。アルバム・タイトルは「Morning Phase」
僕も早速聴いてみました。
アルバムでは気心のメンバーとセッションしているということで、かなりリラックスした演奏をしています。そのせいかベックの音楽にある前衛的な表現が薄くなって、代わりにソングライターとしての素晴らしさが前に出てきているような気がします。では早速新しいアルバムから聴いてみます。
5 Blue Moon : BECK
さて待ち遠しい春ですね。気持ちもウキウキ、ロックン・ロールしてくるような季節がもうすぐそこに来ています。
ロックン・ロールこの言葉には何故か不思議なマジックがあります。信じるのも信じないのも僕らしだいということで、今夜はご機嫌なロックン・ロールを集めます。まずはこの曲から
6 Rock and Roll Is King : Electric Light Orchestra
元春レイディオショー
今夜の後半はロックンロールのマジックに溢れた曲を特集します。
グリーンピープル
「エクスチェンジ」の学生スタッフ牛山ショウタさん
日本人は平均年間に10キロの服を買っているという。しかし、そのほとんどは捨てられている。
地球環境に配慮したファッションを追求。エピソード・タグを付ける。
元春レイディオショー DJ佐野元春 続けます。
7 Rock N' Roll Is Free : Ben Harper
元春レイディオショー
今夜の番組後半は 特集「ロックンロール・サークル」と題して、ロックンロールのマジックに溢れた曲を集めてみます。
ベン・ハーパー「ROCK N'ROLL IS FREE」
ベン・ハーパーがニール・ヤングのコンサートに行って、ニール・ヤングの"Rockin' in the Free World"を聴いたところ、この曲のアイディアが浮かんだということ。そんな逸話があります。ソングライターとして僕もこの気持ちはよくわかりますね。優れた曲は次の優れた曲を生み出す。これは音楽の世界ではよくあることです。見ている先が同じアーティストどうしが互いに刺激し合って更に良い曲が生まれてくる。これは素晴らしいことだと思います。
今夜の元春レイディオショー
特集「ロックンロール・サークル」
レコードは続いて
4曲続けます。
8 Rock 'N' Roll Star : Oasis
9 Rock and Roll, Hoochie Koo : Rick Derringer
twitterの紹介
10 Rock 'N Roll Stew : Traffic
11 I've Got a Rock 'N' Roll Heart : Eric Clapton
特集ロックンロール・サークル4曲聴いてみました。
さて、元春レイディオショー残念ですが、番組は今月いっぱいで終わるということで、番組リスナーの皆さんから暖かいメッセージを沢山頂いています。
これは東京 サニー・ブルーから
番組終了のお報せを聞いてから正直しばらくは現実感がなかったです。中学生の頃、小さなFMラジオにかじりついて聴いていた「元春レイディオショー」を幾十年の時を経て再び聴く機会に恵まれるとは想像もしていませんでした。素敵な貴重な5年間のエクストラをどうも有り難う。
ということ。嬉しいですよね。
同じNHK FMでやっていた80年代の元春レイディオショーを聴いていてくれたということ。そのような方は沢山いらっしゃると思います。まずは5年間という長きに渡って番組を愛聴して下さった全国リスナーの皆さんに感謝したいです。
もう一人これは愛知県の から
僕は以前から元春レイディオショーのヘヴィー・リスナーで何かリクエストやメッセージを投稿しようと思っていたのですが伝えたいことが多すぎて中々タイミングが摑めず、今回が初めてのリクエストとメッセージです。色々と書きたいことはあるんですが、とにかく佐野さんやその界隈のアーティストの活躍は現在高校生の僕にもかなり大きく良い影響を与えているということが伝われば幸いです。
ということ。大丈夫です。ちゃんと伝わっています。どうも有り難う。そうですね、良い音楽を聴くのに年齢はあまり関係ないです。元春レイディオショーこの番組にも10代20代のリスナー、番組ファンが沢山居ます。言ってみれば年齢に関係なく我々は良い音楽で繋がった一つのサークルですよね。
そのあたりの連帯感を大事にしつつ、若いリスナーの方には是非次の時代に何か面白いことをやって下さい。本当です。
時間も残り少なくなってきました。特集「ロックンロール・サークル」この曲を僕がレコーディングしたのは
1996年でしたね。米国ウッドストックで録りました。バンドはホーボーキングバンド。久しぶりに聴いてみたんですが、中々良い仕事をしてるんじゃないかって思いました。プロデュースにジョン・サイモン。ブルース・ハープにジョン・セバスチャンが参加してくれました。曲の後半にジョン・セバスチャンが乗ってきたのか、コーラスのところを一緒に歌ってくれました。では1996年のレコード。僕とホーボー・キングの演奏。アルバム「THE BURN」から、この曲を聴いてお別れです。
12 ロックンロール・ハート:佐野元春
今夜の元春レイディオショー楽しんでもらえましたか?
番組ではWEBサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのコメントを送って下さい。
さて、元春レイディオショー3月いっぱいをもって番組終了となります。
まずは愛聴して下さったリスナーの皆さんに感謝をしたいと思います。どうも有り難う。
最終回までまだあと2回あります。是非最後まで楽しんで下さい。
そして今、番組専用のアプリケーションがインターネットからダウンロードできるようになっています。過去に紹介した曲なども見れるようになっていますので、是非チェックしてみて下さい。
DJ佐野元春 また来週。では御機嫌よう。
みなさん寛いでますか?元春レイディオショー
この番組は東京渋谷NHKのスタジオから届けています。
今夜の番組の推薦盤、3Picksはベックの新しいアルバム「Morning Phase」を聴いてみます。
今夜の後半 特集は「ロックンロール・サークル」と題して、ロックンロールのマジックに溢れた曲を集めてみます。
DJ佐野元春。これからの1時間、みなさんと一緒にゆっくり楽しんで行きたいと思います。
1 Bird Dog : The Everly Brothers
The Everly Brothers 1968年のヒットレコード曲「Bird Dog」ドン・エヴァリーとフィル・エヴァリー兄弟のディオ・グループです。ご存知の通り、 The Everly Brothersはロックの歴史の中でとても重要なグループです。特に彼らのハーモニーはビートルズを始めとして多くのグループに大きな影響を与えました。次に聴いてみたいこのグループも The Everly Brothersと同じ男性ディオ。 The Everly Brothersのヒットレコード「bye bye love」をカヴァーしています。彼らもまたそのハーモニーワークについては The Everly Brothersから学んだと、そう言ってます。
サイモン&ガーファンクルで曲は「ミセス・ロビンソン」
2 Mrs. Robinson : Simon & Garfunkel
サイモン&ガーファンクル 60年代のヒットレコードから曲は「ミセス・ロビンソン」聴いてみました。
The Everly Brothers ハーモニーがとてもきれいです。米国のカントリー音楽にあるクロス・ハーモニーというスタイルですね。ちょっと音楽的な話になりますが、メインのメロディーに対してもう一人が曲の中でずっとハーモニーを付けているスタイル。それがクロス・ハーモニーです。良く言ってみると、どちらがメインの曲なのかがわからないほど上手くはもった曲もあります。特にThe Everly Brothersはこのクロス・ハーモニーの良いお手本だったと言えます。では The Everly Brothersの曲をもう1曲。続いて彼らから影響を受けたビートルズの曲を続けて聴いてみたいと思います。「Devoted to You」The Everly Brothers、「If I Fell」 The Beatles
2曲続きます。
3 Devoted to You : The Everly Brothers
4 If I Fell : The Beatles
火曜の夜は元春レイディオショー ベスト・ミュージックをお送りしています。
さて元春レイディオショー、番組では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしています。題して3picks!
今月ピックアップしたアルバムは
BECK : Morning Phase
Benmont Tench: You Should Be So Lucky
そして
雪村いづみ&佐野元春 : トーキョー・シック
この3組のアーティストの新作を選びました。
どのレコードも心に響く良いソングライティングと素晴らしいサウンドがあります。
この中から今夜はBECKのレコードを取り上げてみたいと思います。
BECK
米国のソングライター現在43歳 1994年にデビュー・アルバムを出して、現在も活躍しています。
ベックの音楽は一言で言うと、前衛的なポップ音楽と言えると思います。ブルース、カントリー、フォークといった
米国のルーツ音楽を下敷きにして、そこにデジタルな要素を加えた現代的な表現をしています。生まれ育ったのは米国のロサンゼルス。色々な文化が混ざり合って、そこには様々なアートがあります。そうした中で育ってきたからだと思いますけれど。そもそもベックのお母さんが現代アートのアーティストであるということ。
ベックは小さいころから音楽だけではなく、アーティストである母親のもとで総合的なアートの感覚を養ってきたんじゃないかって思います。そのベックが6年ぶりに新しいレコードを出しました。アルバム・タイトルは「Morning Phase」
僕も早速聴いてみました。
アルバムでは気心のメンバーとセッションしているということで、かなりリラックスした演奏をしています。そのせいかベックの音楽にある前衛的な表現が薄くなって、代わりにソングライターとしての素晴らしさが前に出てきているような気がします。では早速新しいアルバムから聴いてみます。
5 Blue Moon : BECK
さて待ち遠しい春ですね。気持ちもウキウキ、ロックン・ロールしてくるような季節がもうすぐそこに来ています。
ロックン・ロールこの言葉には何故か不思議なマジックがあります。信じるのも信じないのも僕らしだいということで、今夜はご機嫌なロックン・ロールを集めます。まずはこの曲から
6 Rock and Roll Is King : Electric Light Orchestra
元春レイディオショー
今夜の後半はロックンロールのマジックに溢れた曲を特集します。
グリーンピープル
「エクスチェンジ」の学生スタッフ牛山ショウタさん
日本人は平均年間に10キロの服を買っているという。しかし、そのほとんどは捨てられている。
地球環境に配慮したファッションを追求。エピソード・タグを付ける。
元春レイディオショー DJ佐野元春 続けます。
7 Rock N' Roll Is Free : Ben Harper
元春レイディオショー
今夜の番組後半は 特集「ロックンロール・サークル」と題して、ロックンロールのマジックに溢れた曲を集めてみます。
ベン・ハーパー「ROCK N'ROLL IS FREE」
ベン・ハーパーがニール・ヤングのコンサートに行って、ニール・ヤングの"Rockin' in the Free World"を聴いたところ、この曲のアイディアが浮かんだということ。そんな逸話があります。ソングライターとして僕もこの気持ちはよくわかりますね。優れた曲は次の優れた曲を生み出す。これは音楽の世界ではよくあることです。見ている先が同じアーティストどうしが互いに刺激し合って更に良い曲が生まれてくる。これは素晴らしいことだと思います。
今夜の元春レイディオショー
特集「ロックンロール・サークル」
レコードは続いて
4曲続けます。
8 Rock 'N' Roll Star : Oasis
9 Rock and Roll, Hoochie Koo : Rick Derringer
twitterの紹介
10 Rock 'N Roll Stew : Traffic
11 I've Got a Rock 'N' Roll Heart : Eric Clapton
特集ロックンロール・サークル4曲聴いてみました。
さて、元春レイディオショー残念ですが、番組は今月いっぱいで終わるということで、番組リスナーの皆さんから暖かいメッセージを沢山頂いています。
これは東京 サニー・ブルーから
番組終了のお報せを聞いてから正直しばらくは現実感がなかったです。中学生の頃、小さなFMラジオにかじりついて聴いていた「元春レイディオショー」を幾十年の時を経て再び聴く機会に恵まれるとは想像もしていませんでした。素敵な貴重な5年間のエクストラをどうも有り難う。
ということ。嬉しいですよね。
同じNHK FMでやっていた80年代の元春レイディオショーを聴いていてくれたということ。そのような方は沢山いらっしゃると思います。まずは5年間という長きに渡って番組を愛聴して下さった全国リスナーの皆さんに感謝したいです。
もう一人これは愛知県の から
僕は以前から元春レイディオショーのヘヴィー・リスナーで何かリクエストやメッセージを投稿しようと思っていたのですが伝えたいことが多すぎて中々タイミングが摑めず、今回が初めてのリクエストとメッセージです。色々と書きたいことはあるんですが、とにかく佐野さんやその界隈のアーティストの活躍は現在高校生の僕にもかなり大きく良い影響を与えているということが伝われば幸いです。
ということ。大丈夫です。ちゃんと伝わっています。どうも有り難う。そうですね、良い音楽を聴くのに年齢はあまり関係ないです。元春レイディオショーこの番組にも10代20代のリスナー、番組ファンが沢山居ます。言ってみれば年齢に関係なく我々は良い音楽で繋がった一つのサークルですよね。
そのあたりの連帯感を大事にしつつ、若いリスナーの方には是非次の時代に何か面白いことをやって下さい。本当です。
時間も残り少なくなってきました。特集「ロックンロール・サークル」この曲を僕がレコーディングしたのは
1996年でしたね。米国ウッドストックで録りました。バンドはホーボーキングバンド。久しぶりに聴いてみたんですが、中々良い仕事をしてるんじゃないかって思いました。プロデュースにジョン・サイモン。ブルース・ハープにジョン・セバスチャンが参加してくれました。曲の後半にジョン・セバスチャンが乗ってきたのか、コーラスのところを一緒に歌ってくれました。では1996年のレコード。僕とホーボー・キングの演奏。アルバム「THE BURN」から、この曲を聴いてお別れです。
12 ロックンロール・ハート:佐野元春
今夜の元春レイディオショー楽しんでもらえましたか?
番組ではWEBサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのコメントを送って下さい。
さて、元春レイディオショー3月いっぱいをもって番組終了となります。
まずは愛聴して下さったリスナーの皆さんに感謝をしたいと思います。どうも有り難う。
最終回までまだあと2回あります。是非最後まで楽しんで下さい。
そして今、番組専用のアプリケーションがインターネットからダウンロードできるようになっています。過去に紹介した曲なども見れるようになっていますので、是非チェックしてみて下さい。
DJ佐野元春 また来週。では御機嫌よう。