行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第37節 テゲバジャーロ宮崎戦

2023-11-25 09:47:35 | カターレ富山
2014シーズンにJ2から降格、翌2015シーズンから9シーズンにわたって挑戦し続けてきたJ2復帰。残り2試合という時点で、可能性が潰えていないーーーかつて、ここまで肉薄したシーズンはありませんでした。
2試合連続でノーゴール敗戦、しかも鹿児島が敗れて逆転のチャンスがあったところを、2試合連続でフイに。状況的には、キツイものがあります。
それでも。
勝てば、最終戦に可能性を繋げられるならば。
それをしない理由は無く。勝たねばならない理由しかありません。
11月の長距離移動アウェイもラスト、19位・テゲバジャーロ宮崎と対戦する今シーズンアウェイ最終戦。必勝を期して、勝ち点3を持ち帰らねばなりません。

現時点で昇格への可能性が残っているクラブでは、8位の鳥取や9位の八戸あたりは、さすがに数字上だけのもので、非現実的であると言わざるを得ないところ。
そんななかでも、昇格圏外にあってもいちばん現実的なのがカターレであり。
今節の結果鹿児島が勝った場合、カターレにとって敗戦は言うまでもなく、引き分けですらも、鹿児島の昇格確定。最終戦を待たずに来季のJ3が確定してしまいますが。
一方で、勝ちさえすれば、鹿児島の結果に関わらず最終戦にまで決着を持ち越せます。
もちろん、鹿児島が2連勝してしまえば、こちらが2連勝したとてアウト。今節か最終戦のいずれかで取りこぼしてもらう必要はありますが、それとカターレが勝つかどうかは、また別の話で。
他クラブの勝敗を変えることはできない。けれど、カターレが勝てるかどうかは、頑張り次第でどうにでもなる。いや、しなければならない。
2連敗の悪しき流れ云々を言っている場合ではないです。
終盤失速のお約束、などという戯言は全力で無視。
勝つことに、全てをかけねばなりません。

現在19位の宮崎。
最下位を免れ、JFL降格の危機こそ回避できたものの・・・不本意どころではないシーズンとなってしまいました。
開幕直後こそ連敗スタートであったけれど、そこから徐々に盛り返し、一時は8位にまで順位を上げたものの。そこから7試合連続無得点など、極度の不振に陥り戦績も急降下。8月の第22節北九州戦での勝利を最後にホームでは勝てないままに、今節のホーム最終戦を迎えることとなってしまいました。
ただ、チームとしての力がまったく足りていない弱小クラブ、というわけではなく。
首位の愛媛には2分け、2位の鹿児島には1勝1分けなど、実力のあるクラブに対しても拮抗した力を発揮していさえいます。守備力においては、総失点47のカターレに対して44と、上回ってもいます。
ただ、やはり足を引っ張っているのが、リーグワーストタイの29という得点。そこが改善されていたならば、決して19位になど位置していなかったのではなかろうかと。
それでも。ここ最近は、その課題にも明るい兆しが。
前々節八戸戦では、最終的には3-4で敗れてしまったものの、試合最終盤に一時は勝ち越す連続ゴールを決めて、あきらめない執念を見せました。
そして、前節でも。
昇格争いの生き残りに勝利が欲しいFC大阪に、試合最終盤まで1点のビハインド。敗色も色濃かったところでしたが、それでもあきらめず。
勝利こそならなかったものの、執念のドローで勝ち点1をもぎとってみせたのでした。
そんな流れから迎える、ホーム最終戦。
相手が上位の富山であろうが関係ない、勝利をホームのファン・サポーターと分かち合うのみ!そんな気合を入れて待ち構えていることかと。
前回対戦はカターレが2-0で勝利、通算成績でも4勝1敗と大きくリードしていますが、それはそれ。
前回勝てたから今回も、とはいかないということは、奈良戦、八戸戦の痛すぎる連敗で思い知らされているところでもあり。
負けは論外として、引き分けすらもダメなカターレが勝ちきるには。
怖れることなく、侮ることなく。
相手をリスペクトしつつも、それでも勝ちきる強さ、底力というものを、今こそ遺憾なく発揮しなければなりません。

シーズン前半戦では勝ったのに、後半戦では敗れてしまうーーーもちろん、いろいろな要素が絡んでの結果であって、それが直ちに不甲斐ない結果とは言い切れませんが。
それでも・・・やはり、このどうしても勝たねばならなかった試合を落とした最終盤の2連敗(しかも無得点)は、痛すぎる結果でした。
2度あることは3度ある、なんてことは願い下げ。それをしでかすのは鹿児島だけでいい。
いかに、切り替えつつ勝つか。
ここまで14敗を喫している結果からも、順風満帆なシーズンであったなどとは口が裂けても言えませんが。
一方で。
いかに不本意なシーズンであっても、それでも現時点で3位につけているという事実。それでも昇格を現実的に狙えるポジションに位置しているという事実。
それらは、紛れもない今季カターレ富山の成果であって。
「優勝できなかったから価値なし、どうせ運よく上がれても、またすぐにJ3に逆戻りするに決まっている。だったら潔く昇格は譲って、来シーズンにやり直すべきでは?」
そんなことを言って現状を揶揄する向きもありましょうが。
ハッキリと言います。
「どんなに無様だろうが、昇格に勝る結果なんて、ありはしないんだよ!」
次なんて無い。来シーズンなんてもってのほか。
今、やらねばならない。
外野がとやかく言う分は、無視して。やるべきことを、やり遂げる。
降格以来、未だかつてここまでJ2復帰に肉薄したシーズンは、無かった。
「ダメなら来年」なんてことが通用しないことを、嫌というほど痛感しているーーーその苦しさを、安全なところから石を投げて笑っているような連中に、とやかく言われたくない。
のるかそるか。クラブの趨勢は、この一戦にかかっています。
必ず、勝たねばなりません。
例外は無し。勝利以外の結果は、有り得ません。
勝てるかどうかじゃない、いかに勝つか?ただそれだけです。

4月の前回対戦では、宮崎の堅い守備に手を焼きながらも、それならばとばかりに。
末木と坪川の両ボランチが、それぞれ直接FKをぶち込む競演。末木に至っては2021年の2ゴールに続き、宮崎戦3ゴール目という宮崎キラーっぷりを発揮しています。
前節、八戸のディフェンスを突破しきれずに無得点に終わってしまった無念。それを繰り返さないためにも、あらゆる局面でゴールを狙っていかねばならないことは必至。それにはもちろん、FKの場面も想定されます。
結果論でもの言うのは酷ですが・・・前節も、最終盤にゴール正面からのFKのチャンスがありながら、それを活かせませんでした。
その反省も踏まえ、いかに点を獲るか。そして、勝つか。
2戦連続無得点でたまったフラストレーションを爆発させるようなゴールラッシュでもって、宮崎をねじ伏せてほしいです。
勝利のための得点が必要なのは、言うまでもありませんが。
勝つための要素として、勝るとも劣らず重要なのが、守備。
期待したいのは、古巣対戦となる大畑。
昨シーズンカターレに移籍してきて以来、チームの主力として活躍し続けている彼ですが。その根底にあるものはやはり、カターレの「昇格にかけるチームの力になってほしい」という申し出を受け止め移籍を決意した経緯に関して、自らに使命として課しているということにほかならないのではないかと。
ここ2試合2連敗で、前半のうちに痛い失点を喫し、それを気にして積極性を欠くことにつながってしまったところがあっただけに。
いかに、相手の攻勢を防ぎ切るか。そして、反転攻勢につなげていくか。
大畑 隆也というサッカー選手の、ここ一番でいかにプレーできのかという真価が問われる試合にもなろうかと。
その試練を、勝って乗り越えてほしい。切に願います。

もはや、言葉は要らないでしょう。
勝てるかどうか、じゃない。
勝つしかない。
いかに、勝つか?ただそれだけ。
カターレを応戦するすべての人の願いを、かなえるための戦い。
やるしかありません。
勝つしかありません。

残り2戦で可能性を残している現状は、偶然でもまぐれでもない。
昇格のために、全てをかけろ!
かけるに足るチーム・カターレ富山の誇りを胸に!

勝たれ!!!富山!!!!!
コメント
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