新東名の掛川PAから徒歩でも数分のところに掛川市倉真の「百観音」があります。
山あいいっぱいに広がったところに、実際には百体以上と言われる観音様が祀られている百観音です。いわれは明治の昔、日清戦争が起こり村人たちが「遠くまで行くのはいやだな~」と嘆いたのを当時の村の和尚さんが近隣を托鉢して回り、観音像を百体を立て出征兵士の安全を祈願したところ全員が無事生還したとのこと。その後の日露戦争時にも参拝人でにぎやかだったようです。
そして太平洋戦争敗戦の後は御利益がないのか、忘れられ土の中に埋もれていたところを平成に入り、地元旅館の主人が観音像を見つけ平成7~8年ごろ現在地へ復元したとのことです。上の小画像は現地の左側半分の画像で道が奥の方まで続いています。(本日のタイトルをクリックで拡大します)
並んだ百観音を順番に参拝する人々と1体のアップ画像。
現在もさらに寄進する人が続きつ観音像は増えています。8月には供養の万灯祭も実施されるなど、訪れる人もだんだん増えているようです。
十二支を祈念する観音像。 ずっと上まで観音像が続き来ます。
百観音へ行かれる方は新東名の掛川PAへ車を止め、徒歩で10分くらい(本線より南側)。一般道から車で行かれる方は掛川市北部の倉真温泉・真砂館を目指して行かれるとここで案内がもらえます。