行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

ついにワースト8連敗。出口の見えない絶望が続く  水戸ホーリーホック戦

2014-06-16 23:46:00 | カターレ富山
0-3で敗戦。
「これぞ最下位の負けっぷり」という無様な敗戦で、ついにクラブワースト記録となる8連敗。しかも、いつもどおりに無得点。勝利への道筋すら示すことができないままに、惨敗を喫してしまったのでした。
前節、首位の湘南を相手に頑張りながらも、試合終了間際に決められてしまい敗戦。その悔しさと首位を相手にもひるまなかった手応えを今節にぶつけねばならなかったはずなのに。
後半途中までは一進一退のままに進み、0-0の状態が続きました。明らかに、前節よりも内容が悪い。果敢に相手にプレッシャーをかけていくという姿勢が見られず、対応が後手。それに加えて攻撃でも良いかたちが作れず、パスがつながらないどころか、「相手にパスをしているのか?」というありさま。
それでも・・・幸いにも、と言えたものかどうなのか、水戸のほうも決して状態が良くありませんでした。よく言われるところの県総のピッチの悪さもあったのでしょうが、ある意味こちらにおつきあいしてもらっていたというか、とにかく「これは駄目だ」というほどの脅威は感じませんでした。
けれど。
そんななかにあっても、得点できなければ勝てないのであって。
相も変わらず、相手に嫌がられるような攻撃の怖さが、まるで体現できていない。シュートもあった、セットプレーのチャンスもあった。けれど、得点のにおいというものが、まるっきりありませんでした。これはいける!という手応えが、全然ありませんでした。それでは、勝てない。
諦めてしまったわけではないにせよ、また無得点に終わってしまうような気配が漂う中・・・それならば、せめて無失点に抑えきることを考えねば、というところでしたが。前節の湘南戦の教訓を忘れることなく、最後の最後までしのぎきって、最悪でもスコアレスドローに、と思っていたのですが。
しかし。
監督の言うところの「ゲームが動くはずのないときにゲームが動いてしまった」という・・・70分、あっけなくロングボールを通されて失点。それまでの頑張りはなんだったのか?というような、「なにそれ?」という失点でした。
そこからは、最下位の真骨頂。
逆転を目指して果敢に挑まねばならなかったはずが、逆にPKを与えてしまい追加点を許すことに。2点差となり苦しくなったものの、それでも諦めない意地を見せねばならなかったのに。連敗脱出・4試合ぶりの勝利を目指す水戸の気迫に押されてしまい、防戦一方。チャンスらしいチャンスも作れないままに時間だけが過ぎていく中、最後の最後、アディショナルタイムにダメ押しとなる3点目を決められてしまう体たらく。
内容的にも、とても0-3で負ける試合ではなかったのに。どうしてこうなってしまうのか。

ただ、無念さ、歯痒さ、悔しさしかありません。
連敗脱出を期さねばならない試合であったことはわかりきっていたはず。ワースト記録更新なんぞ認められないことはわかりきっていたはず。なにより、最下位という状況にあっても応援を続けているホームのファン・サポーターに勝利を届けねばならないことは、わかりきっていたはず。
なのに。
結果を出せないどころか、惨めな思いを繰り返させただけ。
なぜ、これまでの悔しい思いをピッチ上で晴らす、ということができないのか。なぜ、これまでの反省を活かすということができないのか。
スコアレスドローでありながらも手応えを掴んだ開幕戦。ならばと、その勢いを勝利につなげねばならなかったところの岐阜戦で0-3負け。
もう18試合も経過しているというのに、開幕のあの頃から全く進歩していません。
むしろ、ほかのクラブが着実にシーズン経過とともに力をつけていっていることを思えば、退化とすら言えるのではないかと。
そんな反省を活かせない、進歩がない状態を続けてきた結果が、クラブワースト8連敗。
いったい、なにを考えているのかと言いたくもなります。
監督の進退伺いを出した条件付けとして、シーズン前半戦残り5試合で3勝というものがあったようですが・・・残り3戦3勝するしか条件を満たせなくなりました。
はっきり言って。
今のままでは無理です。
諦めてしまうわけではないのですが・・・それでも。こんなことを繰り返していても、勝てません。勝てる期待さえ抱かせないプレーぶりなのだから。
もちろん、応援するチームを悪し様に言うようなことなんて、したくない。したいはずなんてありませんよ。
だけれど。
そんな思いを惨敗という結果で踏みにじられてしまっては・・・。
いったい、いつまで惨めな思いを続けなければならないのかと。
未だ、闇は晴れません。



追伸。

W杯の初戦・コートジボワール戦を富山市のグランドプラザで行われたパブリックビューイングで観戦しました。会場は、まさに立錐の余地もないというくらいの人だかり。2000人くらいはいたでしょうか。
そりゃ、純粋なサッカーファンばかりでなく、いわゆる一見さんやにわかの人も少なくはなかったでしょうけれど。それでも、サッカーというものに関心のある人がそれだけいるということ。
なんというか・・・えもいわれぬ居心地の悪さというか、アウェイ感のようなものを感じてしまいました。感じても仕方のないこととは知りつつも。
J2においてもワースト級規模というショボさのゴール裏、というカターレサポーターなんぞをやっていると・・・代表でこれだけ盛り上がるなら、ちっとはカターレにも関心を示してくれよ!なんて言いたくもなりますが。・・・まぁ、最下位のチームがそれを言っても軽くあしらわれるかも、ということも否定できないのがいかんともしがたいところではありますが。
前半、本田のゴールで日本が先制。それはもう、大盛り上がり。
そんななか。なにげに、ゴールが決まった瞬間の喜び方というものを忘れかけている自分に気づいて、ちょっと凹んだりもしました。
8連敗中で勝利の歓喜というものを味わっていないこともさることながら、その間、得点すらまともに挙げられていないのだから。
後半、立て続けに2失点を喫し、逆転されてしまった日本代表。
ああ、どっかで見たような展開だな-、なんて。こちとら、負けパターンにはちとうるさいですよ?
その後も反撃らしい反撃もおぼつかずに敗れ去る姿・・・まるで、どっかのチームみたいじゃないですか、と。

もちろん、日本代表を応援していた気持ちに嘘偽りはありませんし、逆転を願っていた気持ちも真実。
一方で。
なんというか、場のノリについていけてなかったのも確かだったというか。“いつもの応援”にくらべて、自分内部で熱が足りていませんでした。
やはり、自分にとってのイチバンは、カターレ富山なんだな、と。
カターレの応援ならば、腹の底から声を出しますし、心の底から熱くなります。それを、再確認した格好。

元はと言えば。
こういったW杯のときにだけ盛り上がってあとは知らん顔、みたいなミーハーなノリが嫌で。それならばどんなときも真摯に応援する姿勢を見せろよ!なんて思っていた自分がいて。
良いときも悪いときもひっくるめて、理屈抜きに応援するようなチームがあれば―――ある意味、そんな願いを叶えてくれたのが、カターレでした。
カターレ >>>>> 日本代表  
間違いない。思いの強さが違う。自分の中から沸き起こる熱さが違う。
いかに、自分の中で大切な存在であるのかを再確認しました。

そんなカターレが、今、史上最悪の状況に置かれています。
だからといって・・・いや、だからこそ。見捨てるなんてことは絶対しませんし、応援をやめるなんてことはありえません。
この胸に熱い思いがある以上は、決してくじけるわけにはいかないのです。
コメント
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