行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

【J特】いまだ足りない覚悟。決定機を逃し、勝利をも逃す  ジェフユナイテッド千葉戦

2013-07-05 07:11:19 | カターレ富山
1-2で敗戦。
試合後、挨拶に来た選手たちにかけられたのはブーイング。
予算規模ではカターレを何倍も上回り、かつ能力の高い選手をそろえるビッグクラブである千葉が相手でしたが、だからといって「惜しかったね、よく頑張った」とはなりませんでした。
前節から中3日、相手の状態が思わしくなかったこともあります。けれど、それを差し引いても互角か、あるいはそれ以上かというほどに対抗できていました。
能力の高さの前に跳ね返されてしまったガンバ戦のようなことがあったならば、また話は別ですが、そうではなく、対抗できていて、チャンスも決してなかったわけではありません。
にもかかわらず、敗れたのは。勝ち点0という結果に終わってしまったのは。
ひとえに、いまだ覚悟が足りないからだと言わざるを得ないかと。
相手の強さに屈して敗れたのではなく、自分たちの弱さ、甘さで敗れたというのが妥当ではないでしょうか。
ゴール前まで迫りながら、そこで積極的に狙っていかずにパスを選択、結果、チャンスが潰えてしまうとか。
速攻を仕掛ける場面でフォローが遅れ、パスコースが無くて出せず、結果として相手にリカバーの余裕を与えてしまうとか。
判断スピードが遅く、先読みして動いていればつながるはずのパスを出せず、無難な選択しかできないとか。
これまでにも抱えてきた課題が、今節でもクリアできていませんでした。
だから、負けた。
それでなくとも、相手は格上のビッグクラブ。勝つには全力のそれ以上の力で臨まねばならなかっただろうに。
PKのチャンスで決められなかったときも。
後半開始から1分も経たずにいきなり先制されてしまった失態を取り返す絶好の場面。同点にするのは最低限のこととして、逆転勝利を見据えなければならない状況。
それでなくとも、今季は岐阜戦で一度PKを失敗しています。1点差に詰め寄られてしまったところを再び引き離すチャンスであったにも関わらず、失敗し、そこから同点ゴールをきめられてしまったという、苦い記憶。だからこそ、そんなイメージを払しょくするためにも確実に決めねばならなかったところだったのですが。
キッカーであったヨンドクの個人批判をするのもなんですが・・・PKの経験不足では済まされなかったところでしょう。「この経験を次に活かしたい」とは、試合後のコメントとしてよくあるセリフ。まさに、その「次」だったのでは?
結局のところ。
もちろん、勝ちたいと思ってプレーしていたことでしょう。相手が強豪だから負けても仕方ない、などとは思っていなかったはず。それでもやはり・・・甘さがあった。覚悟が足りなかった。
サポーターがブーイングをしたのだって、なにも単に敗れたからという理由だけのことではありません。
強豪を相手に善戦、惜敗という言葉では済ませられない、足りない部分。この1戦だけでなく、これまでつながっている良くない傾向がまた表れてしまったからこその敗戦であるということが見て取れたから。
その至らなさが招いた敗戦。
平日夜の開催となった今節。自分を含め、仕事帰りにダッシュで向かったファン・サポーターも多かったことでしょう。
そんな人たちが見たかったのは、善戦じゃない。
強豪クラブにも怯まず立ち向かい、やがて勝利するその姿。
もちろん試合後にかけたかったのは・・・ブーイングではなく、勝利を祝福する歓声であったはず。

選手たちからは、プレーオフ進出が目標という言葉も聞きますが。
プレーオフ進出というのは、出場に達すればそれでクリアといったものではなく。出場し、そこで勝つことを含めた意味でなければならないはず。
そのためには、千葉のような強豪クラブにも勝たねばならないということと同じ意味。
それが口先だけの覚悟を伴わない言葉であるなら、もう口にしないでほしいと思います。


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【J特】第22節  ジェフユナイテッド千葉戦

2013-07-02 23:59:44 | カターレ富山
前節より中3日。ホーム連戦、シーズン後半戦の初戦として、ジェフユナイテッド千葉を迎えます。
前回対戦の成果と課題を糧とし、より良き方向へと舵を取らねばならない2巡目の対戦。その意味で、5月の第14節に2-3で敗れた借りを返さねばならない今節となります。
その時には、前半の早いうちに注意しなければならないとわかり切っていたはずの相手エース・ケンペスにやられてしまい、主導権を明け渡してしまったのでした。0-3の状態から2点を返して意地を見せたものの、時すでに遅し。その頑張りをもっと早く・・・とは、結果論でしょう。
今節こそは、勝つ。
その決意を、結果に、勝ち点3へと変えて、リベンジを果たさねば。
そして、シーズン後半戦の巻き返しにかける原動力とせねばなりません。

リーグでも指折りの攻撃力を誇る千葉を抑え込まねばならないのはもちろんですが、それよりもなによりも。
やはり、得点なくして勝利なし。
徳島戦の勝利以降4試合にわたって勝ち星から遠ざかっていますが、その間、たった1得点。しかもセットプレーによるもので、流れからの得点は無しと。
試合の早い段階で予期せぬ攻撃選手の離脱があって、プランが崩れてしまった―――確かに、そんな試合が続きました。影響は大きかったのも認めます。
しかし。
発想を変えたならば。早い段階でのアクシデントは、立ち直る時間的余裕もまた少なくなかった、ということ。
にもかかわらず、積極性を欠いて得点どころか有効な攻撃の形にすらもって行けていなかった、とは・・・やはり、甘かったと言わざるを得ないのではないでしょうか。
ひるがえって、今節。
前回対戦において、相手の決定力というものはみせつけられたはず。それを踏まえてなお、こちらがグダグダと攻めあぐねているようであれば・・・それは、千葉の守備陣に「当たり前に集中してプレーしていたならば、やられることはあるまい」という自信を与えることにしかならないように思います。
それでなくとも、3-0で勝てた試合で2点を失ったという反省をもとに乗り込んでくるはず。そんな相手守備陣に力を発揮させてはならないというのは、勝つうえで克服せねばならない課題でしょう。

何度も言いますが、得点なくして勝利なし。
昨年のホーム戦で千葉戦初勝利を挙げることに成功しましたが、勝因はやはり、決めるべきタイミングで決めることが出来たから、ということに尽きるのではないでしょうか。
もちろん、黒部の冷静な2ゴールがもたらした結果ではありますが、相手にとって、「まさか最下位を争う富山なんぞにあっさりと?」というショックを植え付けることが出来た、という面も大きかったように思います。
もちろん、今節も狙うはそれ。
先制点を挙げて逃げ切りを図るというパターンに持ち込めるかどうかにかかっているのではないでしょうか。
言うは易く行うは難し、ということは百も承知。しかし、それでもやらねば勝つことは出来ません。
前節の退場により、朝日が出場停止。影響は少なくないでしょうし、それでなくとも前節からわずかに中3日。なかなか万全で、というわけにもいかないかと。
ですが。
ことここに至って、必要なのは言い訳ではなく結果。攻撃陣には、「いままで得点出来なかったのは、なんだったの?」というくらいの活躍を期待したいところです。

そして、守備陣の奮闘なくしても、やはり勝利は無いでしょう。
10人となりながらも懸命に守りきり、無失点に抑えた前節。「次節以降につなげたい」という言葉が本物であるかは・・・前節の経験が活かされるかどうかは、強力な千葉の攻撃を抑え込めるかどうかにかかっているとも言えましょう。
特に、守田の働きには期待したいところです。前回対戦は・・・地元凱旋ということもあり気合も入っていたでしょうが、3失点で敗れるという苦いものとなってしまいました。その悔しさを晴らすことができるのは、やはりプレーを通じてのみ。連続無失点なら、いくらでも続けて構わない。むしろ、相手攻撃陣が強力であれば、それだけ無失点にも箔がつくというもの。
防御は、最大の攻撃。
千葉の選手たちを「こんなはずでは」と動揺させてしまうくらいの堅守を期待したいところかと。

昨年、愛媛戦の勝利で15試合連続勝ちなしをストップさせたものの、天皇杯2回戦岡山戦で敗戦。そんな中で迎えた千葉戦の勝利は、その後の残留争いを戦う上での大きなモチベーションとなりました。あの勝利がなければあるいは降格していてもおかしくなかった、と言っても過言ではないでしょう。
今節もまた、停滞感を打ち破らねばならない試合。
客観的にみても、やはり力の差は大きいでしょう。ですが、それに屈するかどうかは、また別の問題。
簡単ではない、けれど、諦めてはならない。むしろ、困難であるからこそ挑みがいのある挑戦である、という意識が必要かもしれません。
上位だから勝てなくても、負けても仕方ない?
そんなことはあるはずがない。
期間を置かずに来る次の第23節は、千葉にとって大事なホームでの首位・ガンバ戦。あるいは、下位の富山戦など調整試合かもしれない。重要度が段違いかと。
しかし。
そんなことを言っていていいのか?と。
足元をすくってやる気満々ですが、なにか?
むしろ、勝つ。勝って、後半戦巻き返しの踏み台とする覚悟で。
乾坤一擲、力の限り。
弱い自分を捨てろ!相手が強いからこそ、勝て!!
ピンチはチャンス!
勝たれ!!!富山!!!!!
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【J特】勝てなかった力不足と、負けなかった手応え。評価の難しいドロー決着  ファジアーノ岡山戦

2013-07-01 07:08:00 | カターレ富山
0-0でドロー。
4試合ぶりの勝利を期して臨んだ試合でしたが、ゴールを挙げることができず無得点。前節に引き続きスタメン出場を果たした三根の活躍などによりチャンスもあったものの、また、勝てませんでした。
一方で。
審判のせいにしたくはないものの・・・それでも疑問を感じざるを得ないジャッジが連発。そんななか、後半10分という時間に朝日が退場、10人となってしまうことに。
それでも、最後の最後まで集中力を切らすことなくしのぎ切り、無失点。連敗をストップさせ、負けませんでした。

勝たねばならない試合でした。
他所をどうこう言える立場にもないのは承知ですが、それでも言わせてもらうなら。正直言って、今節の岡山には覇気が足りなかったように思います。もちろん岡山の戦力について、つぶさに分析を重ねてきたうえでの評価、とかではなく、単なる個人の思い込みなのですが・・・それを踏まえて過大評価も過小評価もするつもりがないなかでも、「本気を出してこの程度ではないのだろう?」と思わせる内容であったかと。
実際、前半は押し気味に試合を展開していたカターレ。
前節、スタメン出場をしながら力を発揮しきれずに悔しい思いをしていたこともあったのでしょう。この1週間での修正ぶりを推し量ることのできた、三根の躍動ぶり。ターゲットマンとしての役割を全うしようとする気迫が見て取れました。
舩津や大山といった中盤の選手たちも相手に対して厳しく当たり、球際で負けてたまるか!という意思が伝わってきました。
ボールが足につかず、安易なミスを繰り返してペースを明け渡してしまっていたここ最近。それではいけない、という気持ちがプレーに乗っていただけに、期待の持てるないようであったかと。
ただ、それでも一足飛びにはうまくいかない。
だからこそ、90分という試合時間の中でじっと勝機をうかがい続ける必要があったのですが。
それが崩れたのが、朝日の退場。
2枚目のイエローは、繰り返しの違反という意味合いもあったのかもしれませんが・・・それにしたところで、カードが妥当だったのかどうか?というくらいで。
2011年は全試合出場、2012年はケガでシーズン前半を棒に振りながら、後半は獅子奮迅の働き。そんなミスターカターレ・朝日が退場など、レアケースどころでない話で。
このところ、予期せぬ負傷退場でゲームプランが崩れてしまうということが続いてきましたが、それが起こるのは負傷退場だけじゃないんだよ、とか、どんだけだよ、と。
当然のように、後半は守勢に回らざるを得なくなってしまったカターレ。
それでも、粘り強く対応。集中力が途切れて失点、反撃の糸口もつかめないままに敗れる・・・といった、これまでのパターンにはまることなく、しのぎ切ったのでした。
途中出場の大西が、ケガ明けの影響を感じさせない落ち着いた働きぶり。決定的なピンチを阻止した守田の頑張りなどなど、人数が少ないことを言い訳にせずに守り切る、という覚悟が見て取れました。
そんな頑張りを勝利へとつなげたかったところでしたが・・・。
数こそ少なかったものの、チャンスが皆無であったわけではありません。しかし、それをゴールに結びつけることができませんでした。
勝ち慣れていない影響が出てきたのかもしれません。相手陣内奥深くにまで切り込んだ敬介でしたが、クロスは味方頭上を越え・・・なんてことが、3回ほど。いかんともしがたい気持ちに。
阿吽の呼吸で合わせられるだけの経験値は・・・やはり、足りなかったということなのでしょうか。
結局、無得点。
不利な状況にありながら負けなかったことは評価できる一方で、相も変わらず点が獲れない。
もちろん、集中力を切らさなかった選手たちの頑張りがあっての勝ち点1。他方、決して力の差が大きくなかった・・・というより、むしろ押してさえいた相手に勝てずに勝ち点1止まり。
総じて見たとき、やはり、物足りなさのほうが上回ったように思います。

これで、シーズンも半分が終了。
5勝6分け10敗は、ハッキリ言って不本意な成績と言わざるを得ません。
確かに、けが人続出で満足な布陣で臨めていないことも影響大でしょう。ですが、そんなことを言ってもどうにもなりません。
言ってはなんですが、けが人続出なんて、いつものこと。
去年だって、散々頭を悩まされたはず。
その経験があるのに、これか?と。
それは、今節の結果にも言えること。
この勝ち点1を活かすも殺すも、これからの頑張り次第ではないでしょうか。
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