2-1で勝利!
1-1のまま迎えた試合終了間際、途中出場の進藤が値千金の決勝ゴール!前節に続いての劇的アディショナルタイムゴールで連勝を飾ったのでした。
試合内容については劣勢を強いられる時間が多く、決して楽な試合ではありませんでした。敗れていたとしてもおかしくはなかった展開。
しかし、踏ん張った。
なかなか好機を見出せない展開も我慢し、33度近い暑さにも屈せず。粘り強くプレーし続けた結果が呼び込んだ2連勝。
9勝6分け9敗と負け越しが続いていた戦績を五分に戻し、敗れていたなら7に開いていたところの6位鳥取との差を1に縮め、まだまだあきらめないという姿勢を示したこの結果。
必勝を期して臨んだ試合で、しっかり勝てたというその意義。
次週から天皇杯の試合を挟むこととなりますが、そのあとの第3クール開始へと、この勢いを継続していかねばなりません。
夏場の15時開始、気温32.6度、湿度67%という厳しい条件下での試合となった今節。
前回対戦同様、キックオフ前に陣地変更が行われたなかでの試合開始。前回のそれは明らかに風の影響でしたが、今回は風もあったでしょうが、日差しの影響を考慮しての変更であったのかもしれません。
その試合開始から間もない4分。
相手CKからの流れをブロック、そこからのカウンター。サイドラインを割るかというボールに猛然とダッシュして追いついた北井が、中央へパス。萱沼が相手DFを引きつけることで空いたスペースに走り込んだ中西が蹴り込み、ゴール!欲しかった先制点を決めるべき選手が決めるという、理想的なかたちで先制することに成功したのでした。
しかしながら、そこから一気呵成にというわけにはいかず。
なかなか良い攻撃のかたちが作れないままもたついている間に、徐々に盛り返してペースを握った鳥取。プレーの質の部分では、相手の方に分があったように思います。
そんななか、22分。
寄せの甘さからクロスを上げられてしまい、中央でヘッドで合わせられて失点。追いつかれてしまうことに。
相手の上手さというよりは、自分たちの至らなさが招いた失点―――今季ここまで、幾度も繰り返してしまってきたパターン。今回もまた、そこから勝利を逃す展開に陥ってしまうのか?という懸念がもたげてきてしまったのでした。
その後も鳥取ペースで、なかなか反撃の糸口が見出せないままに時間が経過。
それでも、逆転ゴールまでは許さず。42分には強烈なシュートをGK飯田が横っ飛びで阻止というファインセーブも。劣勢にあっても、それでもなんとかしなければ、という気持ちは失わずに。
同点で迎えた後半。
その開始から8分という段階でアクシデント。北井が接触プレーで頭部を切ってしまい、処置のために一時的にひとり少ない状況に。
それでもしっかりとしのぎ続け、北井もテーピングを施して復帰。積極的にシュートを狙っていくなど、怪我に屈することなく勝利を狙う、という気概を見せました。
前後半共に給水タイムがとられたように、本当に過酷な条件下での試合。さらには相手ペース、なかなか決定的状況が作り出せないという厳しい展開。
そんななかにあっても、それでも選手たちは懸命にプレー。
66分には苔口、78分には前節のプロデビューに続いて2試合連続出場となった進藤を投入。勝利へのてこ入れが図られました。
相手ペースの中にあっても決定的な仕事はさせずにしのぎ続ける一方で、こちらもなかなか攻勢を強められず。
ジリジリとした展開の中、時間が過ぎていく。
そして、後半アディショナルタイム。
アクシデントに見舞われながらも積極性を失うことのなかった北井。そんな彼がディフェンスをかわして果敢にシュート!それをGKがはじいたところを、詰めていた進藤が頭で押し込んでゴール!
予想外すぎる伏兵の劇的ゴールに、駆けつけたファン・サポーターのテンションも最高潮に!
とはいえ、当人にとっては練習から想定してたパターンで、「こぼれてこい」と念じていたのがまさにそうなった、そしてそれを冷静に決めたということだったようで。ともあれ、デビュー2戦目にして挙げた嬉しいプロ初ゴール。前節は出場したことだけが収穫で仕事ができなかった、とのことでしたが、そこから連なった今節の出場チャンスで大仕事をやってのけました。この成功経験は、彼にとってプロとしてやっていくにあたり、大きな糧となったことでしょう。
そして、試合終了。厳しい試合にあってもそれに屈せず、見事に勝利。
思えば、前々節は後半アディショナルタイム失点で敗戦。そして前節と今節ともに後半アディショナルタイム得点で連勝。最後の最後まで何が起こるかわからない、という試合が連続しているな、と。
前節もそうでしたが、正直、試合内容については反省点も多く、褒められた出来ではありません。
しかし、それでも。それでも、勝った。勝って勝ち点3を得るという結果に結びつけることが出来た。
これまでの積み重ねというものを、結果に繋げることが出来るようになってきた。
確かに厳しい試合ではあったものの、暑さでへばってしまったからというわけではなく。シーズン前のキャンプの頃から、こういった暑さによるきつさを想定しながらのトレーニングを継続してきた成果とも言えるかと。それによって、プレー内容で厳しいところはあっても、コンディション面で自滅という状況には陥らずに済んだことは、やはり大きいのではないかと。
前節は久々のスタメンとなった朝日が、プレーのみならず精神的な部分でもチームを引っ張り。ミスが続きながらもへこたれなかったレンペーが、値千金の決勝ゴールを挙げ。
前々節に痛恨の1発レッドで退場、前節は出場停止となった北井。それだけに今節にかける意気込みは並ならぬものがあったでしょうが、それを試合で遺憾なく発揮。アクシデントにも屈せず、2得点に絡む大活躍。
そして、これまでの努力が実を結ぶかたちで出場機会を勝ち取り、結果を出してみせた進藤。
積み重ねが、成果となって表れているという実感。
この感覚を、是非とも大切にしてほしいです。
まだまだ改善点は多く、「勝ったからそれで良し」というわけではありません。
それでも。
この成功体験が、今後の力になる。そう確信します。
第2クールが終了し、第3クール開始となる次節までは、間に2週挟むことに。
その間にある天皇杯の試合というものには、リーグ戦とカップ戦の違いから、まったく同じ感覚で臨むというのは難しいかもしれないけれども。
前々節の敗戦をも含めて、ここ最近の流れというものを、しかと自分たちの力に取り込んで臨んでほしいと思います。
勝利のために全力を尽くすこと。
その当たり前のようでいて難しい命題に関して、手応えを得た今だからこそ。
その手応えをまた確かなものとしていくために、精進を続けなければなりません。
1-1のまま迎えた試合終了間際、途中出場の進藤が値千金の決勝ゴール!前節に続いての劇的アディショナルタイムゴールで連勝を飾ったのでした。
試合内容については劣勢を強いられる時間が多く、決して楽な試合ではありませんでした。敗れていたとしてもおかしくはなかった展開。
しかし、踏ん張った。
なかなか好機を見出せない展開も我慢し、33度近い暑さにも屈せず。粘り強くプレーし続けた結果が呼び込んだ2連勝。
9勝6分け9敗と負け越しが続いていた戦績を五分に戻し、敗れていたなら7に開いていたところの6位鳥取との差を1に縮め、まだまだあきらめないという姿勢を示したこの結果。
必勝を期して臨んだ試合で、しっかり勝てたというその意義。
次週から天皇杯の試合を挟むこととなりますが、そのあとの第3クール開始へと、この勢いを継続していかねばなりません。
夏場の15時開始、気温32.6度、湿度67%という厳しい条件下での試合となった今節。
前回対戦同様、キックオフ前に陣地変更が行われたなかでの試合開始。前回のそれは明らかに風の影響でしたが、今回は風もあったでしょうが、日差しの影響を考慮しての変更であったのかもしれません。
その試合開始から間もない4分。
相手CKからの流れをブロック、そこからのカウンター。サイドラインを割るかというボールに猛然とダッシュして追いついた北井が、中央へパス。萱沼が相手DFを引きつけることで空いたスペースに走り込んだ中西が蹴り込み、ゴール!欲しかった先制点を決めるべき選手が決めるという、理想的なかたちで先制することに成功したのでした。
しかしながら、そこから一気呵成にというわけにはいかず。
なかなか良い攻撃のかたちが作れないままもたついている間に、徐々に盛り返してペースを握った鳥取。プレーの質の部分では、相手の方に分があったように思います。
そんななか、22分。
寄せの甘さからクロスを上げられてしまい、中央でヘッドで合わせられて失点。追いつかれてしまうことに。
相手の上手さというよりは、自分たちの至らなさが招いた失点―――今季ここまで、幾度も繰り返してしまってきたパターン。今回もまた、そこから勝利を逃す展開に陥ってしまうのか?という懸念がもたげてきてしまったのでした。
その後も鳥取ペースで、なかなか反撃の糸口が見出せないままに時間が経過。
それでも、逆転ゴールまでは許さず。42分には強烈なシュートをGK飯田が横っ飛びで阻止というファインセーブも。劣勢にあっても、それでもなんとかしなければ、という気持ちは失わずに。
同点で迎えた後半。
その開始から8分という段階でアクシデント。北井が接触プレーで頭部を切ってしまい、処置のために一時的にひとり少ない状況に。
それでもしっかりとしのぎ続け、北井もテーピングを施して復帰。積極的にシュートを狙っていくなど、怪我に屈することなく勝利を狙う、という気概を見せました。
前後半共に給水タイムがとられたように、本当に過酷な条件下での試合。さらには相手ペース、なかなか決定的状況が作り出せないという厳しい展開。
そんななかにあっても、それでも選手たちは懸命にプレー。
66分には苔口、78分には前節のプロデビューに続いて2試合連続出場となった進藤を投入。勝利へのてこ入れが図られました。
相手ペースの中にあっても決定的な仕事はさせずにしのぎ続ける一方で、こちらもなかなか攻勢を強められず。
ジリジリとした展開の中、時間が過ぎていく。
そして、後半アディショナルタイム。
アクシデントに見舞われながらも積極性を失うことのなかった北井。そんな彼がディフェンスをかわして果敢にシュート!それをGKがはじいたところを、詰めていた進藤が頭で押し込んでゴール!
予想外すぎる伏兵の劇的ゴールに、駆けつけたファン・サポーターのテンションも最高潮に!
とはいえ、当人にとっては練習から想定してたパターンで、「こぼれてこい」と念じていたのがまさにそうなった、そしてそれを冷静に決めたということだったようで。ともあれ、デビュー2戦目にして挙げた嬉しいプロ初ゴール。前節は出場したことだけが収穫で仕事ができなかった、とのことでしたが、そこから連なった今節の出場チャンスで大仕事をやってのけました。この成功経験は、彼にとってプロとしてやっていくにあたり、大きな糧となったことでしょう。
そして、試合終了。厳しい試合にあってもそれに屈せず、見事に勝利。
思えば、前々節は後半アディショナルタイム失点で敗戦。そして前節と今節ともに後半アディショナルタイム得点で連勝。最後の最後まで何が起こるかわからない、という試合が連続しているな、と。
前節もそうでしたが、正直、試合内容については反省点も多く、褒められた出来ではありません。
しかし、それでも。それでも、勝った。勝って勝ち点3を得るという結果に結びつけることが出来た。
これまでの積み重ねというものを、結果に繋げることが出来るようになってきた。
確かに厳しい試合ではあったものの、暑さでへばってしまったからというわけではなく。シーズン前のキャンプの頃から、こういった暑さによるきつさを想定しながらのトレーニングを継続してきた成果とも言えるかと。それによって、プレー内容で厳しいところはあっても、コンディション面で自滅という状況には陥らずに済んだことは、やはり大きいのではないかと。
前節は久々のスタメンとなった朝日が、プレーのみならず精神的な部分でもチームを引っ張り。ミスが続きながらもへこたれなかったレンペーが、値千金の決勝ゴールを挙げ。
前々節に痛恨の1発レッドで退場、前節は出場停止となった北井。それだけに今節にかける意気込みは並ならぬものがあったでしょうが、それを試合で遺憾なく発揮。アクシデントにも屈せず、2得点に絡む大活躍。
そして、これまでの努力が実を結ぶかたちで出場機会を勝ち取り、結果を出してみせた進藤。
積み重ねが、成果となって表れているという実感。
この感覚を、是非とも大切にしてほしいです。
まだまだ改善点は多く、「勝ったからそれで良し」というわけではありません。
それでも。
この成功体験が、今後の力になる。そう確信します。
第2クールが終了し、第3クール開始となる次節までは、間に2週挟むことに。
その間にある天皇杯の試合というものには、リーグ戦とカップ戦の違いから、まったく同じ感覚で臨むというのは難しいかもしれないけれども。
前々節の敗戦をも含めて、ここ最近の流れというものを、しかと自分たちの力に取り込んで臨んでほしいと思います。
勝利のために全力を尽くすこと。
その当たり前のようでいて難しい命題に関して、手応えを得た今だからこそ。
その手応えをまた確かなものとしていくために、精進を続けなければなりません。