教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

校長の不適切対応で「セクハラ教師」の汚名と提訴 大阪地裁

2008年08月27日 11時26分01秒 | 受験・学校

『校長の不適切な対応で「セクハラ教師」と呼ばれ精神的苦痛を受けたとして、大阪府門真市立小学校の男性教諭(59)と妻が26日、同市を相手取り、440万円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こした。 訴状によると、教諭は今年4月、国語の授業で、「山ひだ」の語句を教える際、ひだのついたスカートを着た女児を呼び、指でスカートを示しながら説明。直接体に触れておらず女児も嫌がった様子はなかったが、家庭訪問で女児の母親から苦情を受けた。 一方、苦情の報告を受けた校長は教諭の説明を聞かず、事実確認もせずに母親と協議し、担任交代を決定。市教委にも「児童の太ももを触った不適切な指導があった」と報告した。 その後セクハラのうわさが流れ、教諭は学校側に否定するよう求めたが十分な対応がなかったという。 教諭は「校長の不誠実な対応で汚名を着せられた。市教委は校長に対し適切な指導監督を怠った」としている。』産経新聞

やまひだ「山襞」とは、山の尾根と谷が入りくんで、ひだのように見える所です。ひだ付いたのスカートを履いていた女子児童のスカートを手短な例としてこの先生が説明されたのだと思いますが。指で説明して体に触れていなかったのなら問題は無いと思います。授業中なので、他の児童も見ていると思います。女子児童の近くの席で見ていた他の児童の話も聞くべきです。校長先生も保護者だけの苦情を聞くのではなく、このベテランの先生の話も十分聞き対応すべきでした。授業中のことですから。セクハラのうわさは、学校に取っても不名誉なことで、この先生の人権に係わる問題です。校長も教育者として部下を信頼しないといけないのでは有りませんか。教育現場では、ベテランの先生を信頼に任せることも大切では有りませんか。上司で管理職の校長と部下の先生との信頼関係が、学校では大切なのでは有りませんか。管理職は、先生の勤務評価だけが仕事では無く、先生が管理職を信頼し、日々十分教育活動の出来る環境作りが大事だと思います。上司である管理職の校長が、部下の先生を信頼しなければ学校で安心して先生は教育活動に専念出来ません。管理職、特に人の上に立つ人は、部下や人の意見を十分聞くことが大切では有りませんか。会社経営でも総てに共通することで、ワンマンは経営破綻の原因になります。

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子供達が水素の爆発だって体験 香川・藤原学園実験教育研究所 藤原真也さん

2008年08月27日 04時34分38秒 | 受験・学校

『 瀬 戸内海に浮かぶ小豆島。海辺を見下ろす山の中腹に「星くずの村」実験学校はある。 「水素に酸素が混ざり、そこに火をつけるとドカーンと爆発します。今日はその実験をします」 学園長の藤原先生の説明に、17人の6年生がどよめいた。 「今から先生がやってみたいと思います」  不安をよそに、先生は子どもたちを中央の机の周りに集めた。  集気瓶を水槽に沈め、ボンベの水素をストローを使って入れていく。  「このやり方を何と言う?」  「水上置換」  「こうやって集められるってことは水素はどんな性質?」  「水に溶けにくい!」  作業の中でも要点を確認する。  約40年前にできたこの施設は、1万平方メートルほどの敷地に実験施設や宿泊施設が8棟、グラウンドや日本庭園もある。大阪市に本部がある小・中学生向け進学塾、藤原学園実験教育研究所の合宿所だ。屋内外での実験はもちろん、星の観察や海水浴もできる。 同研究所では国語や算数も教えるが、理科では実験に力を入れてきた。この日は塾生以外も参加できる月に1度の小豆島合宿。実験好きの常連が集まった。  集気瓶が水素でいっぱいになると、下向きのまま水から引き上げ、そっと机に置く。水素は軽いので空気と混ざりにくい。  先生は右手に火のついたろうそく、左手に瓶を持ち「いくぞー」。みんな「わーっ」と身をかがめる。瓶の口に火が近づくと……。 「ボンッ」  一瞬の爆発音。恐る恐る顔を上げると、先生はろうそくを瓶から出したり入れたりしている。あら不思議。ろうそくの火は、瓶に入れると消え、出すと再びつく。入れたらまた消えて……。先生は「タラリラリラーン」と手品師気取りだ。 「まず、バンっていった瞬間の変化に気づいた人?」  「集気瓶の中が曇った」 「「何で曇った?」  「水素が燃え、水に変わった」  「すばらしい。じゃあ、ろうそくを瓶に入れたら火が消えて、出したらついたのは何でや?」  「瓶の中に酸素がないから」  正解。火が消えた理由はすぐにわかった。でも再びついた理由はなかなか答えが出ない。  「先生、もう1回やって」  先生は「これな、電気消してやったら思いっきり分かる」。  電気を消し、暗闇の中で再び爆発させると……  「すげー」「燃えてるー」  瓶の口周辺で炎が上っている。水素が燃えているのだ。口の周りには燃焼を助ける酸素があるので、そこだけ水素が燃えるのだという。ろうそくに再び火がついたのは、この炎が燃え移ったのだ。  「みんな頭では『酸素には助燃性がある』と分かっていますが、実際の現象と結びつけるのは難しい。ものごとを理解するには体験が一番です』アサヒコム

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最近理科の「水素の実験 」良く実験事故起きましたが。そんなに起こるものでもないと思います。「水素の実験」ずっと理科の実験で代表的なものです。先生の指示通りしなかった為と思われますが。実験が危険だからと言って中止したのでは、理科の大切な実験がないがしろにされます。水素実験の危険性や注意すべき点を実際に実験で教われば、本当に理解できると思います。実験の危険性や実験に使われる薬品の危険性を学び自ら体験すれば、将来の化学薬品の事故を回避したり、化学薬品の事故の危機管理に役立つと思います。大人になってどのような化学薬品による火災や事故に遭遇しないとは限りません。学んだことは必ず役立つと思います。理科の実験には、実験用具の点検と実験マニアルを守ることを徹底すれば実験事故は防げると思います。子供達は、 包丁を持つと危ない、はさみも事故に繋がると先が丸くなっています。危険だから使わないのではなく、小さい時から包丁の正しい使い方を教えてもらえば手を切らない使い方が自分で理解できると思います。下手なうちは手を切ると思いますが、其れも経験で一度手を切り痛い目に合えば次からは手を切らずに使えるようになると思います。はさみもそうです、初めから上手な使える人に居なかったと思います。何でも危険だからと言って、小さい時から使わないと大人になってから困ります。理科は、実験と実習が大切です。教科書の内容だけでは、理解できないと思います。教科書内容を増やするより、小学校からの理科の実験や実習、自然観察に力を入れ理科教育の土台作りをすることが少数理科エリートを作るより大切で、理科教育の基礎作りを忘れて、理科離れ、理科嫌いは解消しないと思います。創立50年の伝統ある藤原学園創立者の藤原信先生は、『受験戦争に駆り立て、点数を上げることでも子どもの放恣のままに育てることでもない受験戦争に駆り立て、点数を上げることでも子どもの放恣のままに育てることでもない。子どもたちにでき得る限りの機会と洗練された環境を与え、規律ある範疇の中で行動させ、思考させ、子どもの内に潜在する千差万別な能力、着想力、独創力、構想力を最大限に引き出し、発展させ、将来人間として悔いのない生活を享受でき得るよう指導者の深い洞察力と大きな愛によって絶え間なく、はぐくむことである。』と言う教育理念を実践されている。子供達の好奇心をくすぐる実験・体験学習では、子供達は発見する喜び、作る楽しさ、変化する驚き体験し、意欲的に学んでいる。合宿学習では小豆島の「星くずの村」での合宿は、豊かな自然の中で、勉強はもちろん、様々な行事(水泳、登山、キャンプ、星座観測、海辺の生物観察、顕微鏡実験、などなど)を体験します。民間の研究所が理想を求めて、教育活動で成果を上げているのに私は、なぜ国がこのような子供達が学べる実験学習施設を全国に作らないのか疑問に思いますし、日本の教育政策の貧困さを感じました。地球温暖化で暑い日本で、夏休みを切り上げて、授業時間を増やしても果たして将来役に立つ人間が生まれるだろうか。教科書中心の知識による詰め込み教育よりも自然観察や実験、実習で、実際に学び体験したことを生かすほうが本当の人間性に溢れ、世界通用する独創力のある人材が産まれるのではないでしょうか。

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