私は12月1日のメルマガ第892号で書いた。
在日米軍のアンジェレラ司令官が11月29日に記者会見し、オスプレイの本格運用開始時期は12月上旬になるだろう、日本全国で低空飛行訓練を急ぐ、と発表したと。
なぜ総選挙の真っ最中に論議を呼ぶような事をさせるのか。せめて総選挙後まで待ってくれと申し入れなかったのか。ひょっとして日本政府は何も知らされていなかったのではないか、と書いた。
その私の推測を、なんと森本防衛相自身が認めたのだ。
12月8日の産経新聞はわずか5行の小さな記事で7日に行われた森本防衛相の記者会見の模様を報じていた。
その中で森本防衛相がオスプレイの本格運用の連絡が米国側からあったのは12月6日であった事を明らかにしたというのだ。
驚くべきことである。
これを要するに野田民主党政権はオスプレイの運用について何も知らされてこなかったということだ。
いくら政権末期であるにしてもこれはひどい。
しかも森本防衛相はその時、もうひとつの重要な事を言っている。
それはオスプレイが本格運用に入ったことによって「在日米軍の抑止機能が強化された」と評価したという発言だ。
何も知らされていないのに抑止力が強化されたという。
何から何まで米国の命じるままだ。
この国には我が国と国民を守る自主、自立した防衛政策はない。ある
のは対米従属だけである・・・
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