行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第21節 FC今治戦

2023-08-04 22:24:23 | カターレ富山
7月の2度の対戦で2連敗を喫してしまうという、痛いどころではないダメージを被ることとなった鹿児島戦。
けれど。
今、やらなければならないことは、敗戦を引きずってクヨクヨすることでもなければ、今後を悲観して落ち込むことでもなく。
ただ純粋に、今節・ホーム今治戦に勝利すること、そのミッションを完遂するのみ。
後悔などは、シーズンが終わってからでもすればいい。
今、やらねばならないことは、目の前の試合に全力で取り組み、その上で勝つことだけです。

前節までの20試合で8勝8分け4敗、勝ち点32で5位につけている今治。
敗戦数が4と、リーグ最少の3である首位・愛媛とひとつしか違わない。6敗のカターレよりも優秀ととることもできますが、現状で勝ち点差4ぶんだけカターレのほうが上回っています。
愛媛と並んでリーグ最多タイの11勝のカターレに対し、8勝の今治。カターレの3に対して8という引き分けの多さ、それらが差になって表れているかたち。
ツボにはまれば、もっと上位であってもおかしくないところ・・・負け試合回避もあったでしょうが、それよりは勝ちきれずにドロー決着となった試合が多かったということでしょうか。
また、カターレとの類似点として、ホームでの強さが挙げられます。
実際、前回対戦にあたる4月の里山スタジアムでの試合でも、先制実らずハットトリックをくらって逆転負けを喫しているカターレ。
ここまで今治のホームでの敗戦は、松本に敗れた1試合のみ。半面、アウェイ戦はやや苦手としており、ホーム戦の勝率50%に対してアウェイ勝率は30%にまで落ちることに。敗戦数そのものは少ないものの、勝ちきれずドローというケースもままある、といったところかと。
一方、ここまでホームで敗れたのは鹿児島の1試合のみ、勝率70%を誇るカターレ。アウェイのほうは、先の鹿児島戦の敗戦もあって40%にとどまってしまっていますが。
この傾向が、今節、どう影響するか?
近況を見ると、ドローを挟みながらも7月を無敗で乗り切った今治。
ドゥドゥ、中川 風希という、これまでの対戦でカターレも煮え湯を飲まされてきた主力選手が夏移籍で離脱。戦力ダウン必至かと思われたものの。前節の宮崎戦では、昨シーズンに続き再び期限付き移籍で加入することになった千葉 寛汰がいきなり結果を出す2ゴール。さらに前回富山戦でのハットトリック以来の得点となったヴィニシウスにもゴールが生まれ、3-0と完勝。意気揚々と富山に乗り込んできます。

迎え撃つ、カターレ。
悲観論者のなかには、前節の鹿児島戦の敗戦によって「もうお終いだ」と嘆いて見せるヤツもいることでしょう。
昨シーズン、ホーム・アウェイともに完敗を喫した鹿児島に、再びダブルをくらって負けてしまったという屈辱。それは、これまで繰り返してきた「シーズン終盤での失速による昇格失敗」の兆候そのもの、終わりの始まりだ!と。
気が付けば、愛媛、鹿児島、沼津、今治と、現状の上位に名を連ねるクラブには、全て敗れているカターレ。なにかの偶然によって、たまたま上位にいるだけ・・・そんな化けの皮が、いよいよ剝がされる、と。
特に、アウェイでは愛媛県の2クラブにそれぞれハットトリックで逆転負けという、ガッカリにも程がある負け方。そして、前節の敗戦でシーズンダブルをくらった鹿児島のことを思えば、やはり同じく昨シーズンダブルをくらった今治には、勝てる道理が無いだろう、と。
そうしてさんざんネガティブな物言い・・・呪詛を唱えておけば。今後、実際に失速、そして昇格失敗となったときに、「ほれ見たことか!まぁ、俺は知っていたけどね」とドヤ顔してみせるーーーそんな流れ。
・・・ひとつだけ言いたいのは。
そんなのは、「先見の明がある」とは言わない。
近視眼的な、脳みそお花畑な応援?現状把握が出来ていない?
そんな、「わかった風な口をきいて斜に構えて見る」なんて見方より、よっぽど健全だよ。
応援するクラブの勝利を願って、なにが悪いものか。
これまでのデータは、あくまで参考値。そればかりに囚われていたのであれば、天皇杯でのJ1クラブ撃破だって、ありえなかったことになる。
けれど、それをやってのけたのが今のカターレであり、揺るがない事実。
データで不利であることと実際の勝敗は、必ずしもリンクしない。
勝ってそれを証明するよりほかありません。

期待したいのは、駿太。
アウェイでの前回対戦では、先制ゴールと追いつかれてからの勝ち越しゴールを挙げたものの、逆転負けを喫して勝利につながりませんでした。
さらに言えば、昨シーズンのアウェイ戦でも、同点に追いつくゴールを決めたけれど、勝利につながらず敗戦。
もういい加減、報われてもいいだろう、と。
確かに、連敗を続けている今治戦ではありますが、それでも。圧倒的な力の差を見せつけられて、手も足も出ないどうしようもない一方的な試合で負け続けているというわけではありません。
試合展開に有利不利はあったとしても、一筋の光明すら見いだせない敗戦、というわけでなく。
そんななかで、今治の側にとってみても、富山のFW高橋 駿太は、決して軽んじてはならない選手であるはずで。
前回のアウェイ戦ではメンバー外で、対戦のなかった前カターレの松本 雄真。彼の存在により、カターレ側の情報、対処法がもたらされているという部分もありましょう。今回の対戦でも、決して一筋縄ではいかないことでしょうが。
けれど。
それでも、やる。
今やベテランの域に達している駿太ですが、ここまで7ゴールとカターレのトップスコアラー。その力が決して錆びついてなどいないことを、結果で示しています。
想像の上を行くこと。それこそが、今治戦の連敗を脱する鍵であることは間違いありません。
ならば。やるべきことは、明らか。
「また、あの高橋に決められてしまった」という、今治にとってはただの1点以上の重みをともなうゴールでもって、今度こそチームを勝利に導き、ヒーローとなること。それ以外にありますまいよ。

今やらねばならないことは、なにか?
鹿児島戦に続くシーズンダブルを恐れることなんかじゃない。今治戦連敗継続におびえることなんかじゃない。
むしろ、これまでのデータを反映と言うならば。都合の悪いデータだけでなく、津郷の良いデータの反映も、あってしかるべきで。
つまり、ホームで好調ながらもアウェイでなかなか結果が出せない今治、それに対して、ホームでは今治以上の勝率でもって勝負強さを発揮しているカターレ。そのデータを加味しなければ、フェアじゃないだろうと。
ならばこそ。
今節だけでなく今後も、愛媛、沼津、岐阜と、10月のホーム3戦で前回アウェイで敗れたリベンジを果たしていかねばならないのだから。
負けて仕方ないことなど、ありはしない。
負けたあとだからこそ。
前回のホーム戦・琉球戦の勝利後に、坪川は言いました。上位直接対決で連敗したあとではありましたが、「俺たちはまだ死んでいない」と。
ホームで期待に応える勝利をおさめ、応援するファン・サポーターに応えること。それは、鹿児島にダブルをくらってしまったからといって「やっぱり無理」なんて、あり得ないと。
不安を抱かせたなら、勝利でもって払拭する以外にないだろうと。
そもそも、敗れてなお昇格圏にいるカターレ。その事実は、事実として認めねば。
2位で悲観というならば、他のチームは悲観どころじゃなくて絶望ものか?今治だって、もし今節勝ったとしても、現時点でカターレを超えて昇格圏にはたどり着けないんだぞ?
逆に、今節カターレが勝ったならば、他会場で愛媛が敗れると、首位奪還さえできる。その状況が、本当に悲観すべき状況か?

何度でも言います。やるべきことは、明らか。すなわち、勝つこと。

ホームで勝ちきり、今治戦連敗に終止符を!
昇格圏に居る現状は、決して運やまぐれじゃない。それを、勝って見せつけろ!!!
勝ちきる強さをもって、リベンジを完遂せよ!!

勝たれ!!!富山!!!!!
コメント
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