行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

不甲斐ないドロー。改善のないままにホーム連勝ストップ テゲバジャーロ宮崎戦

2024-05-04 21:15:27 | カターレ富山
1-1のドロー。
完敗と言えた前節・松本山雅戦からの立て直し、そしてなによりもホームで勝ちきる強さをみせねばならない今節でしたが。
結果だけを見れば、「連敗を阻止してホーム無敗を継続した」と捉えることも出来ないではないですが。
実のところは・・・負けで仕方ない内容であったところ、たまたま宮崎の決定力不足に助けられるかたちで回避しただけ。
正直なところ。
なんの改善も見られない、不甲斐ない内容に失望させられたーーーそんな試合となってしまったのでした。

週イチペースの土日開催で、中6日もしくは7日が基本という通常のスケジュールとは異なり。GW連休合わせで、5月3日・憲法記念日の祝日に開催されることとなった今節・宮崎戦。前節からは中5日、金曜日の開催となりました。
GW連戦の2戦目、続く次節・アウェイ今治戦が中2日ということもあいまって、難しい選手起用を迫られることに。
それでも。
アウェイ戦に挟まれている格好ながらも、ホーム戦であるからには。地の利を生かしつつ、的確な起用でもって勝利を掴まねばなりませんでした。
そんななかで。
前節今シーズン初ゴールを決めた陽次をはじめ、ヨシキやショウセイらが連続出場となった一方。ルヴァンカップでは起用があったなかで、ルーキーの瀬良がリーグ戦初スタメンとなり。その機動力に期待がかかりました。
リーグ戦初スタメンといえば、CBの今瀬も。先の清水戦で無失点に抑え込んだ守備力を発揮することはもちろんとして、持ち味のスルーパスで攻撃の起点となる活躍にも期待が。
前回ホームゲームであった鳥取戦に続き今節もまた、29.2℃という季節外れかという暑さのなかでの試合に。それでも、天候不良のなかでの試合が少なくない県総にあっては、晴れているそれだけでありがたいところもあり。あとは、いかにベストなパフォーマンスを見せるか、と。

試合は、いきなり動くことに。
11分、FW橋本 啓吾にヘディングシュートをくらってしまい、早々と先制ゴールを許してしまうことに。
失点までのあいだにも、長身の橋本にボールを集める宮崎の傾向は見てとれたというのに。後手に回っての、やられるべくしてやられてしまったような、擁護のできないような失点。
またかよ、と。
前節、松本山雅のエース格・浅川 隼人に、開始8分で決められて、劣勢を強いられたというのに。
正直、連敗が頭をよぎりました。前節敗れた悔しさを晴らすべく臨まねばならなかった今節で、同じ失敗の繰り返し。
いかに復調傾向があろうと、17位に沈んでいる宮崎。勝ちなれていない相手から先制ゴールを奪うことで優位に試合を進められることもあったはずですが、それどころかいきなりのビハインド、と。
ただ。
その失点は、先触れに過ぎなかったというか。
その後も宮崎のペースは続き。ポストに救われたシーンも含め、追加点に繋がらなかったのはラッキーでしかない、という状況。
そりゃ、季節外れの暑さやいつもと違う試合間隔、連戦をにらんだ選手起用など、難しい要素もあったでしょうけれど。
それを言うならば・・・いったい、どちらがはるばる九州は宮崎から遠征してきたチームなんだよ、と。
あきらかに、ホームチームであるカターレよりも宮崎の側のほうがアグレッシブなプレーを見せており。
おいおいおい。待てよ。連敗阻止、そしてホーム連勝を続けねばならない、どうしても勝たねばならない一戦ではなかったか?
それが、前節の繰り返し?
不穏な空気のなか、防戦を強いられる展開が続きました。

しかし、それでも。
37分、サイドから大迫が中央へと送ったボールが陽次につながると。そのトラップを拾ったショウセイがグラウンダーのシュートを蹴り込み、それが決まり同点に。
決めるべき選手が決め、前半のうちに追いついたカターレ。
劣勢のなかにあっても、粘り強くチャンスをうかがい続けたことが実を結んだかたち。
前節同様に、前半のうちに追いついたからには。
そこから突き放されてしまい敗れた前節の汚名を雪ぐためにも。ここはなんとしても、勝ち越しゴールなど許してはなるまい!と。

迎えた後半。前節は、前半同様に開始早々に失点して、それが敗戦に繋がりましたが。今節はしっかりと守り、追加点は許さなかった・・・けれど。
やはり、勢いがあったのは宮崎の側でした。
カターレも反攻の兆しは見せるものの、押し込んで圧倒するだけの勢いには繋げられず。
というか・・・どうにもこうにも、攻めが単調で。
練習から繰り返してきたパターンを踏襲、と言えば聞こえはいいけれど。
それしかやっていない。そして、それが奏功していない。なのに、次善策が示せない。
「同点、逆転のために全力全開のプレーを!」
ホーム戦に駆け付けたカターレファン・サポーターが見たかったのは、そんな姿であったはず。
なのに。それを、体現できていませんでした。
前節敗れたのも、そんなガッカリプレーを続けていたなかで失点がかさんだため。
今節の宮崎戦でも、それを繰り返してしまうのか?
守備も頑張ってはいたけれど。
正直言って、宮崎の決定力不足に助けられていた面も往々にしてあり。これがもしも上位の勝ちなれているチームとの対戦であったなら。
救いようのないレベルで失点不可避であったろうと思います。
松岡や井上を途中出場で投入するも、改善にはつながらず。
なにか、チーム全体から停滞感というものが、ひしひしと。
そんなんで、勝てるかっての。
その停滞感は、ついに試合終了のホイッスルが鳴るまで改善しないままでした。

ドロー決着、連敗こそ免れたものの。
引き分けに判定決着があったとしたら、あきらかに負け試合。
勝たねばならない、ホーム戦。なのに、前節からの反省が全く感じられない。同じことを繰り返した挙句、相手の決定力不足に助けられただけの、負け同然のドロー。
さすがに、擁護不能で。
試合後、静まり返るゴール裏。
挨拶に回ってきた選手たちに浴びせられた、容赦ないブーイング。
残念ながら、当然と言えました。

順位は12位で変わらず。
失点1を積み重ね、平均失点1をキープした一方で。総得点は10にとどまり、得失点差は、未だマイナスのまま。
宮崎のシュート15、しかも惜しいものが多かった、という一方で、カターレはたったの4にとどまり。
いかに相手の攻勢に防戦を強いられたとはいえ。あまりにあんまりなスタッツ。
なによりも。
12試合もリーグ戦を積み重ねてきているにもかかわらず。同じ失敗を繰り返し、進歩が見られない。
得点力不足などと、いつまで言い続けるのかと。
ホーム無敗を継続したことが、救いと言えば救いではあるものの。
このままでは、それさえもいつまで続くのか、と。

カターレファン・サポーターが見たいのは、こんな体たらくなどでは、ない。

次節・今治戦は、たったの中2日ですぐにやって来ます。
いきなりなにもかもを劇的に改善!とはならないでしょうが、それでも。
なんの反省も見えないなかで、同じことの繰り返しーーーそれだけは、やってはならないこと。続けてはならないこと。

いい加減、目を覚ませ!

戦いは続きます。

第12節 テゲバジャーロ宮崎戦

2024-05-02 18:22:39 | カターレ富山
J2清水を撃破した勢いを連勝に繋げるべく乗り込んだ前節・松本山雅FC戦であったものの。3失点を喫し完敗、期待が大きかったぶんだけ、落胆もまた大きなものとなってしまったのでした。
ホームに戻り迎える今節。17位・テゲバジャーロ宮崎を迎え撃ちます。
序盤の出遅れが響いて下位に沈む宮崎ながら、ここ最近は復調傾向。対戦成績でカターレの5連勝中ながらも、そこに苦手意識を持ってくれるほど都合良くもいかないでしょう。上り調子の相手に躓いて連敗という可能性も、決して少ないとは言えない。
それでも。
前節の敗戦・その無念を晴らしたいならば。
勝つしか、道はありません。立ち止まっていては、足踏みしていれば、状況は悪化する一方なのだから。
現状打破を図り、不本意な今を変えたいならば。
今、勝たずしてなんとするか。
必勝の気概を、ホームのファン・サポーターに届ける歓喜へとつないでいかねば。

シーズン開幕から躓いたと言えば、カターレもそうであった以上、他所をとやかくは言えないところもありますが。
開幕から7戦連続勝ちなし、一時は最下位にまで落ち込んでいた宮崎にとっては、それはより深刻なものであったことかと。
J昇格元年であった2021シーズンこそ、いきなりの躍進ぶりをみせて上位戦線に加わり、最終順位で3位となった宮崎ですが。
地方の小規模クラブの宿命とでも言うべきか。翌年から相次いで主力が引き抜かれ、苦戦を強いられると。昨シーズンは19位に沈むことに。
メンバーを大きく刷新し、大幅な若返りを図った今シーズン。
セレッソ大阪U23で指揮を執るなど、育成年代のチーム作りに定評のある大熊 裕司氏を監督に迎ると。大幅刷新の弊害の部分か、序盤戦で苦戦を強いられながらも。最近では、その指導方針が徐々に浸透、結果にも表れ始めているようで。
第8節に奈良を破って今シーズン初勝利を挙げると、そこから2勝1敗1分け。
連勝をかけた前節・相模原戦では、前半に先制を許しながらも後半に追いついてドロー。おそらく、もしも未勝利が続いていたとしたら、追いつくことはできなかったのではないかと。勝利が、チームに与えた自信。それが1ながらも勝ち点を積み上げることにつながるだけのチカラに、成功体験になっていたのではなかろうかと。
復調傾向、上り調子であった4月を経て、さらなる躍進の5月とすべく。鼻息も荒く、アウェイ富山に乗り込んでくるのではないでしょうか。。

現在17位という下位の宮崎が相手なら、さすがに勝てるだろーーーもし、そういう侮り、軽視というものがあったとしたならば。その驕り、慢心というものは、連敗という最悪の結果につながってしまうことでしょう。
シーズン序盤に躓いてしまったクラブが、そのあともずっと自信なさげにうつむいていなければならないとしたら。他ならぬ、カターレだってそのカテゴリに入ってしまっているじゃないかと。そんな偏見、断じて御免被るところ。
むしろ、不調を取り戻すくらいのV字回復を見せねばならない。その思いは、カターレも宮崎も、なんら変わらないはず。
そのなかで、勝たねばならない。
なぜなら、カターレは優勝を目指すクラブなのだから。
今の順位でそう嘯いたところで、他クラブからは失笑も漏れるかもしれませんが。
現状を否定し、変えていかねばならないと言うならば。
勝つこと、勝ち続けることで、名実ともにカターレ富山の力を証明してくほかないのです。
侮ってはならない。さりとて、恐れてもならない。
勝つべき試合を、勝つ。
勝たねばならないホームゲームであれば、なおのこと。
前節の手痛い敗戦を一時忘れるくらいの快勝でもって、マイナスイメージを払拭しなければ!

今節の宮崎戦からわずかに中2日で、すぐに次節・今治戦はやって来ます。
これまでも連戦対応のメンバー選考には苦慮してきたことでしょうが、いつにも増して厳しいマネジメントとなりそうな、この連戦ですが。
起用メンバーに関しては、予想しづらくはありますけれども。
今節、期待したいのは吉平。
前節の敗戦を受けて、自分を含め「吉平がいたらなぁ」と思っていたサポーターは多かったのではないかと。
前節の敗因として、怪我からの復帰戦にかける浅川 隼人の勢いにやられてしまった、というのは、彼に2失点を喫したという結果からも明らか。
気持ちでもって、情熱でもって、それをチームのチカラに変えるということ。そういう部分にやられてしまった、と。
カターレには、そういう選手はいないのか?
います。
吉平 翼。カターレのキャプテンが。
前々節・鳥取戦の先制ゴールが、まさにそんな気持ちのこもったゴールでした。
相手ゴール前、難しい体勢・難しいタイミングだったものの、それを厭わずに思い切ってシュート。見事に決めて、勝利の立役者となったのでした。
屈辱の3失点を喫し、完敗となってしまった前節を受けて。
そのリバウンドメンタリティを、勝利につなげるためには。戦略やらテクニックやらも、大事ではあるけれど。
なにより大事なのは、気持ち。
その気持ちをしっかりと出して、チームの勝利のためにひたむきに頑張ることが出来る選手。カターレのなかでも、吉平はその傾向において随一と言えるかと。
思い起こせば、宮崎との前回対戦にあたる昨シーズン第37節。
カターレにとってのクラブ新記録となった6ゴールで圧倒した試合でしたが、そのなかで。
吉平とマテウスがPKの場面でどちらが蹴るかで言い争い、なんてシーンがありました。結果、マテウスが蹴ることとなり、見事に決めてハットトリック達成となりましたが。
「チームを勝たせるために、俺がやる!」
仲が悪くていがみあっていたというわけではなく。どちらも勝利のために真剣に向き合っていたからこその言い争いでした。
その熱にあてられたか。チームの戦術上はシュートの場面で無かったところ、強引にシュートまでもっていって松岡がダメ押しゴールなんてシーンもありました。
勝つことに、得点を奪うということに、真摯に向き合い。その情熱を大量得点に、勝利に繋げてみせた、アツい試合であったかと。
今節、連敗回避は言うまでもないとして、どうしても勝たねばならない一戦。
吉平には、チームの先頭に立って勝利への道筋をつけてほしい。切に、そう願います。
前回ホームゲームで、マンオブザマッチに選ばれた吉平でしたが。そんなポジティブな選出なら、何度だって選ばれていい。
再び勝利の立役者として、ファン・サポーターに歓喜を届けてほしいです。

ここが、踏ん張りどころ。
ここまで3敗を喫したカターレですが、過去2回は連敗を回避した。むしろ、勝利を挙げてみせた。
ならば。
今回もまた、勝利あるのみ。
現在12位に沈むカターレではありますが。負けたチームは落ち込んでショックを引きずらねばならない?そんなわけあるかと。
求めるは、勝ち点3にほかならず。
アウェイでここまで1勝も出来ていないという屈辱の一方で、ホームは無敗。ルヴァンカップを含めて5連勝中ですらある。
ならば。
ここで勝って、そのホーム戦連勝を伸ばすのはもちろん。
リバウンドメンタリティを、自身に変えて。今度こそアウェイ勝利を掴む次戦へのステップアップを果たしていくためにも。
必ずや、勝つ。その気概が、なによりも重要です。

ここまで11試合9点にとどまっている得点力を、打破するゴールラッシュを!
宮崎との前回対戦を彷彿とさせる圧勝劇でもって、ケチャドバ理論を実証せよ!
信じて応援するホームのファン・サポーターの期待に、満点回答で応えよ!!
必勝を期し、勝利を掴め!!!

勝たれ!!!富山!!!!!