『 世界各地の小中学生が制作したビデオ作品の出来栄えを競う「キッド・ウィットネス・ニュース(KWN)グローバルコンテスト」(松下電器産業主催)で、長野県東御(とうみ)市立東部中学校の「水は世界をめぐる」がグランプリに輝いた。地域の歴史や普段の食事を見つめ直しながら、「何げない日常生活が世界の水不足と深くかかわっている」と訴えた。(鈴木基顕) KWNは松下グループが展開している教育支援プログラム。今回は「環境」「交流」をテーマに24の国・地域から1作品ずつ出品され、東部中と香港、インドネシア、米国、イギリス、ポーランドの学校の6作品が最終選考に残った。「環境」で東部中、「交流」で香港の学校がグランプリに選ばれた。 東部中の作品は、今春卒業した小山みなみさん(上田高1年)、宮下沙紀さん(上田染谷丘高1年)、田沢昂太(こうた)さん(上田東高1年)ら放送委員が昨年度作った。小山さんと宮下さんが中学2年の時にホームステイしたオーストラリアで干ばつが起きていることを題材にした。 作品は、ホームステイ先に電話をかけ、花壇への散水や洗車のための水さえ足りないことを知ることから始まる。一方、東部中がある東御市は浅間山南山麓(さんろく)の傾斜地にあり水をためにくく、江戸時代には水争いがあった。映像の中で、田沢さんらは約300年前に“タイムスリップ”。野良着姿で水の配分をめぐって争うが、最後は公平に配分する方法を見いだしていく。 その後、場面は一転、牛丼を食べるシーンに。牛丼1杯に必要な水は、牛の餌を育てる分まで入れればプール1杯分になることを解き明かし、「水不足はひとごとではなく私たち自身がかかわる問題」と問いかける。 5分間の作品だが、撮影したビデオは1本60分で十数本に上った。放課後や休日を利用し、編集作業をした。 グランプリの副賞として、北京五輪に招待され、現地のコンテスト参加校との交歓も予定されている。小山さんは「番組を作ることで思っていることを伝えられる。作ることの素晴らしさを知った」と話す。』 アサヒコム
水は山の神様からの贈り物とテレビCMで流れていますが。高山の雪解け水が、何年も掛かり豊かな自然の木々を濾過し川の源流を作り川となって流れています。自然のなせる技で、大自然からの贈り物です。山の自然、山の木々を守り大切にすることが、海の海藻類の減少に大きな影響を与えていることが最近の研究で分かりました。水は、人間の生命維持には欠かせないものです。今年の夏は、猛暑です。熱中症予防には水は欠かせませんが、ミネラルの豊富な天然水が体に良いことが研究で証明されてます。水道の蛇口を開けば、ふんだんに水が出る日本です。私は、亡き母に親の恩は返せても、水の恩は返せないと言われました。水道管から水が、沢山漏れても水道料金を払えばええんですからと言う水道業者さんもいました。水を大切にする精神が必要です。今回の3人皆さんの作られたビデオ「水は世界をめぐる」を見せて上げたいと思います。水は、山の神様からの送り物と言う言い方もあれば、 水は水神様からの授かりものとして大切にしている地方も有ります。枯れ無い不思議な井戸もあるそうですから。日本も昔は農業王国で、水田耕作には水が欠かせませんでした。3人が地元の歴史を調べられた通り、水利権を巡り村同士の争い有った事も日本の歴史的事実です。3人の皆さんも地域の「水の歴史」も学ばれましたね。国際化時代だからこそ日本の歴史的事実も忘れてはなりません。水不足や干ばつの時を昔の人は考えため池や井戸を掘っていました。香川県仲多郡の満濃池は弘仁12年(821年)に嵯峨天皇の勅許により、空海・弘法大師が築池別当として池の修復にあたり、わずか2ヶ月余で再築されました。現在も人々に讃岐の水がめとして役立っています。ため池や井戸を壊さなくても良いと思います。先人の知恵です。世界的な干ばつも地球温暖化による自然破壊が大きく影響しています。日本は海水を真水変える技術も有り、井戸を掘る優れた技術も有りますから水不足の干ばつの国に技術援助出来ないでしょうか。生活に密着した国際援助になると思います。地球温暖化している今日日本もいつ水不足の状況が起こるか分かりません。海水を真水に変える技術を利用して水不足が起こリそうな地方には、設置する必要があるのでは有りませんか。日本も人間生活に欠かせない水を水資源として見据え、日本の自然の恵まれた環境を保護し、山や川の自然を守る大切さを皆で考え直す必要があるのでは無いでしょうか。炎暑に水の大切さを思い書き込ませて頂きました。