行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第22節 松本山雅FC戦

2023-08-11 18:25:02 | カターレ富山
シーズン後半戦の始まりで、鹿児島と今治という前半戦で敗れた相手とのリベンジマッチが連続しましたが。
結果は1分け1敗。勝ち点6を挙げるリベンジを果たさねばならなかったところ、わずか1に留まってしまったことは、なんとも遺憾です。
それでも。
天皇杯への挑戦も終わった今、リーグ戦に最大集中していかねばならないなかで。
リーグ最多動員の完全アウェイ・サンプロアルウィンにて、8位・松本山雅FCと対戦します。

J3リーグにはおよそ似つかわしくないクラブ規模を誇る松本。昨季は1年でのJ2復帰を目指したものの、果たせず。それでも、2シーズン目となる今季も優勝の最有力候補と目されていましたが。
リーグトップスコアラーのFW小松 蓮が14得点を挙げ、攻撃を牽引。ここまで総得点35は、カターレと並んでリーグ最多となっています。
元カターレのMF滝 裕太がチーム主力としてプレー。夏移籍では、やはりカターレでプレー経験のあるMF安永 玲央が加入し、3試合連続スタメン出場中だとか。
個々の選手のレベルも高く、うまくチームとしての力が噛み合えば、百戦危うからずという戦力を擁している・・・はず、なのですが。
カターレが7月に鹿児島と2度対戦して2連敗という屈辱を味わっていた頃、同じ日程で愛媛と激突。2戦ともに1-1のドローという結果に。
他方で、琉球・福島に連敗、八戸にこそ3-0で勝利を挙げるも、前節の鳥取戦でも敗れるという足踏みが続き。特に鳥取戦では監督交代以降負けなしという相手の勢いにのまれるかたちで、前半のうちに2失点という苦しい展開。後半に1点を返すものの同点・逆転にまでは至らず1-2で終了。今シーズンここまでホームで勝利のなかった鳥取にシーズン初勝利をプレゼントしてしまうという、苦い敗戦となってしまったのでした。
シーズンも折り返しを過ぎた現時点で、昇格圏と勝ち点差8。J2復帰が必達目標であるチームにとって、およそ看過しえない厳しい状況と言わざるを得ないところかと。
そんな松本に、“もしも”の話題を振るとして。
「もしも、シーズン前半戦を1試合だけやり直すことが出来たとしたら、どの時点に戻ってやり直す?」と訊いたとしたら。
「4月の富山戦を無かったことにして、やり直したい」
そう言う者がいたならば、「それな!」と同意されるのではなかろうかと。
昨シーズンの富山対松本の対戦成績は1勝1敗。お互いにホームで勝ってアウェイで敗れています。
松本にとっては、昨シーズン敗れているアウェイ戦。もちろんリベンジを期して臨んだことでしょうが・・・それでも。
それでも、0-3という完敗は、さすがに想定外だったのではなかろうかと。
あまり出足の良くなかった松本の状態と、前からガッツリと挑みかかるカターレのスタイルとが噛み合っていた結果、というか。
先制点、追加点、さらにダメ押し点と、理想的な3得点で勝利したカターレ。ホームで好調な今シーズンのなかでも、あるいはベストと言えるほどの試合であったかもしれません。
今節は、松本にとってはホームで対戦するリベンジを期した富山戦、そんな前回対戦の嫌なイメージを振り払う勝利を挙げてやり返さねば!というところ。
もちろん、そんな意気込みにのまれるわけにはいきません。
リベンジを期した戦いというものの難しさというものについて・・・鹿児島戦・今治戦の連続勝ちなしという結果は、勉強代というには、あまりに高い代償だったかと。
リベンジは果たせなかったのに、相手からのリベンジには、してやられてしまう?
そんなことがあってたまるか。
リベンジに燃える松本に対し、今度は、カターレが返り討ちにする番。
シーズンダブル敗戦という取り返しのつかない勝ち点は、シーズンダブル勝利で贖うほかない。
ならば。
松本、福島と続くアウェイ2連戦ですが、それをシーズンダブル勝利の2連戦とすべく。まずは、1試合目。連続勝ちなしという流れを止め、連勝へつながる起点となる勝利のために。是が非でも勝ち点3を奪取せねば。
それでなくとも、昨シーズンの対戦で無得点で敗れているアルウィンでの松本戦。
リベンジをかけて臨むのは、むしろカターレのほう。
気合を入れて挑まねばなりません。

前節、値千金の同点ゴールを挙げたヨシキでしたが・・・試合途中に負傷退場、全治4週間という診断。ここまでイイ感じにチームにもフィットしていただけに、正直、痛い離脱と言わざるを得ません。
そして、ここまで全試合出場してきた大畑が、「今度こそ」累積警告による出場停止。今節の松本戦には出場できません。
そういったネガティブな要素をはらみつつ、迎えることとなる今節ですが。
いや、だからこその結束が必要でしょう。
おそらくは、大畑に代わってCBでスタメン出場するであろう今瀬。
先の鹿児島戦では自身のミスを掻っ攫われて失点に直結、さらには逆転負けを招いてしまったという無念を味わいました。
けれど、だからこそこのままでいいわけがない。
汚名返上、名誉挽回を果たそうとするならば。自身のプレーぶりでもってチームを勝利に導くことでしか、それは実現できないのだから。
攻撃力に自信を持つ松本が、前回対戦のリベンジを期し、本気の本気でゴールを狙って攻め込んでくる。それをシャットアウト、再びクリーンシートで2連勝につなげねばならない今節。
困難なミッションではありますが。けれど、だからこそ完遂せねばならないのであり。
今瀬にかかる期待は大きいです。
そしてもうひとり、注目したいのは、初のアルウィンでの古巣対決となる柳下。
今やカターレでも古株で、すっかりチームを代表する選手のひとりでもある柳下ですが。その彼にとって、松本は高卒からプロ入りした原点とも言うべきクラブ。
昨シーズンの同カードは怪我の影響で出場が叶わなかっただけに。かける意気込みも、人一倍というところかと。
前節の今治戦では、累積警告による出場停止の悔しさをぶつける活躍でもってゴールに迫り、オウンゴール判定ながらも先制点に繋げてみせました。
ならば、今節も。
鹿児島、今治と連続で勝てなかった悔しさ。それを今度こそ勝利の歓喜に変えるために。
古巣対戦となる今節、「カターレの柳下 大樹、ここにあり!」と、松本サポーターの目に焼き付けるようなプレーでもって、勝利に貢献してほしいです。
見事に勝利したあかつきには、挨拶に行ったスタンドからリスペクトを含みつつもブーイングされるくらいの活躍、期待したいです。

鹿児島戦と今治戦の計4戦で、最大12得られるはずであった勝ち点が、たったの1。無念ですが、その事実は動かせません。
事程左様に、シーズンダブルという結果がチームにもたらす影響は、大きなもので。
だからこそ。
前回対戦で快勝した松本に今回も勝つことで達成する、シーズンダブル勝利。
果敢に狙い、なんとしても実現させねばなりません。
昇格圏、つまり現在2位であるカターレとの差が8である松本にとって、今がまさに崖っぷち。ここで勝利して5に縮めるのと、敗れて11に開くのとでは、まさしく天と地の差があります。全身全霊をかけて今節に挑むことは確実。
けれど。
相手が必死ならばこそ。それに屈するわけにはいかない。
無慈悲に、蹴落とすまでのこと。
蹴落とし、蹴落とし、蹴落とし続けた先にしか、たどり着くべき優勝はありません。
それでなくとも、昨シーズンの同カードで敗れたリベンジマッチでもあるならば。
勝たねばならない理由しかありません。
愛媛の結果次第ながらも、今節の勝利で首位に返り咲く可能性があるならば。
狙っていくほかありますまいよ。

お盆時期の隣県対決、ハーフタイムには花火も上がるという注目度の高い一戦。富山からも多くのファン・サポーターが駆け付けることかと。
今節もまた、「ここぞ!」という試合。
2戦連続で前回対戦で敗れたリベンジに失敗。今度は受ける側となりますが、そこで松本にしてやられてリベンジ成就?あり得ないでしょう。
必ずや勝利し、「ここぞ!」で勝ちきる強さを、大きな経験値をモノにせねばなりません。
J3とは思えないほどの完全アウェイ、異様な雰囲気のなかでの試合ともなりましょうが。
それを跳ねのけ、シーズンダブル勝利を達成するために。
ライバルを蹴落とし、更なる高みをめざしていくために。

勝って、カターレの強さを証明しろ!
カターレこそが昇格、J2復帰にふさわしいと、その力を見せつけろ!
3戦ぶりの勝利に向けて、全身全霊、力の限り!!!

勝たれ!!!富山!!!!!


追伸
前節からの1週で、チームに動きがありました。
シーズン途中ながら、このタイミングでDF大森 大地の契約解除が発表されました。
リーグ戦3試合、天皇杯1試合の出場と、活躍シーンは決して多くはなかったけれど、それでも。誰が出場してもクオリティが落ちない全員サッカーを体現してきたカターレにあっては、出場機会の有無だけが問題とも思えなかったこともあり、なんとも意外ではありましたが・・・。
とはいえ。他ならぬ大森本人が、熟慮の末に選択したこと。
短い期間ではあったけれど。カターレの一員としてプレーしてくれてありがとう。
そして、去る者あれば来る者もあり。
ファジアーノ岡山から期限付き移籍で、MF野口 竜彦が加わることとなりました。
プロ3年目であった2021年にJFLラインメール青森に武者修行、しかし翌22年は3試合、今シーズンはここまでリーグ戦出場無し。なかなか結果が出せていないなか、2度目の移籍を決意、カターレにやってくることとなりました。
とはいえ。これまでのキャリアがどうかではなく。大事なのは、カターレの一員としてどう活躍するかのほうであって。キャリアの話をするならば、やはり期限付き移籍での加入である田川など、これまで出場機会ゼロであったところ、今や立派なカターレ正GKとして活躍中であり。野口にも、是非ともカターレの力となる活躍を期待したいところです。
大畑とは前橋育英高時代のチームメイトとのことで、その経歴がチームにフィットするための呼び水となることもあるかと。
シーズン後半戦、大事な試合が続いていくなかで出場機会を得ていくことの難しさもありましょうが。けれど、全く経験のない新人でもなし、いかに出場が少なかろうが、シーズン途中に加入させるからには、それ相応の見込みあってのことであるはずで。
ならば。それに応えるプレーを、ぜひ応援するファン・サポーターに見せてほしい。そして、優勝への力となってほしいです。
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リベンジはならずも、覚悟を示した同点劇。2位をキープ FC今治戦

2023-08-06 22:43:02 | カターレ富山
2-2のドロー。
なんというか、評価の難しい試合であったように思います。
先制点を奪い勝利への道筋をつけたにもかかわらず、勝ちきれず勝ち点3を得ることが出来なかった。3位鹿児島が敗れたことで、差を広げるチャンスだったのに1止まり。それは、マイナスと言えるところ。
一方で。これまでの悪いパターンにハマってしまったことで、逆転負けでの敗戦も必至か?という流れにあったけれど。追いつき、逆転の可能性も見せて最悪の事態を回避してみせたこと。それは、プラスと言えるところ。
結果だけ見れば・・・上位直接対決で勝てないカターレ、ホームでは強いカターレ、取りこぼしの引き分けが多い今治、アウェイではイマイチな今治、などなど。これまでのデータ通りと言えばその通りになってしまったのが、釈然としないというか。
それでも。
正直言って、本当にこれまで通りであったなら、負け試合であったと思います。
けれども。
逆転勝利こそならなかったものの、それでも引き分けて勝ち点1とはいえ加算した。
それは、とりもなおさずカターレの成長と言える部分。その事実は、きちんと評価しなければ。

前節のショックの大きい敗戦から1週間。引きずるわけにいかない、なんとしてもホームで勝利を!そんな気概を勝ち点3につなげねばならない今節でしたが。
必ずしもスタメンを固定するわけではなく、必要に応じて適宜変更も辞さないという方針の小田切監督。その方針にのっとって、ということでもあるのでしょうか。前節より大きくメンバーを変更して臨むこととなった今節。
大畑と林堂がCBでコンビを組み、左に安光、そして右に出場停止明けの柳下というディフェンス陣は、ほぼ想定通りとして。
中盤が、ガラッと変更。シルバと碓井というボランチの組み合わせに、サイドにはマテウスと松岡、トップ下に陽次、そして1トップに大野という。
シルバとマテウスというブラジル人選手が同時起用という、珍しい組み合わせ。そこにポジショニングに定評のある陽次、そして最近は途中出場となっていた松岡がスタメン復帰など、なかなかに「おもしろい」と言える布陣を敷いたな、と。
前の試合で負けたからやみくもに変えた、とかではなく。
今シーズンの特徴ともいえる、レギュラークラスとサブメンバーとの間の力の差が小さいという要素。それをしっかり活かし、考え抜いた起用だったと言えたのではなかろうかと。

すると、その起用に応えるかたちで、先制ゴールを挙げることに成功したカターレ。
試合開始からしばらく今治の攻勢に我慢の時間が続きながらも、それでもチャンスをうかがい続けたなかで。
14分、シルバの気の利いた縦パスを起点に、サイドを上がっていった柳下が果敢にシュート。それが相手選手に当たって入るオウンゴールを呼び込み、欲しかった先制点を挙げたのでした。
前節は累積警告で出場停止となり、チームも悔しい敗戦。今節の挽回を誓っていたであろう柳下。その彼が、やってくれた。その意義を知るからこその、価値ある先制点でした。

そのあとはスコアが動くことはなく、1-0で試合を折り返すことに。
ただ。
前節の鹿児島戦も、先の愛媛戦でも、先制ゴールを挙げたのはカターレ。けれど、それを勝利に繋げられずに逆転負けを喫してしまったという。
1点をリードしているとはいえ、それが即勝利につながるというわけではない。
だからこそ、1点のリードはハンデくらいのものとして、同点であるというような認識で挑まねばーーーそう、思っていたのですが。
悪い予感に限ってよく当たる、というのは世の常ではありますが。
後半開始早々の48分、FW千葉 寛汰に決められて追いつかれてしまい。
それでも、同点からしっかり勝ち越すことこそが肝要だーーーそうやって気を取り直している最中の58分。MF近藤 高虎に逆転ゴールを決められ、試合をひっくり返されてしまったのでした。
昨シーズン、アウェイ・ホームともに敗れてダブルをくらった今治戦ですが、その両方で決められていた近藤。今節の対戦でも、期するところはあったのではないでしょうか。
ミドルからの強烈なシュートを思い切りよく蹴り込み、しっかりと決めた近藤が賞賛されるべきではあるものの・・・。
正直言って、「そこから撃ってくるのか?」という油断があったのでは?という面も、無かったとは言い切れません。
もう“カターレキラー”を名乗ってもいいのでは?という近藤のゴール。前節もゴラッソなミドルシュートを決められた苦い経験。そして、なによりも・・・愛媛戦、鹿児島戦に続いて、またしても上位対決で先制しながら逆転されてしまったという、「なんで反省が活かせないんだ!」という失態・・・。
これまでの悪いパターンというものに、またしてもハマってしまったかたち。
シーズンダブルなどもう懲り懲り、どうしても勝たねば!という試合であったにもかかわらず。
試合の流れからすると・・・正直言って、敗色はかなり濃厚であったと思います。
ここであえなく敗れて連敗、それでなくても昨シーズンのリベンジを果たさねばならなかったはずの今治に、またもダブルをくらうという屈辱。そうなってしまう可能性が、かなり高まってしまっていた、と。

けれど。そうはなりませんでした。
逆転ゴールを決められたあとの63分、選手交代で一挙3枚替え。勝負をかけて高橋 駿太と高橋 馨希のW高橋と、吉平の攻撃的ポジションの3人を同時投入。
すると、この3人がやってくれました。
68分、ファウルからのFKの場面で、クイックリスタートからシルバが縦にボールを贈ると、それを受けたヨシキが駿太にワンタッチでパス、その駿太の折り返しを吉平が受けると見せかけてスルー、受け取ったヨシキが蹴り込み、ゴール!
見事な崩しから値千金の同点ゴールを決めてみせたのでした。
このところスタメン起用が続いていたところ、今節はベンチスタートだったヨシキですが、投入早々に大仕事をやってのけました。
現在、法政大学4年の特別指定選手であるヨシキ。その彼のJ初ゴールに、スタジアムのボルテージは最高潮に達したのでした。

その後も、逆転を目指して攻勢をかけるカターレ。
同点ゴールのヨシキが痛んで、途中出場ながら途中交代となってしまったり。
大畑がイエローをくらって、“今度こそ”、累積警告で次節の出場停止が決まってしまったり。
そんなアクシデントもありながらも、攻め立てるカターレ。得意のドリブルからの仕掛けを見せる松岡をはじめ、全員が最後の最後まであきらめることなく必死のプレーを続けました。
ただ、その頑張りもゴールにまでは至らず。
試合終了。
2-2のドローで決着となったのでした。

リードした後半の立ち上がりという、気をつけねばならないとわかっていたはずのところで、またも失点。それが先制ゴールをフイにする結果になってしまったこと・・・教訓を活かせず繰り返してしまっていることは、遺憾です。
けれど、一方で。
これまで通りであったなら、負けてしまっていた試合。悪い意味での「いつも通り」にハマってしまっていた試合。
それを、勝てなかったながらも引き分けに持ち込み、負けなかった。
リベンジを果たせず勝ちきれなかったけれど、負けなかった。
ベストの結果でこそなかったけれど。それでも、最悪の結果を免れたこと。その意義は、決して小さくありません。

今節の結果、首位の愛媛、2位の富山がドローで差は変わらず。3位の鹿児島、4位の沼津が敗れたことで、わずかに差が開くこととなりました。
直近2試合の上位対決で1分け1敗という結果ながら、致命傷と言えるほどの差がうまれなかったのは、ラッキーと言える部分もありますが。
ともあれ。
勝てなかったのは無念ではありますが、負けなかったことでチャンスが失われずに済んだ、と。
広げられてしまいかねなかった首位との勝ち点差も変わらず、自力優勝の可能性も消えていません。
もちろん、2戦連続勝ちなしという現状から目をそらすことなく、猛省は必要ですが。
首位奪還に向けて、前向きに、ひたむきに努力していかねばならない、そのこと自体には、なんら変わりなし。
ならば。
次節の松本、その次の福島と、またアウェイ2連戦となりますが。
アウェイが苦手とか言っている場合ではない。もちろん、連勝で次のホーム戦・岩手戦につなげねばならないことは、言うまでもなく。
今節の勝ち点1を活かすも殺すも、今後の頑張りにかかっています。
戦いは、続きます。
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第21節 FC今治戦

2023-08-04 22:24:23 | カターレ富山
7月の2度の対戦で2連敗を喫してしまうという、痛いどころではないダメージを被ることとなった鹿児島戦。
けれど。
今、やらなければならないことは、敗戦を引きずってクヨクヨすることでもなければ、今後を悲観して落ち込むことでもなく。
ただ純粋に、今節・ホーム今治戦に勝利すること、そのミッションを完遂するのみ。
後悔などは、シーズンが終わってからでもすればいい。
今、やらねばならないことは、目の前の試合に全力で取り組み、その上で勝つことだけです。

前節までの20試合で8勝8分け4敗、勝ち点32で5位につけている今治。
敗戦数が4と、リーグ最少の3である首位・愛媛とひとつしか違わない。6敗のカターレよりも優秀ととることもできますが、現状で勝ち点差4ぶんだけカターレのほうが上回っています。
愛媛と並んでリーグ最多タイの11勝のカターレに対し、8勝の今治。カターレの3に対して8という引き分けの多さ、それらが差になって表れているかたち。
ツボにはまれば、もっと上位であってもおかしくないところ・・・負け試合回避もあったでしょうが、それよりは勝ちきれずにドロー決着となった試合が多かったということでしょうか。
また、カターレとの類似点として、ホームでの強さが挙げられます。
実際、前回対戦にあたる4月の里山スタジアムでの試合でも、先制実らずハットトリックをくらって逆転負けを喫しているカターレ。
ここまで今治のホームでの敗戦は、松本に敗れた1試合のみ。半面、アウェイ戦はやや苦手としており、ホーム戦の勝率50%に対してアウェイ勝率は30%にまで落ちることに。敗戦数そのものは少ないものの、勝ちきれずドローというケースもままある、といったところかと。
一方、ここまでホームで敗れたのは鹿児島の1試合のみ、勝率70%を誇るカターレ。アウェイのほうは、先の鹿児島戦の敗戦もあって40%にとどまってしまっていますが。
この傾向が、今節、どう影響するか?
近況を見ると、ドローを挟みながらも7月を無敗で乗り切った今治。
ドゥドゥ、中川 風希という、これまでの対戦でカターレも煮え湯を飲まされてきた主力選手が夏移籍で離脱。戦力ダウン必至かと思われたものの。前節の宮崎戦では、昨シーズンに続き再び期限付き移籍で加入することになった千葉 寛汰がいきなり結果を出す2ゴール。さらに前回富山戦でのハットトリック以来の得点となったヴィニシウスにもゴールが生まれ、3-0と完勝。意気揚々と富山に乗り込んできます。

迎え撃つ、カターレ。
悲観論者のなかには、前節の鹿児島戦の敗戦によって「もうお終いだ」と嘆いて見せるヤツもいることでしょう。
昨シーズン、ホーム・アウェイともに完敗を喫した鹿児島に、再びダブルをくらって負けてしまったという屈辱。それは、これまで繰り返してきた「シーズン終盤での失速による昇格失敗」の兆候そのもの、終わりの始まりだ!と。
気が付けば、愛媛、鹿児島、沼津、今治と、現状の上位に名を連ねるクラブには、全て敗れているカターレ。なにかの偶然によって、たまたま上位にいるだけ・・・そんな化けの皮が、いよいよ剝がされる、と。
特に、アウェイでは愛媛県の2クラブにそれぞれハットトリックで逆転負けという、ガッカリにも程がある負け方。そして、前節の敗戦でシーズンダブルをくらった鹿児島のことを思えば、やはり同じく昨シーズンダブルをくらった今治には、勝てる道理が無いだろう、と。
そうしてさんざんネガティブな物言い・・・呪詛を唱えておけば。今後、実際に失速、そして昇格失敗となったときに、「ほれ見たことか!まぁ、俺は知っていたけどね」とドヤ顔してみせるーーーそんな流れ。
・・・ひとつだけ言いたいのは。
そんなのは、「先見の明がある」とは言わない。
近視眼的な、脳みそお花畑な応援?現状把握が出来ていない?
そんな、「わかった風な口をきいて斜に構えて見る」なんて見方より、よっぽど健全だよ。
応援するクラブの勝利を願って、なにが悪いものか。
これまでのデータは、あくまで参考値。そればかりに囚われていたのであれば、天皇杯でのJ1クラブ撃破だって、ありえなかったことになる。
けれど、それをやってのけたのが今のカターレであり、揺るがない事実。
データで不利であることと実際の勝敗は、必ずしもリンクしない。
勝ってそれを証明するよりほかありません。

期待したいのは、駿太。
アウェイでの前回対戦では、先制ゴールと追いつかれてからの勝ち越しゴールを挙げたものの、逆転負けを喫して勝利につながりませんでした。
さらに言えば、昨シーズンのアウェイ戦でも、同点に追いつくゴールを決めたけれど、勝利につながらず敗戦。
もういい加減、報われてもいいだろう、と。
確かに、連敗を続けている今治戦ではありますが、それでも。圧倒的な力の差を見せつけられて、手も足も出ないどうしようもない一方的な試合で負け続けているというわけではありません。
試合展開に有利不利はあったとしても、一筋の光明すら見いだせない敗戦、というわけでなく。
そんななかで、今治の側にとってみても、富山のFW高橋 駿太は、決して軽んじてはならない選手であるはずで。
前回のアウェイ戦ではメンバー外で、対戦のなかった前カターレの松本 雄真。彼の存在により、カターレ側の情報、対処法がもたらされているという部分もありましょう。今回の対戦でも、決して一筋縄ではいかないことでしょうが。
けれど。
それでも、やる。
今やベテランの域に達している駿太ですが、ここまで7ゴールとカターレのトップスコアラー。その力が決して錆びついてなどいないことを、結果で示しています。
想像の上を行くこと。それこそが、今治戦の連敗を脱する鍵であることは間違いありません。
ならば。やるべきことは、明らか。
「また、あの高橋に決められてしまった」という、今治にとってはただの1点以上の重みをともなうゴールでもって、今度こそチームを勝利に導き、ヒーローとなること。それ以外にありますまいよ。

今やらねばならないことは、なにか?
鹿児島戦に続くシーズンダブルを恐れることなんかじゃない。今治戦連敗継続におびえることなんかじゃない。
むしろ、これまでのデータを反映と言うならば。都合の悪いデータだけでなく、津郷の良いデータの反映も、あってしかるべきで。
つまり、ホームで好調ながらもアウェイでなかなか結果が出せない今治、それに対して、ホームでは今治以上の勝率でもって勝負強さを発揮しているカターレ。そのデータを加味しなければ、フェアじゃないだろうと。
ならばこそ。
今節だけでなく今後も、愛媛、沼津、岐阜と、10月のホーム3戦で前回アウェイで敗れたリベンジを果たしていかねばならないのだから。
負けて仕方ないことなど、ありはしない。
負けたあとだからこそ。
前回のホーム戦・琉球戦の勝利後に、坪川は言いました。上位直接対決で連敗したあとではありましたが、「俺たちはまだ死んでいない」と。
ホームで期待に応える勝利をおさめ、応援するファン・サポーターに応えること。それは、鹿児島にダブルをくらってしまったからといって「やっぱり無理」なんて、あり得ないと。
不安を抱かせたなら、勝利でもって払拭する以外にないだろうと。
そもそも、敗れてなお昇格圏にいるカターレ。その事実は、事実として認めねば。
2位で悲観というならば、他のチームは悲観どころじゃなくて絶望ものか?今治だって、もし今節勝ったとしても、現時点でカターレを超えて昇格圏にはたどり着けないんだぞ?
逆に、今節カターレが勝ったならば、他会場で愛媛が敗れると、首位奪還さえできる。その状況が、本当に悲観すべき状況か?

何度でも言います。やるべきことは、明らか。すなわち、勝つこと。

ホームで勝ちきり、今治戦連敗に終止符を!
昇格圏に居る現状は、決して運やまぐれじゃない。それを、勝って見せつけろ!!!
勝ちきる強さをもって、リベンジを完遂せよ!!

勝たれ!!!富山!!!!!
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