◆日本維新の会の石原慎太郎代表は、比例区東京ブロックに単独立候補していて、名簿搭載順位第1位である。しかし、第1位だからと言って安心はできない。なぜかと言えば、東京ブロック17人のなかに入るには、党名を書いた有権者の数に応じて、当選者人数が割り当てられるからだ。
ということは、石原慎太郎代表の場合、順位第1位だから、日本維新の会が東京ブロックで30~33万票以上を獲得していなければ当選できないことになる。
しかし、それを下回った場合落選ということになってしまう。
◆石原慎太郎代表は、これまで参院議員選挙や都知事選挙、衆院議員選挙に立候補して、参院議員選挙で300万票~衆院議員選挙で11万票を獲得してきた、いわば歴戦の勇士である。今回の総選挙でも、大量に票を獲得できるものと確信しているハズである。
だが、今回はこれまでと決定的に違う面がある。
それは、国民有権者、正確には都民有権者は「石原慎太郎」と書けば、無効票にされてしまう。正確に「日本維新の会」と書かなければならない。平成元年7月の参院議員選挙のとき、「歌のおばさん」で知られた安西愛子さんが、自民党の「70歳定年制」にかかって後藤田正晴元官房長官から「おばさん、もういいだろう」と宣告されて、自民党の公認を得られず、自ら「太陽の党」という政党を作って立候補したことがある。そのとき、選挙資金として約2億円を持っていた。
これが、もし自民党全国区で立候補して名簿の上位にランクされていれば、大体、当選できた。だが、当時の参院議員選挙の全国区は候補者の名前ではなく、党名を書かなければならないため、出来たばかりで国民的認知度の低い「太陽の党」では、党名を書いてくれる人が少なく、落選してしまった。同じ選挙でも、もし候補者の名前を書く制度であったなら、当時の安西愛子の知名度であれば十分に当選していただろう。
選挙期間中から、安西愛子さんは、嘆いていた。「安西愛子と書いてはダメですよ。太陽の会と書いて下さい」と。
つまり、当時、全国的に有名だった「安西愛子」の名前だと、大量得票が見込めたのに、同じ候補者でも、党名となると同じようには票が入らないということを身をもって感じたからである。
このことは、今の石原慎太郎代表にも言える。今度の選挙で都民有権者は、超有名な「石原慎太郎」といえども、単独比例候補として立候補している以上、「石原慎太郎」とを投票用紙に書けないのである。
日本維新の会は、確かに大阪市を中心に近畿地方ではよく知られており、支持率も突出して高い。それでも奈良県の山奥辺りに行くと、無関心な有権者はかなりいて、大阪での熱気や勢いは、大阪から遠ざかるにつれてフェイドアウトしている。
中部地方から東の方になってくると、日本維新の会への関心も知名度も低く、支持者は大して多くはない。
たとえば、日本維新の会の候補者の宣伝カーが通り過ぎても、目もくれない有権者が極めて多いのである。党名ばかりでなく、候補者の名前など全く知られていない地域が多い。
だから、比例区で「党名」を書いてくれる有権者がどれ程いるのかとなると、はなはだ心もとない。
こうなると、芥川賞作家として名を成した「石原慎太郎代表」も泡沫候補の運命になりかねないということだ。
※Yahoo!ニュース個人
※
BLOGOS本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
暴走老人や暴走首相にストップをかけられる政治家は誰か? ◆〔特別情報①〕
「原発銀座」といわれる若狭湾沿岸にある敦賀原発2号機について、原理力規制委員会が再稼動を認めず、廃炉になる可能性が高まった。原発建屋の敷地内の断層が活断層で、万が一の場合、悲惨な大事故になる危険があるためである。この原発銀座には、大飯原発があり、野田佳彦首相が7月に再稼動を決めたため、全国から毎週金曜日の夕方に集まった一般市民が首相官邸を取り囲み、「再稼動反対」を訴えてきている。この大飯原発の下にも活断層があり、危険が指摘されている。こまため、野田佳彦首相から協力に唱えている「決める政治」の「うかつさ」が、改めて重要問題視され、総選挙への影響も避けられない情勢となっている。野田佳彦首相は、どう言いわけするつもりか?
つづきはこちら
→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)携帯電話からはのアクセスこちら
→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)携帯電話から有料ブログへのご登録
http://blog.kuruten.jp/mobile.php/top「板垣英憲情報局」はメルマガ(有料)での配信もしております。お申し込みはこちら↓
第13回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
平成25年1月12日(土)
『2013年の世界情勢』
~どうなる日本経済、どう動く景気
**********板垣英憲『勉強会』の講演録DVD販売させて頂くことになりました********板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会現在は、下記3種類(各定価3000円)をご用意しております。遠方でなかなか参加できない方など、ぜひご利用下さい。
『米国と核戦争』 ~悪の戦争経済・第3次世界大戦(2012年11月11日後楽園「涵徳亭」にて)『中国革命前夜~中国共産党1党独裁北京政府の崩壊』(2012年10月20日後楽園「涵徳亭」にて)『橋下徹市長を徹底解剖する』~果たして龍馬か悪魔か(2012年9月15日後楽園「涵徳亭」にて)【板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作集】新連載を始めました。
『小沢一郎総理大臣』(2007年11月10日サンガ刊) ※この本は「小沢一郎ウェブサイト」の「著書・関連書籍 小沢一郎について書かれたもの」に紹介されています。
第3章 珠玉の「政権政策構想」を実現する ②
小沢一郎は「積極財政派」の系譜を受け継いでいる
さて、小沢政権は経済に関する旗印に、いったい何を掲げるだろうか。それは、「協力・信頼・絆」を基本理念にして「第三の道」を歩む言葉で示されるに違いない。小沢の知恵袋と言われた平野貞夫が、「統計のとり方、資本主義の変質ということを考えたら、五十年前の経済理論で景気を回復するなどということは、言ってはいけない。歴史の切れ目に、小沢は出てきている。そういう文脈の中で、小沢を見て欲しい」
つづきはこちら→
→「板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)携帯電話からはのアクセスこちら
→「板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)※ご購読期間中は、以下過去の掲載本全てがお読み頂けます。
『小沢一郎総理大臣待望論』(1994年11月1日ジャパミックス刊) 『ロックフェラーに翻弄される日本』(20074年11月20日サンガ刊)『ブッシュの陰謀~対テロ戦争・知られざるシナリオ』2002年2月5日刊『民主党派閥闘争史-民主党の行方』(2008年9月16日 共栄書房刊)『民主党政変 政界大再編』2010年5月6日 ごま書房刊 『国際金融資本の罠に嵌った日本』1999年6月25日刊 『政治家の交渉術』2006年5月刊 『カルロス・ゴーンの言葉』2006年11月刊「孫の二乗の法則~ソフトバンク孫正義の成功哲学」2007年7月刊 板垣英憲マスコミ事務所