時事通信 1月16日(水)18時29分配信 『全日本空輸692便の最新鋭旅客機ボーイング787型機(乗客乗員137人)が高松空港に緊急着陸したトラブルで、機体前方の電気室にあるバッテリーが黒く変色した上、中の溶液が漏れ出して壊れていたことが16日、全日空への取材で分かった。
このバッテリーは、米ボストン・ローガン国際空港で出火し、ぼやとなった日本航空機と同じ製品だったことも判明。運輸安全委員会や国土交通省は16日、高松空港に航空事故調査官や専門職員を派遣し、詳しい状況を調べている。
787型機の運航再開は、全日空や日航が国交省と相談し、調査の進捗(しんちょく)状況などを踏まえ判断する。
全日空や国交省によると、同機は16日午前8時11分、山口宇部空港を離陸。同26分、高松空港付近を飛行中に「前方電気室から煙が出た」と表示されたため、パイロットが機体のチェックを行うと、発電機に故障があった際にバックアップなどで使われる「メーンバッテリー」関係の異常が多数表示された。
同47分に高松空港に緊急着陸したが、地上走行中に管制官から「前輪付近から煙が出ている」との指摘を受け、乗客乗員全員を脱出用スロープで機外に避難させた。乗客のうち2人が擦り傷を負った。
787型機には、バッテリーが前方と後方の電気室に一つずつ設置されている。いずれも電池メーカー「ジーエス・ユアサコーポレーション」(京都市)の同製品でリチウムイオン電池を使用。ローガン国際空港で8日未明(日本時間)に起きた日航機のぼやは、後方電気室にある補助動力装置用バッテリーから発火しており、米運輸安全委員会(NTSB)が調査している。』
787型機には、バッテリーが前方と後方の電気室に一つずつ設置されている。いずれも電池メーカー「ジーエス・ユアサコーポレーション」(京都市)の同製品でリチウムイオン電池を使用しているそうですが、ジーエス・ユアサコーポレーションは、バッテリーメーカーとして伝統の有る会社です。このリチウムイオン電池は、国内の工場で作られたものではなく、中国の工場で作られたものでは有りませんか。バッテリーメーカーとしての信頼と名前に恥じないように今後品質管理に努力すべきです。
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