「 日本最古級の哺乳(ほにゅう)類化石が見つかった兵庫県篠山市にある河原で、総合学習の授業として化石探しをしていた市立大山小の6年生(13人)が化石を発見。白亜紀前期(約1億4000万~1億3600万年前)の小型肉食恐竜(獣脚類)の歯と確認された。小学生が恐竜の化石を見つけるのは珍しく、同校は「大山(おおやま)竜」と愛称を付けた。21日から同市民センターで公開する。 歯の化石は長さ約6ミリで、湾曲した内側(後ろ側)の縁に、ギザギザの鋸歯(きょし)がついている。鑑定した県立人と自然の博物館(同県三田市)の三枝春生主任研究員によると、歯根がついていることから生えかわりで抜けたものらしいが、一部分がないため詳しい種類は判別できないという。 発見は今月10日。同校から約2キロ南の篠山川の河川敷で初めて化石発掘に挑戦し、巻き貝や植物など約20点の化石を見つけた。授業の終わりごろ、足立希羅(きら)君(11)が拳ほどの大きさの石を割ったところ、黒光りする化石を見つけた。足立君は「貝かと思ってよく見たら、歯の形をしていてわくわくした」と話した」 毎日新聞
総合学習の授業で、篠山川の河川敷で化石探していて日本最古の恐竜の歯を兵庫県篠山市立大山小学校の足立希羅君・11才が見つけ出しました。このところ暗いニュースばかりでしたから、お手柄ですね。恐竜の歯を見つけ古代恐竜の歴史や小型肉食恐竜の勉強になりましたね。身近なところにも学習教材があるのです。教科書の中だけでは、古代生物、恐竜のことも理解出来、やはり皆と一緒に化石採集や調査をすることは大切ですね。化石探しの体験が、生きた古代史の勉強にもなると思います。これからは、学校のあるその地域の特性や立地条件を生かし、古代の遺跡、化石の調査、収集を通じて社会科や理科の学習に役立てるべきです。教科書の知識を学ぶだけではなく、学校外で学習も小学校の時から大切にすべきでは有りませんか。学校の中で先生から学ぶだけでは、社会科や理科の勉強も興味も面白さも身に付かず探究心も湧かないと思います。日本の子供たちは、暗記力は身に付いていますが、教育が実生活にも生かされ応用、発展力に結び付いて行く教育力も必要だと思います。今回の化石の発見で、古代の植物や貝類のことも分かり、古代生物と人間との関わりや古代の歴史、古代の地形や地層の実態も分かり、歴史学以外の地理学や生物学や自然科学の勉強にもなったと思います。本当に良い夏休みの化石探し思い出が出来ましたね。将来日本を代表する古代史の研究家や古代生物の研究家が誕生するかも分かりませんね。