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教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

バッテリー変色し故障=米国日航機ぼやと同製品―全日空787型機の緊急着陸・高松

2013年01月16日 21時23分39秒 | ニュース

時事通信 1月16日(水)18時29分配信 『全日本空輸692便の最新鋭旅客機ボーイング787型機(乗客乗員137人)が高松空港に緊急着陸したトラブルで、機体前方の電気室にあるバッテリーが黒く変色した上、中の溶液が漏れ出して壊れていたことが16日、全日空への取材で分かった。
 このバッテリーは、米ボストン・ローガン国際空港で出火し、ぼやとなった日本航空機と同じ製品だったことも判明。運輸安全委員会や国土交通省は16日、高松空港に航空事故調査官や専門職員を派遣し、詳しい状況を調べている。
 787型機の運航再開は、全日空や日航が国交省と相談し、調査の進捗(しんちょく)状況などを踏まえ判断する。
 全日空や国交省によると、同機は16日午前8時11分、山口宇部空港を離陸。同26分、高松空港付近を飛行中に「前方電気室から煙が出た」と表示されたため、パイロットが機体のチェックを行うと、発電機に故障があった際にバックアップなどで使われる「メーンバッテリー」関係の異常が多数表示された。
 同47分に高松空港に緊急着陸したが、地上走行中に管制官から「前輪付近から煙が出ている」との指摘を受け、乗客乗員全員を脱出用スロープで機外に避難させた。乗客のうち2人が擦り傷を負った。
 787型機には、バッテリーが前方と後方の電気室に一つずつ設置されている。いずれも電池メーカー「ジーエス・ユアサコーポレーション」(京都市)の同製品でリチウムイオン電池を使用。ローガン国際空港で8日未明(日本時間)に起きた日航機のぼやは、後方電気室にある補助動力装置用バッテリーから発火しており、米運輸安全委員会(NTSB)が調査している。』 

787型機には、バッテリーが前方と後方の電気室に一つずつ設置されている。いずれも電池メーカー「ジーエス・ユアサコーポレーション」(京都市)の同製品でリチウムイオン電池を使用しているそうですが、ジーエス・ユアサコーポレーションは、バッテリーメーカーとして伝統の有る会社です。このリチウムイオン電池は、国内の工場で作られたものではなく、中国の工場で作られたものでは有りませんか。バッテリーメーカーとしての信頼と名前に恥じないように今後品質管理に努力すべきです。

会社概要

社名株式会社 ジーエス・ユアサ コーポレーション
事業内容持株会社傘下のグループ企業全体の経営戦略を策定・統括し、グループの企業価値の最大化を図る。
設立2004年4月1日
所在地
京都本社
〒601-8520 京都市南区吉祥院西ノ庄猪之馬場町1番地
Phone: 075-312-1211
東京支社
〒105-0011 東京都港区芝公園一丁目7番13号
Phone: 03-5402-5800
資本金330億円
従業員数単体     10名(2012年3月31日現在)
連結 12,265名(2012年3月31日現在)
上場証券取引所東京証券取引所、大阪証券取引所
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安倍外交への期待と懸念。山内康一『蟷螂の斧』

2013年01月16日 15時50分32秒 | 国際・政治

安倍総理は今日から政権発足後初の外遊先として、
ベトナム、タイ、インドネシアを訪問します。

フィリピン留学・インドネシア駐在経験のある私としては、
日本政府が東南アジアを重視するのはうれしいことです。

アメリカや中国より先に東南アジアを訪問するのは、
シンボリックな意味でも重要なのでよいことです。

おそらく安倍総理は、お祖父さんである岸信介首相が、
就任直後に東南アジアを訪問した事例を思い浮かべて、
その姿と重ね合わせていらっしゃることでしょう。

岸首相は米国訪問より先に東南アジア諸国を訪問し、
東南アジア諸国の情勢を見つつ、アメリカと交渉し、
対米外交にいかしました。成功例だと評価されます。

他方「中国封じ込めのための包囲網形成」という色合いを
あまりにも前面に押し出すのは得策ではないと思います。

仮に中国包囲網を形成するのが本当の目的だとしても、
それをあからさまに口に出すのは賢明ではありません。

中国が警戒して対抗手段をエスカレートするだろうし、
日中関係がさらに悪化する一因にもなりかねません。

また、インドネシアや豪州等の国々の立場から見れば、
露骨な中国包囲網に参加するのには抵抗があるでしょう。

ASEANや豪州にとっては中国の経済力は魅力であり、
中国との関係を悪化させるつもりはないでしょう。

インドネシアや豪州の外交官と話すと次の印象を受けます。

1)中国の経済力は魅力であり、対中関係は重視する。

2)他方で中国の軍拡や領土的野心には警戒感がある。

3)日本との安全保障や経済面の関係強化は望むが、
  日中戦争に巻き込まれるのは困る。

中国の脅威を声高に主張するより、脅威を認識しつつも、
粛々とおだやかにASEAN諸国や豪州・インドなどと、
実務的な協力関係を強化していくことが大事です。

また、ASEAN地域フォーラム(ARF)のような
多国間の国際的な枠組みに中国を取り込むことにより、
多国間の枠組みとルールに中国が従わざるを得ない状況を
つくっていくことが大事だと思います。

多国間(マルチ)外交で民主主義国家が連携しながら、
中国も包摂した問題解決の枠組みをつくっていくことが、
日本にとっては有利な展開だと思います。

ベトナムやフィリピンといった中規模の国にとっては、
中国と一対一(バイ)で対決するのは怖いです。

過去にインド、ソ連、ベトナムと国境で武力衝突し、
独立国のチベットを武力で併合した中国共産党には、
底知れない怖さがあり、隣国は忘れていません。

多国間の枠組みなら中国と一対一で対峙する必要はなく、
より公平で平和的な方法で問題を解決できます。

安倍政権に期待したいことを整理すると;

1)東南アジアや豪州・インドを重視する姿勢を鮮明する。

2)アジア太平洋の多国間の枠組みに中国を取り込み、
  ルールに従わざるを得ない環境をつくる。

3)露骨な対中包囲網づくりは難しいと思われるので、
  アジア太平洋の新興国や先進民主主義国家との間で
  粛々と実務的な関係づくりに努めていく。

4)もちろん中国との関係改善、信頼醸成に力を入れる。
 特に海上保安機関同士の連絡メカニズムを整備したり、
 漁業協定といった実務的な部分から関係改善を始める。

5)台湾とも実務的な協力関係を強化していく。
 尖閣諸島周辺での台湾との漁業協定等は検討すべき。

といったところでしょうか。

必要以上に「中国は敵」というイメージを前面に出さずに、
穏やかにしたたかに味方を増やす外交に努めてほしいです。

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