行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第12節 AC長野パルセイロ戦

2021-06-19 15:39:07 | カターレ富山
2009年以来の熊本戦勝利をかけて臨んだ前節だったものの、先制実らずドロー決着。連勝継続ならず、暫定順位も2位に後退してしまったカターレ。
仕切り直しとなる今節。アウェイ戦として長野県はUスタジアムへと乗り込み、AC長野パルセイロと対戦します。
しっかりと、勝ちきること。勝ち点3へとつなげること。
優勝へ向けて、着実に歩みを進めていかねばならないカターレにあって。
連続で勝ち点を落とすわけにはいきません。勝って、確かな実績を挙げ、結果を積み重ね続けねば。

昨シーズンの長野は、悲願のJ2昇格まであと1歩、いや、ほぼ手中にしていたなかで。
最後の最後、シーズン最終戦で相模原にまくられてしまい、涙することとなってしまったのでした。
当然のように、今年こそは!と気合を入れて臨んだ2021シーズンであったはずでしたが。
開幕戦で幸先よく勝利したものの、そこからまさかの8戦連続勝ちなし。4戦連続でドローから、休みを挟んで3連敗。
これまでのシーズン同様に、定評のある守備力に関してはよく機能しているようで、ここまで10試合で9失点は、カターレと並んでリーグ2位タイ。
不調の原因は明らかで、得点力不足が足を引っ張ってしまったかたち。勝ちきる勢いを見せることが出来ていませんでした。
「こんなはずでは」というなかで、潮目が変わったのは、先の天皇杯2回戦。
昨シーズンのJ1覇者にして、今シーズンもここまで無敗という圧倒的な力を見せて首位に君臨する川崎フロンターレ。
その川崎と対戦し、ジャイアントキリングまであと1歩、いや、ほぼ勝利を手中にするところまでいった長野。
最後の最後、試合終了間際のアディショナルタイムに追いつかれ、延長を経てPK戦で涙することとなってしまいましたが。
“あの”川崎をギリギリまで追い詰めた長野には、あるいはジャイアントキリングと同等かという衝撃が走り。
そこで「やれる!」という自信を得たが故、ということでしょうか。
迎えた前節、アウェイでの鳥取戦。
これまでの鬱憤を晴らすどころではない、9試合6得点のチームが、なんと1試合で8得点という、にわかに信じがたいスコアで圧勝。再び、衝撃が走ったのでした。
そんな流れでの、今節。
長野としては、上位の富山を叩いて完全復活を印象付けるとともに、今季いまだ勝利のないホームでの勝利をファン・サポーターに届けようと、気合を入れているはずです。

前節は、対戦相手の熊本にしてもですが、やはり天皇杯との連戦の影響はあったであろうカターレ。
正直言って、万全であればもっとやれるはずなのに、という試合であったかと。
それでも、セットプレーから音泉がしっかりと決めて先制に成功、毎試合得点を継続することが出来ました。
熊本の低調ぶりもあったかもしれませんが、悪かった場面は失点シーンくらい。
ただ、その失点が重くのしかかるかたちで・・・。最終盤に突き放すことは叶わず、ドロー決着となったのでした。
ネガティブに考えたら、連勝ストップに加えて熊本に対する苦手意識払拭のチャンスをも逃してしまった結果、首位を明け渡してしまった・・・ネガティブに考えたら。
けれども。
覆水盆に返らずという当然の真理について、まだ致命傷にはならない時点で自覚できたということは、プラスでしょう。
当然ながら、たとえ勝てずとも、引き分けと負けでは天と地ほど違う。
勝ち点0に終わらなかったこと、リーグ最少の1敗を継続したこと。毎試合得点を継続できていること。
ここで踏みとどまれるだけの力があることを、信じられるから。
すなわち、これまでの積み重ね。
確かに、8得点を挙げた長野が吹っ切れて連勝を狙っているでしょう。
けれども。
勝ち点11の差があるチームの対戦であることを、思い知らせなければ。
2位と9位との差は、そんな小さいものではないと、カターレ勝利でもって示さねばなりません。

試合間隔が短かったとはいえ、十全に力を発揮しきれなかったという前節の反省をふまえたならば。
今節の勝利にかける各選手の意気込みは、やはり期待したいところですが。
そのなかでも特に活躍してほしいのが、高橋。
かつて所属していた古巣、長野との対戦。カターレ移籍初年度の2019年の対戦ではメンバー外。昨シーズンは怪我で出場無し。今節出場すれば、カターレの選手として初めてのUスタでの長野戦となります。
思い起こせば、昨シーズンの同カード。
やはり元長野の選手として長らく活躍していた松原が、古巣に凱旋。そこで持ち味のロングスローから決勝ゴールを演出、勝利に貢献したのでした。
ならば、今年は高橋の番。
前節の最終盤、決めなければならないところで得点に繋げられず勝ちきれなかったという無念もあり。
その悔しさを晴らす意味でも、この長野戦。
持ち前の得点感覚を十二分に発揮し、古巣のファン・サポーターに健在ぶりを見せつけるゴールをきめてほしいです。

長野とはこれまで、4勝4分け5敗とほぼ互角。熊本との圧倒的な相性の悪さを思えば、ここで勝って本当の五分に戻すことは、マストでしょう。
かつて、アウェイ長野戦では勝てない時期が続きましたが。
近年は、それが一転。一昨年、昨年と連勝中です。さらに一昨年のホーム最終戦で同会場を使用、勝利した試合をカウントするなら、Uスタ3連勝中です。
もちろん、勝つ。勝ってUスタ連勝を継続!
衝撃的展開からの逆襲を期す長野ではありますが。
それがどうした。
勝ち点差11は、何の理由もなくつく差ではないと、教えてやろうじゃないかと。
いろいろな理由で、長野はこれまで勝ち点を積み重ねられなかったかもしれない。
一方で、勝ち点を積み重ねてきたカターレには、相応の理由があるから。
それを、勝って見せつけてやろうじゃないかと。
衝撃の結果はいつまでも続かない、勝ってそれをみせつけてやろうじゃないかと。
なぜなら、カターレは優勝を目指すチームだから。
これまでも、そうしてきた。これからも、そうしていく。

Uスタは、確かに素晴らしいサッカー専用スタジアム。
けれど、J3リーグ戦は、もういいや。来年からは、無くていい。
優勝して、J2復帰を果たすから。
その思い、力に変えろ!!!
瞬間最大得点よりも、全試合継続得点が上であると、勝ってみせつけろ!!
強いチームが、勝つんだ!!!

勝たれ!!!富山!!!!
コメント
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