0-4負けというショッキングな結果に終わってしまった前節・長野戦。
不幸中の幸い、という表現が適当かはさておき。首位・岐阜もまた敗れたことで、勝ち点差は変わらず。
上位6チームが勝ち点差2にひしめき合うという混沌とした状況の中。
それでなくとも勝たねばならないホームゲームで。前節岐阜に3-0と快勝し、まさにそのカオス状況を作り出したチーム・FC今治を迎え撃ちます。
当然のように上位チーム連破を目論む相手を、敗戦のショックを跳ね飛ばす勢いでもって返り討ちにせねばならない、この一戦。
連敗などもってのほかという状況で、しっかりと修正して勝利に、勝ち点3に繋ぐことができるかどうか。
混戦を抜け出すためにも、ここが踏ん張りどころです。
今治との対戦は、昨季ホーム最終戦で敗れてしまって以来。その借りを返す意味でも、どうしても勝たねばならない試合です。
昨シーズンはJ3加入初年度ながら、それを感じさせない戦いぶりでもってリーグの台風の目となっていた今治。
ただ・・・2年目のジンクスというものに陥ったということか。
今シーズンは開幕からなかなか調子が上がらず、第8節のあとに昨季より継続して指揮を執っていたリュイス監督が退任。代わって群馬や松本で監督を務めていた布 啓一郎氏が新たに就任することに。
新監督となって4試合目となった前節、首位の岐阜を相手に3-0と快勝、第3節以来となる今季2勝目を挙げたのでした。
一方のカターレは、前節0-4と完敗、第3節以来となる今季2敗目を喫した、と。
なにか、カターレと真逆といった今シーズンこれまで。
前々節に8得点を挙げて圧勝、その勢いを継続するかたちであった長野に、無得点で敗れてしまった苦い経験を思えば。
今節、やはり前節の成功体験を継続せんと乗り込んでくる今治を相手に・・・長野戦と同じ轍を踏むわけには、断じていきません。
確かに、成功体験から自信をつけた長野の強さもあったでしょうが。
前節に関して言えば、カターレ側が力を出し切れずに自滅してしまった傾向も。
メンタルの弱さ、勝負どころでの強さを、発揮できずに敗れてしまった印象です。
もちろん、そんなことは繰り返してはならない。
もちろん、連敗などもってのほか。
長野へのリベンジは、9月の第18節に粛々と執り行うとして。
今は、目の前の相手・今治を、いかに撃破するか。
無得点試合となった反省を踏まえ、むしろゴールラッシュで鬱憤を晴らすくらいでなければ。
期待したいのは、攻守の中心的選手としてひとりずつ、大野と林堂。
長野のアグレッシブさというものはあったにせよ、やはりFWとして十全に機能できず、結果無得点におわってしまった悔しさを思うとき。
相手にとって常に脅威であり続ける攻めを見せるべく、大野に奮起を求めたいのは必然と言えましょう。
攻撃の基本中の基本、相手にとって嫌な選手であり続けること。それが、自分はもちろん、仲間の攻勢にもつながる。
まずは、先制点。それも前半早い段階で奪うことが望ましいでしょう。
上位チーム連破を目指す今治に、「同じようにはいかん!」と、早々と知らしめてやろうじゃないかと。
一時は最下位にも沈んでいた今治に、カターレが上位に居るということは運やまぐれなどではないことを、ゴールでもって見せつけねば。
今週、新たにブラジル人選手・マテウス レイリア ドス サントスの加入が発表されました。
コロナ禍の隔離期間もあって合流はもう少し先ながら、同じFWの選手として、出場枠をめぐってはライバルとなるなかで。
カターレの目下最多得点FW・大野 燿平ここにあり!そんな活躍を、新たな仲間にも、是非とも見せつけてほしいです。
そして、守備では林堂に期待。
長野戦で、J通算250試合出場という記録を達成。しかし、そのメモリアルを勝利で飾れませんでした。
ディフェンスリーダーとして、屈辱の4失点。無念さは、いかばかりか。
いかに今日ではJ1からJ3まで拡大されて出場のチャンスが増えているとして。ほとんど出場なく去ることになる者も少なくないなか、それでも250試合出場できる選手が、どれほどいるか。
だからこそ。
その経験があるからこそ、今節、勝たねばならないことは誰よりも身に染みて理解しているであろう林堂。
その意地を、プライドをかけて、無失点に抑え込んでほしい。むしろ相手にチャンスすら作らせないほどの鉄壁ぶりを見せてほしい。そう願います。
今シーズン初のナイトゲームとして開催される今節。
また、2018年の10周年ユニフォーム以来となる、限定ユニフォームを着用してのホームゲームとなります。
連続得点試合を途切れさせてしまったものの、ホーム無敗は継続中。
それは限定ユニフォームであっても変わることなく続くーーーそれを、勝利で、勝ち点3でもって証明せねば。
他クラブの結果にもよるものの、勝てば首位に返り咲く可能性も大いにあるなかで。
むしろ、前節の得失点差-4を取り戻すくらいで勝てば、それも十分に可能。
だったら、狙わない理由がない。
勝たねばならない理由しかない!!
ホーム勝利で、ファン・サポーターにカターレの強さをみせてやれ!
運でもまぐれでもない確かな強さを!!!
勝たれ!!!富山!!!!!