霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

晴耕雨眠

2009-10-26 19:04:42 | 生活
寮生活をしていた若い頃に同僚が「何故か雨の日は気持ち良く眠れる」と話すのを聞いたことがあった。
あまり意識していなかったが言われてみると「その通り」と納得したが、その理由までは考えが及ばなかった。

それからン十年もして農業に従事するようになってから、未だ文字も無かった時代の農耕民族は「雨の日は寝て暮すしかなかったのではないか」と思うようになった。
長く続いたそんな時代の習性がDNAに刻み込まれているために、雨の日は眠るように身体が出来ているに違いない。

今の時代でも「読書」などとは縁の無い百姓にとっては「晴耕雨眠」こそが「極楽」になっているはず。

一日雨となった今日は、そんなことを思いながら久し振りに「寝心地のいい昼寝」をさせて貰った。



今日は38回目の結婚記念日。
しかし、特に普段と変わりのない一日となった。
オジサンからすると就農してからは「女房一筋に24時間勤務」の毎日となっているので、日々の暮らしがそのまま「結婚記念日」みたいなもの。

唯一記念日らしきことは、九州で働く末娘から「お祝い」として島根県湯町窯の陶器が届いたことか。
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会心の勝利

2009-10-25 21:34:56 | 趣味
バドミントンの市民大会が開催された。
予選会での惨敗の反省を踏まえ久し振りに所属しているフォルティシモの練習にも何回か参加して今日に備えた。
その努力が功を奏し、攻めも守りも満点に近い出来で「会心の勝利」となった。

練習以上の力を本番で発揮できるなんて夢にも思っていない快挙。
齢60を過ぎてもまだまだやれるところを応援していたチームメイトにもシッカリとアピールできた。

仲間が何枚か写真を撮ってくれたが、動きの早い華麗(加齢?)なプレーを写真では捉えることができなかったようだ。

試合は50代、40代、30代の男子に年令フリーの女子が入る混合ダブルスと年齢フリーの男子ダブルスと女子ダブルスの五ゲームで勝敗を決する。
トップバッターの50代と続く女子フリーで二勝したので準決勝に駒を進めることができるものと期待したが、なんと残りの三ゲームを連敗してしまい涙を飲む結果となってしまった。

朝の出がけにオバサンから「早く負けて帰ってきてね」と温かい(?)激励を受けたが、一回戦目は不戦勝だったこともあり結局帰宅したのは午後の三時に近かった。
その後に今日の仕事の遅れを挽回したことは言うまでもない。
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美味しい新米

2009-10-24 21:26:56 | 
今年の新米は例年より美味しく感じられる。
それは生産者としての思い入れがより強くなったためかもしれないと思い、いつも辛辣な意見を述べる埼玉の姉に確認したら同意見だったので意を強くした。

産直での米の販売は新米の出る今の時期は、いわゆる「縁故米」があるためあまり売れないのが通例だが、今年は好調なスタートを切っている。

事実を確かめようが無い時は「自分の都合がいいように解釈する」のも「生活の知恵」のひとつ。
売れ行きが好調なのは「美味しい米」が評判となっているためと勝手に決め込んでいる。
手をかけて「美味しい米作り」に努力して来た成果が現われて来ているとも受け止めたい。



米どころ新潟の魚沼で農業に従事しているブログ仲間の「みかんちゃん」から申し出があり、全国的に有名な「魚沼産コシヒカリ」と新米の交換をしてお互いに味見をすることになった。
「一関産ヒトメボレ」が太刀打ちできる相手でないことは重々承知しているので、来年の米作りに向けた「生きた教材」にしたいものと考えている。
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寒い朝

2009-10-23 21:46:53 | 天気
今朝は予想通り霜が降りた。
昨夕に屋根がかかったことによりインゲンはぎりぎりセーフで難を免れた。
これからは雨風や寒さを凌げる温かいハウスの中でスクスクと育って欲しいもの。


(朝日が当り始めたハウスの中)

霜が降りるぐらの日は天気が良い。
早朝の後山の畑からは栗駒山がクッキリと見えた。



幼い頃の記憶では11月の上旬に平地で雪が降ることもあったぐらいだから、当時の栗駒山は今頃になると綿帽子を被っていたような気がする。
地球温暖化で昔に較べたら随分と温かい気候になっているが、この変化が農作物に「凶」と出ることがないよう願いたい。

写真手前の雑草畑では大豆(アオバタ)が収獲を待っている。
当初はその後に小麦を蒔く予定でいたが、大豆の収獲が遅れてしまったので小麦は他の畑に急遽変更となった。
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ハウスの屋根かけ

2009-10-22 23:03:20 | 野菜
数日前から朝夕の田畑では白鳥の鳴き声を聞くようになった。
空を飛び交う白鳥の姿を見るたびに「冬の到来も間近」という感じがして来る。

春に外していた二~四号ハウスの屋根もそろそろかける季節。
特に三号ハウスには、敢えて時期をずらして作付けしているインゲンもある。
明日の朝はかなり冷えるという予報が出ているので、もし霜でも当ったら折角これまで育てたインゲンが全滅してましう。

ハウスの屋根かけは風が天敵となる。
朝からチャンスを狙っていたが結局「凪ぎ」となったのは夕方近くで、屋根をかけ終える頃には暗くなってしまったが何とかインゲンは保護できたようだ。

夏場のインゲンは供給過多気味で値崩れしたりしたので、希少価値が高まるこれからの出荷で少し挽回したいものと目論んでいる。



周辺の野山も徐々に色付き始めてきている。
「霜後の滝」の紅葉も始まったと聞いて行って見たが、まだこれからという感じだった。
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