行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第28節 FC岐阜戦

2022-10-08 16:30:26 | カターレ富山
今シーズンも残すところ7試合。終盤戦、第4コーナーを回ってラストの直線にさしかかるあたりで、心臓破りの坂道を駆け上がり、ライバルを差し切ってゴールになだれ込んでいかねばならないところ。
坂道という例えについてもーーー1巡目、シーズン前半戦に5敗を喫したカターレ。2巡目の試合のうち、その5敗の相手が5チームとも終盤戦に集中。なかでもラスト4試合は、連続で前回敗れた相手だったり。
前回敗れた借りを返さねばならないリベンジマッチ。その皮切りとなる、今節・アウェイ岐阜戦。
前節の相模原戦の勝利によって、クラブ記録を更新するホーム11戦連続負けなしを達成したカターレではありますが。シーズン序盤で2連敗したなか、そのうちのひとつが、岐阜戦。せっかくの先制ゴールを活かせず、無念の逆転負けをくらってしまった借りというものは・・・直接対決で勝ちきる以外に返せません。
必ず、やり返す。強い決意をもってアウェイ戦を制し、勝ち点3を持ち帰らねばなりません。

2022シーズンに臨むにあたり、同じJ3のみならず、Jリーグ全体が注目するほどの大型補強を敢行した岐阜。昨シーズンから所属する元日本代表・柏木 陽介に加え、やはり元代表・宇賀神 友弥、田中 順也といった誰もが知るビッグネームが加入。J3のライバルクラブからも、藤岡 浩介、ンドカ チャールスといった実績が知られたメンバーを加え。オフの話題を独占、「J3の銀河系軍団」として優勝候補にもあげられました。
しかし。
開幕直後、それこそ前回対戦にあたる富山戦に勝利したあたりまでは、まだしも。
その後なかなか勝ち星を伸ばせず苦しい状況を強いられ。監督交代を経ていささか持ち直したかにも思えたものの、再び伸び悩み。
最近は2分け3敗と5試合連続勝ちなし。シーズンワーストの状況で、7試合を残して昇格の可能性が消滅。
さらに追い打ちをかけるように、キャプテンの柏木がアキレス腱断裂の大怪我に見舞われ、今季絶望。
まさに、弱り目に祟り目、泣きっ面に蜂といった状況で今節を迎えることとなります。
期待値が大きかったぶんだけ、落胆も大きい現状。
遺憾ながらも“J2復帰失敗を続ける先輩”であるカターレにとっては、同情を禁じ得ないところではありますが。
とはいえ。
それでなくとも、前回敗れた借りを返さねばならないリベンジマッチ。さらには昇格の可能性を残すカターレにとって、勝たねばならない理由しかありません。
たとえ相手の状況がどうあれ、侮ることもみくびることも、決してあってはなりません。

不調の相手だから楽に勝てる、というわけではないことは、これまでも手痛い授業料を払うかたちで思い知っています。
下位に沈んでいた鳥取に0-3の惨敗を喫したり。7戦連続勝ちなしが続いていた沼津に久しぶりの勝利をプレゼントしてしまったり。
8月の長野戦も含め、1巡目で勝利したにもかかわらず2巡目でやり返されてしまった、という敗戦が、3試合も。
1巡目で負けている岐阜に再び敗れて2連敗など、あってはならない。必ずやリベンジを果たし、1勝1敗とせねばならないことは言うまでもなく。
岐阜にとって、いかに大目標であるところのJ2復帰が無くなったとはいえ。「だからこそ吹っ切れた」とばかりに持ち直すかもしれない。
キャプテンであり試合の中でもゲームメーカーである柏木の離脱というダメージは計り知れないものの、それでも。
「陽介さんのために!」と奮起して結束が深まるかもしれない。
それでなくとも、もともと名の知れた実力者が揃うだけに。うまくかみ合わなかった歯車が、遅ればせながらもガッチリとハマってホームに勝利を届ける力になる!という可能性も・・・決して低くはなかろうと。
なかでも、クラブとして結果が残せていないなかにあっても、気を吐いているのが藤岡 浩介。
昨季の宮崎躍進の立役者。移籍した岐阜においても、今シーズンもまた存在感を示しており、ここまでリーグ2位の13ゴール。しかもここ3試合連続得点中だとか。
決して簡単に行くとは思えない、今節。心してかからねばならないでしょう。

とはいえ。
相手の事情がどうあれ、カターレにとっては、「そんなもん知らん」とばかりに突っぱねなければならないところ。
ホームで結果が出ている一方で、満足のいかない戦績のアウェイ戦。今節、もしも敗れるようなことがあれば、「やっぱりダメなのか」と、ただの1敗以上のダメージを被る結果になりかねません。
上位に喰らいつき、さらには追い抜かねばならないカターレにあっては。
必ずや、勝つ。
監督交代にまで踏み切ったのは、なんのためか?
当然、J2復帰を成し遂げるため。そのために、すべてをかける覚悟の表れ。
だったら。勝たねばならない。なんとしても。

小田切監督の就任から、2試合連続で同じ選手起用となったスタメン。
2度あることは3度あるのか、はたまた今節は変更を伴うのか。
わからない部分のほうが多くて断言こそできないものの、そんななかで個人的見解を述べるなら。
やはり、岐阜戦には他の選手以上の思い入れがあるであろう、古巣対戦となる川西に期待したいところ。
昨季リーグ得点王、いかに大型補強に乗り出した岐阜とて、継続オファーがなかったとは思えません。
そんなか、山形時代に薫陶を受けたイシさんこと石﨑監督を慕うかたちで富山移籍を決意。新天地でも中心選手として活躍してきましたが。
そんななかで、石﨑監督の退任。川西の心中は、いかばかりか。
思うところはあるでしょうし、すべてが万事納得いってもいないかと。
それでも。
やらねばならないことそのものには、変わりはないのであって。
すなわち、カターレの悲願たるJ2復帰。
それを託された選手としてやらねばならないことは、状況がどうあれ、変わらないはずで。
それを今節、前所属クラブ・岐阜との対戦で示してほしい。
昨年まではどうあれ。今は、J2復帰に向けて勝ち続けねばならないカターレを背負って立つ選手・カターレ富山背番号18・川西 翔太なのだから。
岐阜のサポーターが「川西が残っていれば、同じことにはならなかったんじゃねぇのか?」と歯噛みするような、そんな活躍でもって。恩返しゴールでもって、カターレに勝利をもたらしてほしいです。
そしてもうひとり、大畑の活躍にも期待。
岐阜戦に勝利するにあたっては、相手の稼ぎ頭であるところの藤岡をシャットアウトすることは不可欠でしょう。
昨シーズンまで宮崎でチームメイトであった藤岡と大畑。それぞれがJ2を目指すクラブに引き抜かれるかたちで、道を分けることとなりましたが。
岐阜にとっては、J2復帰という目標は叶えられなくなったとはいえ。2年連続で岐阜から得点王を!というモチベーションまでもが消えたわけではなく。
藤岡と大畑、どちらの道が良かったのかは、シーズンが終わった最終結果でしか知り得ないところではありますが。
大畑にも、チームをJ2に導くという大目標があり、それは現在進行形。決して止まることがあってはならないのであって。
元チームメイトを唸らせるプレーでもって、カターレ富山の大畑 隆也をみせつけてほしい。そして、勝利を!

隣県対決であり、多くのカターレファン・サポーターが現地へと駆け付けることかと。
個人的に、松本、長野、鳥取、沼津と、アウェイ参戦4試合連続無得点負けという悔しい思いをしているだけに。今節にかける気持ちは並みならぬものがあります。
前回対戦のリベンジマッチであると同時に、昨シーズン秋のアウェイ戦で敗れた借りを返す場でもあります。
シーズン終盤の大事な時期に3連敗を喫してしまい、いよいよ苦しくなってしまった苦い苦い敗戦であったのを、覚えているからには。
今年は、違うと。
がっつりと勝って、上位クラブにふさわしい、J2を目指すに相応しいという力を見せつける勝利を!!!

情けは無用、容赦なく勝て!!!
必ずや勝利し、勝ち点3を持ち帰れ!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
コメント
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