行く末遠ければ

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地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第15節  藤枝MYFC戦

2016-07-02 22:05:23 | カターレ富山
暴風の影響で延期された鳥取戦を除けば、今節が前半戦最後の試合。J参入後初となる4連勝をかけて、アウェイで藤枝MYFCと対戦します。
リーグ戦も折り返し点を迎えるなか、首位の鹿児島と勝ち点差2で4位につけるカターレ。前節も同じ勝ち点差でしたが、上位陣が揃って勝利したため、順位の変動はありませんでした。今節も、勝ち点差2以内である1位から5位までのチームに直接対決は無し。つまり、勝ったとしても、他チームの“やらかし”が無い限り、順位が変動しないままに1節ぶん消化、ということになるやもしれません。
言うまでもなく、勝つことが大前提。もしやらかしてしまったとしても、今節の結果だけで即優勝戦線から脱落、ということにはならないでしょうが、それでも。「あと半分ある」ではなく、「あと半分しかない」と捉えるべきでしょう。混戦であるからこそ、食らいついていかねばならない。そのためには、4連勝の達成は、それ自体が目的ではなく、過程の一部に過ぎないとも言えるのではないかと。

昨シーズン、カターレの対藤枝戦は、全対戦クラブ中で唯一の3戦勝ちっぱなし。中でも第19節のアウェイ戦は4得点を挙げ、シーズン最多得点での勝利でした。ただ、だからと言って楽勝だったわけでもなんでもなく。あの時は前節の山口戦で史上最悪の逆転負けを喫してしまったあと、という試合でした。ルーキーであった馬渡の初ゴールで先制したものの、力では劣っていたはずの藤枝を相手に甘さを露呈、追いつかれてハーフタイムを迎えることに。それでも後半8分という早い段階で勝ち越しゴールを奪うことができ、その後は追いつくために前がかりになる相手にしっかりと対処、逆に追加点を重ねるというかたちでの勝利でした。
結果でこそ惨敗を引きずらなかったものの、スコアはともかくとして、力の差をみせつけての圧勝というわけではなかった試合でした。そのあとの桃山でのホーム戦も1-0の辛勝。どうにも、全勝と言いながらも“お得意様”などとは決して言えない相手であった、という印象です。

奇しくも、そのアウェイでの試合からちょうど1年、再び7月第1週にエコパスタジアムでおこなわれるアウェイ藤枝戦。
ほぼ対戦が1巡した今季リーグ戦にあって、現在5勝2分け7敗で10位の藤枝。順位こそ振るわないものの、決して下位だからと侮ることなど出来ない相手でしょう。
頑張りが結果に結びつくときと結びつかないときとの差が大きいチーム、と言えるのではないかと。
ここまでの総得点16は決して少なくない・・・というより、カターレと同じ。そもそも、単純に弱いだけのチームでは、まずこの時点で5勝もできていないのでは?と。
現在の調子も、悪いわけではまったく無く。
6月の戦績を見ても、FC東京U23戦では10分という早い段階で先制されながらも追加点を許さず、後半に追いつく粘りを見せてドロー。次の秋田戦では引き分けかと思われた後半アディショナルタイムに勝ち越し点を挙げ、見事に撃破。カターレが敗れた秋田に勝利しています。そして前節こそ敗れてしまったものの、好調を続ける首位・鹿児島を相手に0-1の惜敗。
さらには先日、清水から期限付き移籍でFWの加賀美 翔が加入。ここぞという場面で決めきれずに敗れることが多かったチームにおける巻き返しの起爆剤として、大いに期待されているようで。
そうやって雰囲気も高まっているなか、それでなくともホーム戦。富山戦初勝利に向けて、気合も十分といったところではないかと。

4試合連続負けなしで3連勝中という事実は事実として。しかしながら、順風満帆かと言えばそうではないと言わざるを得ないのが今のカターレでしょう。
複数得点は逆転勝ちしたセレッソ大阪U23戦くらいで、いずれも1点差。粘り強く戦い、それを結果に結びつけていると言えば聞こえはいいですが・・・前節のYS横浜戦が顕著な例ですが、やはり、得点力不足の深刻さというものの影響は大きいです。自分たち次第でもっと楽に、もっと自信をもってプレーできるのに、それが出来ずに苦戦しているというのであれば、どうにも・・・。
守備陣の頑張りが失点数の少なさにつながっているのは確かで、総得点数で同じ藤枝との成績差は、ひとえに守備力の差と言える部分もあり。
ただ。
相手を完膚なきまでに封じ込んで仕事をさせなかったかと言われたら、そうでもなく。相手の決定力不足に助けられたシーンも少なくはありません。
だからこそ複数得点を挙げて優位に試合を進めねばならないところ、どうにも決めきれない試合が続く、と。
勝ちはしたものの相模原戦の反省を活かせなかった前節。
その前節・YS横浜戦での反省―――一言で言えば決定力不足を、いかに今節で克服するか。
連勝を目指すのは当然として。楽な相手でないことを承知の上で、それでもクオリティーと結果とが合致する勝利でなくては。

期待したいのは、中西。静岡学園出身で思い入れもあるエコパスタジアムでの試合。昨年の同カードでもゴールを挙げて勝利に貢献しました。
今シーズンはなかなか結果が出せずスタメンからも外れる試合が続いていますが、ここで奮起してほしいところです。
獲るべき試合で得点するという、ストライカーとしての仕事を十全にこなすこと。
その役割を求められるシチュエーションで、ぜひとも期待に応える活躍をしてほしい。それを、後半戦への活力としていってほしいと願うばかりです。

混戦の上位争いを勝ち抜いていくために。
やらかしなど、やっている場合ではないのは明らか。足踏みしている暇などありません。
J初の4連勝は、通過点。
勝ちながら、内容も良化させていかねば。
簡単な相手ではないからこそ、結果にこだわって勝利しなければ。
成長し続けろ!勝ち続けろ!
勝たれ!!!富山!!!!!
コメント
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