今回は日本フィリピン友好議員連盟の一員として行き、
フィリピン側の友好議員連盟のメンバーとの話し合いや、
アキノ大統領との会談が予定されています。
フィリピンに行くのは、なんと13年ぶりです。
最後に行ったのは、JICAでの出張でした。
フィリピンとの付き合いは20年近くになります。
初めてフィリピンに行ったのは、大学2年生のころで、
NGOの植林スタディツアーで30日間渡航しました。
翌年の大学3年生のときに1年間の交換留学制度を利用して、
フィリピンの地方にある大学に留学しました。
その後、JICAに就職してからもフィリピン担当として、
3回出張し、フィリピンの保健省や農地改革省等に行き、
フィリピン側政府機関とお仕事をさせてもらいました。
そして久しぶりに行くのは、議員外交の一環です。
最近は鳩山元総理のイラン外交(いらん外交)のせいで、
議員外交への評価がそうとう下がってしまいましたが、
外務省ルートとは別の議員外交にも価値はあります。
議会対策には親日派の議員を増やすことが重要です。
日比間の自由貿易協定等の国際的な約束であっても、
フィリピン議会が反対すれば、批准できません。
アメリカ型議会のフィリピン上院には強大な権限があります。
また、国会議員は将来の首相(日本側)や大統領(比側)、
あるいは、外務大臣候補者でもあります。
アキノ大統領も、以前は国会議員でした。
将来のトップになる可能性が高い人と交流するには、
議員外交というのは貴重な機会です。
日本フィリピン友好議連の会合では、経済交流やODA、
安全保障や人的交流などが話し合われます。
フィリピンに留学し、ODA実務に携わり、国会では、
安全保障や外交に関わってきた経験を活かして貢献し、
日比間の関係強化に努めたいと思います。
19歳の頃から20年近くフィリピンに関わってきた者として、
こういう仕事に関われることを心からうれしく思っています。
こういう仕事がやりたくて議員になったのだと再認識しました。
明日からの出張が楽しみです。