行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第11節 ロアッソ熊本戦

2021-06-12 13:40:10 | カターレ富山
J1・浦和レッズに果敢に挑むも及ばず、敗退となった天皇杯2回戦より中3日。
今シーズンをリーグ戦のみに集中することとなって迎えることになる試合。勝ち点2差の5位・ロアッソ熊本をホーム・県総で迎え撃ちます。
前節・第10節は試合が無く、その前はアウェイで3-0で勝った鳥取戦。そのさらに前は高岡スポーツコアで行われた天皇杯1回戦。
県総で開催されるホームゲームということで言えば、実に4週ぶりとなります。
首位堅持を期して臨み、5000人の動員を目指すなど、ただの1試合ではないことをみなが意識共有する試合。
必勝を誓い、カターレを応援するすべての人に歓喜を届けねば。

J1・鳥栖に0-1で敗れて天皇杯敗退となってから中3日というインターバルは同じながらも、前節休みであったカターレとは違い、3連戦の3戦目となる熊本。
前節はホームで連敗中であった沼津と対戦。3連勝中、しかも無失点で、という充実度、さらには勝てば試合無しの富山を抜いて首位に躍り出るとあれば、気合も入った一戦だったことでしょう。
しかし。よもや気が緩んだということでもないでしょうが、0-1で敗れる結果に。
連続無失点が途切れ、自慢の攻撃陣も不発。さらには首位奪取のチャンスを逃す、と。
そんななか、気を取り直して臨むこととなった天皇杯。しかしながら、力及ばず敗戦。J1クラブ打倒ならず。
そして迎える、今節。連続アウェイ戦として富山に乗り込んできます。
ここで敗れて連敗となっては、ただの1敗以上の大ダメージとなることは必至。覚悟をもって挑みかかってくることは、間違いありません。
そんな熊本の挑戦を迎え撃ち、勝って返り討ちとせねばならないカターレ。
首位のプライドを示すは、今。大事な一戦を制し、ホーム無敗を継続せねばならないことは、言うまでもなく。
ただ・・・懸念がぬぐえないのは、これまでの戦績ゆえでしょうか。
過去2勝5分け10敗と、相性が悪いどころではないほど一方的にしてやられています。勝ったのはカターレのJ初年度・2009年にまで遡らねばならないという。
カターレの降格によって対戦のない時期もあったものの、J3で再び対戦するようになってからも、まったく勝てず。
今回の対戦ですが、3連戦で連続アウェイの2戦目という熊本に対し、前節は試合無し、浦和との対戦もアウェイではありつつも比較的近く。そして、今節はホーム戦。
コンディション的な条件で言えば、カターレのほうが有利と見て良いかと。
それでも。
やはり、思い出されるのが昨シーズンの同カード。
9月の第13節、平日開催のホーム戦でした。ホームであることに加え、前の試合が直前で中止となった中での試合。対して熊本は連戦の中でのアウェイ戦。コンディションではカターレに分があった試合。
しかし、前半のうちに連続失点していきなり流れを悪くすると。意地を見せて同点に追いついたにもかかわらず、試合終盤にこらえきれず失点して敗戦。シーズン序盤戦の悪癖をぶり返すかのような嫌な負けかたで敗れたのでした。
不意の試合中止だったのか、熊本戦敗戦だったのか、直接の理由は定かでないにしろ。
その敗戦後、それまでの良かった部分が影をひそめることになってしまい。
讃岐、ガンバ大阪U23に連勝したものの、内容が良くて勝ったものではなく。最下位にあったセレッソ大阪U23に敗れたのを皮切りに4連敗など、泥沼にはまり。昇格戦線から大きく後退することとなってしまったのでした。
シーズン最終盤でのアウェイ熊本戦、リベンジを期した対戦であったにもかかわらず、返り討ちに遭って敗戦。同カード連敗。
その結果、数字の上でだけ残っていた昇格の可能性も消滅。意地を見せなければならなかった試合を落とし、そこから3連敗でシーズンを終えることになってしまいました。
そういった過去があるだけに。一抹の不安がよぎったとしても、無理からぬところもあろうかと。シーズンも、まだ残り2/3ほどあるなかで、もしも去年の繰り返しとなってしまっては・・・そう思うと。

しかし。
ピンチは、チャンス。それを証明する試合とすることができたなら。
負ければ抜かれる試合ということは、逆に言えば勝てば突き放せる試合。
過去の戦績?それがどうした。
前回ホームゲームでは、これまでホームで1度も勝てていなかった沼津を撃破したじゃないか、と。相性の悪さで言えば、沼津だって相当のものだったところを、しっかりと勝ってみせた。
だったら、熊本も打ち倒さねばならない。そう出来ない理由なんて無い。
プレッシャーがかかるのは、熊本のほう。だったら、去年泥沼にハマってしまったカターレの苦しさを、勝って今度は熊本に押しつけてやるくらいで。
逆に、これまでがこれまでであるだけに。やってやれないことなど無いと、手応えと自信を首位堅持とともに一挙両得を目指さねば!

期待したいのは、姫野。
浦和戦の失点は、反則級助っ人のユンカーによるスーパーゴール。あんなのを決められたらどうしようもねぇよと、忘れて切り替えろ、と同情されるようなゴールであったかもしれません。
けれど、姫野にとって無念の失点であったようで。「ボールを奪い切るという自身の持ち味を思うように発揮できなかった」と悔しさをにじませています。
それは、絶対的に格上であるJ1の強豪相手でも。相手が相手であったから仕方ない、などという諦観はありません。
ならば、やるべきことはひとつ。熊本に、連続無得点での敗戦をくれてやれ、と。ピンチの芽を摘む・・・いや、相手にチャンスそのものを与えないような鉄壁守備で、それを成し遂げてほしいです。
そして当然、勝つためには攻撃陣の奮起にも期待。
なかでも、リーグ戦3試合連続ゴールの期待がかかる高橋には、是非ともそれを実現してほしいです。
浦和のユンカーのスーパーゴールは、いわゆるFWの本能とでもいうべきものが眩しいまでの輝きを放ったものでしたが。
個人的に、カターレにあってそういった領域にいちばん近い・・・「FWらしいFW」というのが、高橋であると、そう思っています。
浦和戦の無得点により、ここまでの今シーズン全試合得点が途切れてしまいましたが。
そんなことは心配無用、むしろリーグ戦では引き続き記録更新していくぜ!という、そんなゴールが見たいです。
そしてもうひとり、松岡のリーグ戦デビューにも期待したいところ。
浦和戦でスタメン出場した大野、吉平、そして途中出場の高橋は、さすがにフル出場とはならないかもしれないなかで。
それでなくとも前節が休みだったこともあり、コンディションの問題がない松岡の出場は、充分に有り得るかと。
このところ評価を高めており、天皇杯1回戦ではゴールも決めた。そんな彼が、必勝を期した熊本戦でその力を存分に発揮したならば。これから夏場に入っていくシーズンにあってコンディション管理も慎重に検討しなければならないなかで。
若手の台頭、その旗頭となってほしいです。
思い起こせば・・・過去の対戦で熊本にホームで唯一勝った試合、その決勝ゴールを決めたのが、地元出身のノジーコこと野嶋 良でした。
2009年5月5日のこどもの日、詰めかけたファン・サポーターの期待に応えてみせた姿、よく覚えています。
だったら。
高橋でも、松岡でも。今回もまた、地元出身選手にヒーローとなってもらおうじゃないかと。
この試合が初観戦という人もいるでしょう、そんな人に、「あの選手は富山出身なんだぜ!」と、誇らしくアピール出来たなら。
そんな期待に、是非とも応えてほしいです。

4週ぶりの県総、5000人の動員を目指し、フロントスタッフも営業にだいぶ力を入れているようで。
もう、勝たねばならない理由しかないでしょうよ。
そう、初観戦の人もいるでしょう。そういった人に、「J3首位は伊達じゃない!」と言える、そんな勝利を!

ここぞ!の試合を勝ちきれ!!
浦和戦の奮戦がまぐれなどではないことを、我らが県総で、みせつけろ!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
コメント
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