2年ぶりに進出した天皇杯3回戦で対戦するのは、ナビスコカップ王者にして前回大会の覇者・鹿島アントラーズ。
日本サッカーの歴史にその名を刻む、知らぬ者のないビッグクラブ。設立4年目のカターレ富山にとって、史上最大の挑戦となります。
リーグ戦のほうではいまひとつふるわず、ACL出場権を獲得できなかった鹿島。それだけに、残り1枠である天皇杯優勝・連覇は目標というよりはノルマとさえ言えるのかもしれません。ナビスコカップを制した実力は、本物。富山と初対戦だろうがなんだろうが関係なしに、勝って当然、負けることなどあり得ないというスタンスかと。前の試合から約2週間空いて、休養も充分で迎えるホーム戦。逆に、勝てない要素・・・というより、苦戦する要素を探す方が難しいくらいなのかもしれません。
一方の、カターレ。この鹿島戦に向けて勝って勢いをつけたかったはずの岡山戦で、持ち味を出せぬまま零封負け。そんななかで、休む間もなく中2日でのアウェイ戦。状況は、厳しいものがあります。
相手は、言うまでもなく強豪。実績で見れば、歴然どころではないほどの差があります。片や16冠の達成を目指すビッグクラブ、片やJ参入3年目、リーグ下位から抜け出せない弱小チーム。
あるいは勝敗は問題ではなく、何点差がつくか、いかに出場機会の少ない選手に経験を積ませるか?というところが問題となってくるのでは?という気も。一応、totoの対象試合にもなっていますが、富山の勝利予想は4%を切るありさま。いわゆる鉄板のカードとして、当たり前に鹿島が勝つ試合だと思われていることは、数字としても明らかです。
しかし。
それがどうした。
カターレが強豪に挑む立場というのは、これまでとなんら変わりのないこと。むしろ、挑みかかられる側になった経験がほとんどないことのほうが問題かもしれないくらいで。
リーグ戦においても、ひいき目に見ても同格、それ以外はほとんどが格上のチームを相手にしているのであって。格上相手に挑むには、全力をもってぶつかっていくしかない。そのこと自体には、なんら変わりはありません。それがJ1屈指の実力チームである王者・鹿島であろうが関係なく。
つまり。
やることは、シンプルだということ。実力差があることは、わかりきっている。けれど、それでもなんとかしなければならないということは、常日頃からずっと取り組んでいることの延長でしょう。ならば、特別に意識することはないはず。鹿島だからと、強豪だからと卑屈になる必要など一切ないということです。今まで通り、やればいい。全力をもって、格上相手にぶつかっていけばいい。
そう、相手がどうこうより、もっと大切なことがあります。
自分たちのサッカーができるかどうか。それができなくて敗れた岡山戦の反省を、フィードバックできるかどうか。
全力を出し切ってなお勝てるかどうかという相手に、最大限の力を出し切らずして勝機も何もないというところでしょうか。
「負けてもともと」なんて逃げ道は、いりません。
むしろ、鹿島を利用してやるくらいで臨むべきかもしれません。
これまで積み上げてきたチームとしての形が、王者相手にも通用するのかどうか。
通用すれば、それは大きな自信となること請け合い。通用しなかったらしなかったで、強い相手が的確に対処してくれたならば、課題もはっきりと浮き彫りになるというもの。どちらに転んでもプラスじゃないか、と。
とはいえ、それもこれも、自分たちのサッカーが体現できていることが最低条件。まずは、大舞台にもひるまず試合に入ること。そして、強豪相手にも果敢に挑んでいくこと。それらの実現を目指すならば、恐れたりしている暇はないはずです。力を出し切るしかないはずです。
負けてはならないのは、相手ではなく己自身。
初対戦だからこそ、見せてやればいい。カターレ富山のサッカーを。J2下位だからといって侮って良い相手でないことを、見せつけてやればいい。
ナビスコカップ王者を、連覇を狙う前回覇者を撃破する―――「ジャイアントキリング」の、またとない機会。
勝って、日本サッカー界を揺るがせ!
勝って、カターレ富山の名を知らしめろ!
成し遂げろ、下克上!
勝たれ!!!富山!!!!!
日本サッカーの歴史にその名を刻む、知らぬ者のないビッグクラブ。設立4年目のカターレ富山にとって、史上最大の挑戦となります。
リーグ戦のほうではいまひとつふるわず、ACL出場権を獲得できなかった鹿島。それだけに、残り1枠である天皇杯優勝・連覇は目標というよりはノルマとさえ言えるのかもしれません。ナビスコカップを制した実力は、本物。富山と初対戦だろうがなんだろうが関係なしに、勝って当然、負けることなどあり得ないというスタンスかと。前の試合から約2週間空いて、休養も充分で迎えるホーム戦。逆に、勝てない要素・・・というより、苦戦する要素を探す方が難しいくらいなのかもしれません。
一方の、カターレ。この鹿島戦に向けて勝って勢いをつけたかったはずの岡山戦で、持ち味を出せぬまま零封負け。そんななかで、休む間もなく中2日でのアウェイ戦。状況は、厳しいものがあります。
相手は、言うまでもなく強豪。実績で見れば、歴然どころではないほどの差があります。片や16冠の達成を目指すビッグクラブ、片やJ参入3年目、リーグ下位から抜け出せない弱小チーム。
あるいは勝敗は問題ではなく、何点差がつくか、いかに出場機会の少ない選手に経験を積ませるか?というところが問題となってくるのでは?という気も。一応、totoの対象試合にもなっていますが、富山の勝利予想は4%を切るありさま。いわゆる鉄板のカードとして、当たり前に鹿島が勝つ試合だと思われていることは、数字としても明らかです。
しかし。
それがどうした。
カターレが強豪に挑む立場というのは、これまでとなんら変わりのないこと。むしろ、挑みかかられる側になった経験がほとんどないことのほうが問題かもしれないくらいで。
リーグ戦においても、ひいき目に見ても同格、それ以外はほとんどが格上のチームを相手にしているのであって。格上相手に挑むには、全力をもってぶつかっていくしかない。そのこと自体には、なんら変わりはありません。それがJ1屈指の実力チームである王者・鹿島であろうが関係なく。
つまり。
やることは、シンプルだということ。実力差があることは、わかりきっている。けれど、それでもなんとかしなければならないということは、常日頃からずっと取り組んでいることの延長でしょう。ならば、特別に意識することはないはず。鹿島だからと、強豪だからと卑屈になる必要など一切ないということです。今まで通り、やればいい。全力をもって、格上相手にぶつかっていけばいい。
そう、相手がどうこうより、もっと大切なことがあります。
自分たちのサッカーができるかどうか。それができなくて敗れた岡山戦の反省を、フィードバックできるかどうか。
全力を出し切ってなお勝てるかどうかという相手に、最大限の力を出し切らずして勝機も何もないというところでしょうか。
「負けてもともと」なんて逃げ道は、いりません。
むしろ、鹿島を利用してやるくらいで臨むべきかもしれません。
これまで積み上げてきたチームとしての形が、王者相手にも通用するのかどうか。
通用すれば、それは大きな自信となること請け合い。通用しなかったらしなかったで、強い相手が的確に対処してくれたならば、課題もはっきりと浮き彫りになるというもの。どちらに転んでもプラスじゃないか、と。
とはいえ、それもこれも、自分たちのサッカーが体現できていることが最低条件。まずは、大舞台にもひるまず試合に入ること。そして、強豪相手にも果敢に挑んでいくこと。それらの実現を目指すならば、恐れたりしている暇はないはずです。力を出し切るしかないはずです。
負けてはならないのは、相手ではなく己自身。
初対戦だからこそ、見せてやればいい。カターレ富山のサッカーを。J2下位だからといって侮って良い相手でないことを、見せつけてやればいい。
ナビスコカップ王者を、連覇を狙う前回覇者を撃破する―――「ジャイアントキリング」の、またとない機会。
勝って、日本サッカー界を揺るがせ!
勝って、カターレ富山の名を知らしめろ!
成し遂げろ、下克上!
勝たれ!!!富山!!!!!