『っちゃん、ショウグン、キッコロ。ハチミツで誘って捕獲し、首に発信器を付けて放したツキノワグマ3頭の名前だ。原則として毎週末、約30人のメンバーで手分けして岐阜県白川村の里山に入り、ツキノワグマの生態を調べている。 「だれもが知っている動物だけど、繁殖など生態には謎めいた部分がまだ多い」と、在籍7年目のリーダー格の徳永佳三さん(25)。村での調査4年目を迎えた今年度は、過去3年分の成果を報告書にまとめる作業にも追われている。 野生のツキノワグマにさわれる大学サークルは数少ない。勧誘をしなくても、毎年度、数人の新入生が入ってくるという。「実際に見るクマは、かわいいだけじゃなく、人手の届かない自然の中で生き抜く尊厳みたいなものも感じる」と、会長で、獣医学課程3年の松山亮太さん(22)は声を弾ませる。 ただし、捕獲のとき以外は、基本的に「つかず離れず」。山ではフンやつめ跡などの「痕跡」探しや、ブナの実などツキノワグマが食べる木の実の実り具合を主に調べている。』きわめる・アサヒコム
ツキノワ熊が、人里に降りて来て田畑に被害が出るのも原因が有ると思います。山の自然環境が破壊され熊の食料不足も原因と思われます。地球の環境保護と環境問題もリンクしていると思います。ツキノワ熊生態がまだまだ解明されていないそうですか。人間との共存共栄の道を見出して下さい。会長で、リーダー格の徳永佳三さんの「実際に見るクマは、かわいいだけじゃなく、人手の届かない自然の中で生き抜く尊厳みたいなものも感じる」と言うこの意見は、「生命の大切さ」を感じ、見事表した言葉と思います。人間と仲良くツキノワ熊が、共生出来る里山にして下さい。自然の中で生きる動物のたくましさや素晴らしさを「ツキノワ熊研究会」の皆さんが体験されたのかも分かりません。動物や自然から人間が教えられることは、まだまだ多いと思います。都市圏の大学には、地方の地域性の特色を生かした研究活動や研究を地方の国立大学では取り組んで貰えば、地域の特性と地域社会に貢献する研究が出来るのでは有りませんか。都市圏の大学に集中した研究よりも、ユニークで地方の伝統と特色生かした研究が、日本の将来大学にとって大切では有りませんか。「ツキノワ熊研究会」学生の皆さんの山での生態調査は、動植物の研究や山の自然保護にきっと役立つと思います。ツキノワ熊の生態や研究調査に頑張って、岐阜大学をツキノワ熊の研究拠点にして下さい。これからは、地方の国立大学の伝統と特色を生かす時代に入っていると思います。長崎大学熱帯医学研究所は、昭和 17年3月長崎医科大学付属東亜風土研究所からの歴史を持ち平成20年度グローバルCOEプログラムの採択を受けています。