霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

「権利の上に眠るものは・・・」 その四

2015-01-10 20:33:07 | 社会
今回の「多面的機能維持支払」の事業計画を総会の決議無しに実施した点について、或る役員は
「規定が無いからやる必要が無い」との見解だった。
実際は規定が無い訳ではないが、一歩譲って「規定が無かった」としても役員の予算執行権等の
あらゆる権限は総会の決議で初めて付与される性質のもの。
総会の開催を否定すると自らの権限の根拠まで否定することにつながる。

従って、「総会の開催」と「役員への権限付与」は不離一体のもので切り離すと矛盾が生じてしまう。
そう考えると「規定の有無」はポイント外れの無意味な論議ということになる。



東京で暮らす娘に送るため雪の下から白蕪を収穫して来た。
赤蕪と較べると寒さに弱いが昨日収穫分は未だ大丈夫だった。
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権利の上に眠るものは・・・」その三

2015-01-09 20:01:05 | 社会
霜後集落では総会等で自分の意見を述べる人は殆どいない。
勿論、意見を持っていない訳ではなく個人的に一対一で話す場合は本音を話す人が少なくない。
しかし、全体の場でその意見が述べられることは「全くない」と言っていい。

それは常に体制派、多数派に身を置いて我が身の安全を守ろうとする「田舎特有の保守的風土」がそうさせている
ものと受け留めていた。
ところが、数年前に達古袋地区の集会に出る機会があったが、その時は収拾が困難なぐらい(玉石混淆の)色々な
意見が出たのに驚かされた。
意見を述べない風土は「霜後集落特有のもの」とその時に初めて知った。


(選別を終えた黒平豆。大豆は選別に時間がかかるのが課題。)

それは、狭い盆地の小さな集落であることが起因しているのかもしれない。
しかし、今は皆兼業農家となり外で職に就いていることから「世間の常識」を知らない訳ではないはず。
にもかかわらず、集落内では「非常識」が横行し「批判もされず責任も負わず」が罷り通る「不思議な世界」が
出来上がっている。

以前、集落内では補助金や障害者年金を不正に受給したりすることがあったという、
今でも書類のやり取りだけの「耕畜連携」が噂されているし、不正は「やったもん勝ち」の様相を呈している。
そのため、下手に他人の不正を批判したりすると「天ツバ」となって自分に返って来ることから「お互いの不正には
目をつぶる」という「暗黙の了解」が出来上がっているかのようだ。

表面的には「権利の上に眠る」集落に見えるが、実体はその逆で「権利濫用が横行する」集落なのかもしれない。
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「権利の上に眠るものは・・・」 その二

2015-01-08 18:10:49 | 社会
昨年の晩秋に集落の公民館に植えられている樹木が突然伐採された。
公民館の象徴とも思える桜や公孫樹までその犠牲になった。
伐採することが何時どのような場で決められたか全く不明で、漏れ聞こえて来るところによると
一部役員の私的思惑で実施されたらしい。
体制派で知られる我が家のジイチャンでさえも「あんまり乱暴過ぎる」と呆れる始末。
しかも伐採に参加した地区民には「多面的機能維持支払」という新しい補助金制度の金を使って
日当を出している

公民館の土地は地区民の共有地なので、少なくとも樹木の伐採は行政区の総会に付議し「(多数決
ではなく)共有者全員の合意」を経る必要があるがその手続きは省略されたままとなっている。
また、「多面的機能維持支払」の事業計画も「総会の議決」が大前提となるにもかかわらず、こちら
もその手続きを踏まないまま実施している。


(へそ大根作りは最盛期を迎えている)

その二つの重大な手続き違反を指摘し「早急に総会を開催すべき」と役員に連絡したが「何故その
ような指摘をされるか」さえも理解できずにいるようだ。

これまでも中山間地支払の事業計画を総会の議決を経ないまま実施したり、総会の案内を全員に通知
しなかったりの不手際を繰り返して来ているが、役員には学習能力が全く無いらしく未だに「組織の
最高議決機関である総会の位置づけや役割」を理解しないまま補助金に群がるシロアリ集団と化して
いる。
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「権利の上に眠るものは・・・」その一

2015-01-07 19:42:40 | 社会
「田舎暮らし」というとノンビリした平和な世界が広がっているイメージを持たれるかもしれないが、
意外とそうでもない。
少なくとも当集落では四方八方に無法者が跋扈していることに驚かされることが多い。

それは世の中の常識を規範として明文化した「法律に関する知識がない」こともあるが、それ以前に
自分の利益のみを考える「我田引水文化が蔓延している」ためのように思える。



組織の役員に就任した人間が、組織全体よりも自分の利益を優先させる行動に出るのがその一例で、
それが構成員の権利を著しく侵害する行為となっていることは言うまでも無い。
ところが、侵害する側は権利尊重の意識に欠け、侵害される側は権利意識が希薄なため違法行為が
平気で罷り通ってしまう。

敢えてそれに異論を挟んでも「正邪の判断」をすることも無く「多数決」で簡単に葬り去られる。
結果的に、構成員は「権利の上に眠るものは保護に値せず」を甘受する形となっている。
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2015-01-06 16:37:19 | 
昨年の米はウルチもモチも例年に較べ収量は多かったが「味がイマイチ」というのが一関地方の一般的評価となっている。
最初は「我が家だけかも・・・」と不安になったが「一人蚊帳の外」とならなかったことでホッと胸を撫で下ろした。

だからと言って極端に味が落ちている訳ではなく12月のモチ米の売れ行きは極めて好調だった。
また、厳美の「道の駅」で購入されたかと思われる高知県のお客様から「こんな美味しいモチ米食べたことない」と
お褒めのコメントが入った年賀状を頂戴したりもしている。


(正月の家の前の雪景色)

昨年の米作りは除草機押しが途中で挫折したり、稲が倒伏したりと失敗が多かったが、お客様からの激励を胸に
「美味しい米作りに励まねば」と決意を新たにしている。
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