今回の総選挙の投票率は59・32%で過去最低の投票率でした。
2009年の総選挙の69・28%から10%近くも減少しており、
国民の関心が低くなっていることは明らかなようです。
もちろん民主党が大敗したのはまちがいない事実ですが、
国民の大多数が自民党を支持したわけではありません。
自民党の比例得票率は、大敗した前回とほぼ同じです。
比例選(定数180)では、自民党の得票率が27・62%で、
大敗した前回2009年衆院選の26・73%とほぼ同じです。
投票率が大幅に下がったことで無党派層が投票に行かなくなり、
結果的に組織票の多い自民党の得票率が上がったのでしょう。
それに対し、今回の総選挙の民主党の比例得票率は16%でした。
大勝した09年の42・41%から大幅に減らしました。
民主党政権に対する評価としては、十分に理解できます。
みんなの党の今回の比例得票率は8・72%たったので、
2009年総選挙の4・27%からだいぶ伸びました。
この3年3か月の議会活動に対する評価だと思います。
自民党の新政権に対する期待感は高くないと言えるでしょう。
まして1年ごとに首相が代わる悪習をスタートしてしまった、
安倍晋三首相の2度目の政権となれば、期待薄です。
極端なタカ派志向、教育の復古志向には、注意が必要です。
日中戦争を回避するために賢い外交を展開してほしいものですが、
ネット右翼みたいな「お友達」に囲まれていないか心配です。
イザというときに勇敢で賢明なリーダーがいてほしいと思いますが、
平素は空威張りしていて肝心なとき頼りないリーダーは御免です。
2度目の安倍総理は、どんなリーダーになるのでしょうか。
賢く決断力があって、弱者にはやさしい首相になってほしいです。
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