存在する音楽

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誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

忘れても、いっしょ 若年性認知症

2008-08-18 03:43:29 | TV番組
途中からだけど、田原総一朗によるドキュメンタリーを少し見ていた。
「若年性認知症」の夫を介護する妻の長期密着取材を通じ、夫婦の新しい愛の形を追う番組。

 リハビリ施設である折鶴工場に週に一度通う平本さんは家で夜中に何度もトイレに起きて、何度かはトイレ以外の部分でオシッコをしてしまう。気丈にされているが、辛いと語る奥さん。
 頼まれるから仕事をしているんだと田原に語る平本さん。
 奥さんと一緒にカーペンターズの「yesterday once more」を歌うと、「あの頃」を思い出して泣いていた。
 認知症になる前に一緒に働いていた同僚が家を訪ねて来てくれた。奥さんの企画。名前を覚えていた。
かつての職場で作っていたカメラのレンズを見せたり、みんなで三宅島に行った時の写真。
 深夜1時に夫が眠ると奥さんは一息つける。

大島渚監督は脳溢血で倒れてから奥さんの小山明子さんはうつ状態で自殺を考える日々だったらしい。

学校の校長先生だった夫が仕事をしている時から発病。
奥さんは、病院の先生が「この人は誰ですか?」とたずねると、その夫は「いい人」と答えた。
彼にとっての私は やはり「わたし」と思いたい。
その奥さんは乳がんで闘病生活をしながらの介護である。

介護をする段階になり、確実に新しい夫婦関係になる。
田原が「離婚を考えたことが全くないですか」と尋ねると、みなさんは「全くない」と答える。
  問題としてローンが残っていたりする。しかし、本人は働けない。介護をする人が働きながら介護をしていく状態を国が何とかすべきだと語る田原。

社会の中で必要とされている役割がある。家庭の中で必要とされている役割がある。
そして互いを思い合う気持ちを持つことができる。
そういうことが必要なんじゃないでしょうか。
ゴールデンタイムに流して欲しい番組でした。

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2 コメント

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Unknown (まき)
2008-08-24 13:13:13
存在する音楽さまの記事を読んだだけでも
心に迫るものがあります。

ぜひ再放送していただきたい番組です。
返信する
Unknown (存在する音楽)
2008-08-24 15:07:45
夜中にしか流せない状態が日本の現状なんでしょうね。
暗くなるから見たくない人もいるとは思いますが、
こういう番組を通じて勇気を貰う人もいると思います。
正直なところ視聴率はとりにくいんでしょうね。
返信する

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