行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

【J特】第36節  ロアッソ熊本戦

2013-10-06 06:09:36 | カターレ富山
チーム初のハットトリックという快挙とともに7試合ぶりとなる勝利をおさめた前節より1週間。2連勝を目指して、3週間ぶりとなるホーム戦にてロアッソ熊本を迎え撃ちます。
現在18位の熊本と19位のカターレとの勝ち点差は僅かに1。勝てば逆転できます。順位で上回るためにも、残留争いから抜け出すためにも・・・負けは論外として、引き分けも要りません。欲しいのは勝利のみ。勝って、前節の快勝がまぐれでなかったことを、結果で証明せねばなりません。
どちらのチームにとっても勝ちたい試合であり、プレッシャーのかかる試合。けれど、それを制して勝利をおさめたチームこそが、最終盤のリーグ戦も手応えと自信を胸に戦い抜いていけることでしょう。
ならば、勝つしかない。連勝を成し遂げるのは、ホームのカターレ!その強い意志を勝利へと結実させ、まずは18位浮上を!

ここ最近は2勝1分けと調子が上向いている熊本。ここで勢いのままに富山を叩いて残留争いからの離脱を果たすべく乗り込んでくることでしょう。
ただ、カターレのほうも他所をどうこう言えないにせよ、失点が足を引っ張ってなかなか勝ちに結び付けられない試合も多いのも事実。ここまでの総得点がカターレの35に対して熊本36とほぼ同数なのに対して、総失点は48に対して54と、やや熊本のほうが多め。そのあたりをうまく突くことが、勝利へのカギとなってくるのではないでしょうか。
つまりは、先制点を挙げることによって、相手に“いつもの展開”という認識を植え付けること。得点力に関してはほぼ互角というなかにあって、両者とも、なかなか「獲られたら獲り返す」とはいかないのが実情といったところでしょうが、そこで優位に立つと。
熊本にとっても苔口のハットトリック、2試合連続ゴール中という情報は当然のように頭に入っていることでしょう。そのあたりで、先に得点を挙げることにより、1点をただの1点以上の重みをもったものとして認識させることができたなら。警戒感が反撃の勢いを鈍らせるほどに攻め立てられたならば、言うことがないのですが。

そうしたなかにあって。やはり、苔口にかかる期待というものは大きくなるでしょう。警戒もされ、なかなか裏のスペースに抜け出す良い動きをさせてもらえないやもしれません。
けれど、そうやって注意が苔口に向いたら向いたで、他の攻撃陣にチャンスが生まれるというもの。なかでも、白崎やヨンドクといった個人で局面を打開できる力を持った選手が前線で活躍できたならば、相手としてもそちらにも注意を払わざるを得ない。その相乗効果をゴールに結び付けていかねばなりません。
3試合連続ゴールの期待がかかる苔口のゴールが見たい、白崎のリーグ戦初ゴールが見たい、札幌戦以来のホームでのヨンドクのゴールも見たい、と攻撃陣に対しての期待は尽きませんが、それを成し遂げるためには、やはり狙っていく果敢な姿勢が欠かせないでしょう。前節の成功体験を今節にしっかりとフィードバックし、結果につなげるために。やればできるということを、プレーで示していかねば。
そうした攻撃陣の奮起もさることながら。やはり、前節がそうであったように、良い守備から攻撃へ、というリズムをきちんと作り出してペースを握っていかねば。
期待したいのは、大西とヨングンのボランチコンビ。前節の勝利の要因は、ハットトリックに目が行きがちだけれども、実は中盤の安定にこそあったのではないかと思います。不調の福岡の拙攻もあったにせよ、大西やヨングンがしっかりと機能して相手に良い形を作らせなかったことが大きかったように思います。果敢に挑みかかることでパスコースを消し、隙あらばボール奪取。ボールを保持したら保持したで、簡単に相手には譲らない。そうした流れを今節も成し遂げられたならば、前線の攻撃陣も安心してプレーに集中することができ、それが攻撃のチャンスへとつながっていくことでしょう。
最終ラインに関してはどうなるかは未知数ですが・・・池端の出場停止もあり、前節同様にCBは御厨と内田のコンビになるのではないかと。ブランク明けの御厨と実戦経験が少ない内田ですが、前節の時点でまだ改善の余地がある、とのこと。経験豊富な御厨がうまく内田をリードして力を引き出してほしいと思います。なにより、ホーム戦。出場したら、内田にとってはホーム戦初出場。ぜひ、ファン・サポーターの期待に応えるパフォーマンスを発揮してその力を示してほしいです。そして、御厨にとっても久方ぶりのホーム戦。健在ぶりを存分にアピールしてほしいところです。

2009年に2連勝して以降、8戦に渡って勝ちのない熊本戦。前回対戦にしても、せっかくの先制点が実らずにドロー決着となってしまいました。
そんな流れを断ち切るのは、今!
前節、それまで未勝利だった福岡から初勝利を挙げたように。ネガティブなジンクスを断ち切ると同時に、連勝を成し遂げることによってポジティブな流れを呼び込まねばなりません。
勝てば、確実にひとつ順位が上がる。直接対決で勝ち点6ぶんの価値がある試合。
ならば、やるべきことはただひとつ。勝って、およそ1か月半にわたって遠ざかっているホーム戦で勝利を!県総を歓喜で包め!!
不本意ながらも巻き込まれている残留争い、カターレこそが残留にふさわしいことを勝利で示せ!!!
勝たれ!!!富山!!!!!