行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

未だ道半ば。今季最多動員に奮起も、ドロー決着 ロアッソ熊本戦

2021-06-15 04:55:56 | カターレ富山
1-1のドロー。
天皇杯2回戦・浦和戦より中3日。日程の条件では相手の熊本も同様、むしろホームゲームであったぶん、こちらが有利か、ということもありましたが。
連戦となる選手には疲労の影響、代わって入る選手には熟練度の差をしっかり埋められるかどうか、というような課題があったなかで。
正直言って、影響はあったと思います。
覚悟を決めて、ほぼ天皇杯メンバーそのままで乗り込んできた熊本。それを相手に、幸先よく先制することには成功したのですが。
後半の堪えどころで痛恨の失点。その後、勝ち越し点奪えず、ドロー決着。
勝てた試合、勝たねばならない試合を勝てなかった、という落胆は、少なからずあります。
けれど、ポジティブに捉えるならば。
先の浦和戦こそ無得点におわってしまったものの、リーグ戦で継続中の連続得点試合を途切れさせなかった。そして、逆転負けという最悪の事態は阻止。暫定首位キープはならなかったものの、まだ自力で取り返しがつく状況。
未だ、道半ば。
悔しい結果ではあるけれど、意味のない結果などではないのだから。
まだ伸びしろがあるということ。それを踏まえて、バネにして。精進を続けねばなりません。

左伴社長の下、明らかにこれまでとは違う熱、勢いを感じさせる今シーズンのカターレ富山。
5000人動員を目指し、各種プロモーションを展開。本気度と言うものは、ひしひしと伝わってきました。
結果的にいえば、5000人には届かず、3857人。
前日までしばらく好天が続き、むしろ、まだ夏には早いぞというくらいの暑さ。にもかかわらず、まるで狙ったかのように、当日は曇りのち雨予報。
もし、と言い出せばきりがないですが、それでも・・・もしも好天に恵まれたなら、あるいは、と思わざるを得ません。
しかし、それでも。
もしも、なんの仕掛けもなく漫然と開催していたならば。半分の1900人ほど、ということも、普通にあったはずです。
明らかに、プロモーションの効果が出ていました。
明らかに、これまでのスタジアムの雰囲気とは、違いがありました。
流れというものは、待つのではなく自分で作り出すもの。
目標未達だからダメ、という話ではなく。
集客増への熱量というものが、しっかりと向上につながっている、その事実が重要なのであって。
コロナ禍の影響で、二の足を踏むこともありましょう。けれど、それがスタジアムを活性化出来ない言い訳になってはいけない。
むしろ、逆で。
それを言い訳にしてしまっていては、仮に制限解除、原状回復がなされたとしても、動員増にはつながらず、低迷したまま、浮上できずじまいでしょう。
言い訳無用。逆に、困難を知りつつも、それでもやり遂げる。
この日集ったファン・サポーターには、きっと伝わっているはず。
カターレ富山をより良くしたいという意思が、口先だけのものではないということ。
やってやれないことはないということ。
まだ、たりないかもしれない。けれど、向上の実感は感じ取れたはず。

試合内容についても、あるいは同様であったかもしれません。
上位対決に勝ちきるという目標は、果たせませんでした。
前半の早い段階で、CKから音泉がヘッドで決めて、幸先よく先制。勝利への機運が高まりました。
けれども、突き放す追加点を奪えず。
わきの甘さというか・・・もちろん疲労もあったでしょう、万全ではない熊本に助けられた場面もあり。「いや、もしも浦和みたいなチームが相手だったら、あっけなくやられてたぞ?」と。
後半は特に、なかなか自分たちのペースに持ち込めず、チャンスそのものをつくれず。
そんな中で、試合も終盤の79分。痛恨の失点を喫し、試合は振り出しに。
気が緩んだ、とは思いたくはないのですが・・・・入場者数3857人とアナウンスされた直後、まるでエアポケットか、というようなタイミングで、してやられてしまったのでした。
最後の最後まで、あきらめなかったカターレ。
しかし、それでも・・・。
ラストプレー・・・高橋よ、GKが前掛りになっているのは、見えていたはず。だったら、そこはパスではなく果敢に蹴り込んでいくシチュエーションではなかったか?
先の天皇杯で、敗戦寸前で追いつき、PK戦の末に勝ちきったJ1首位の川崎に見られたような、執念。
そういったものが出せる、勝ちきれるようになるには、まだ足りないか、と。

未だ、道半ば。
けれど、それでも。
勝てなかった無念はあるにせよ、それはチームが向上してきたからこその悔しさであって。
なす術なくあっけなく逆転負け、などでは、また話も違うでしょうが、そうはならなかった。
反省は、必要。けれど、悲観することはない。
課題を、いかに乗り越えていくか。
こういった試合にしっかりと勝ちきれる強さを、したたかさというものを身につけていけたならば。
必ずや、もっと強いカターレになれる。そう信じます。
同じように、今回は未達であった5000人も、きっと。
コメント
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