◆「内乱陰謀事件」で韓国統合進歩党の李石基（イ・ソッキ）議員に対する逮捕同意案が４日午後４時２５分、国会本会議場で投票２８９人のうち賛成２５８票、反対１４票、棄権１１票、無効６票により可決された。李石基議員は同日午後８時２６分、国家情報院の職員に強制拘引され、水原地裁に移送された。
韓国検察当局によると、李石基議員の容疑は、「北朝鮮が３月に朝鮮戦争の休戦協定の白紙化を宣言するなど朝鮮半島の緊張を高めたことを受け、５月に『共産化革命』を遂行する方法を話し合う会合を開催。目的を達するには軍事的な措置が重要だとし、参加者らに準備を指示した」というもの。朝日新聞が９月５付け朝刊「１１面＝国際面」で報じた。
李石基議員は、京畿東部連合内の地下従北組織ＲＯ（Ｒｅｖｏｌｕｔｉｏｎａｒｙ Ｏｒｇａｎｉｚａｔｉｏｎ）の綱領を実現する総責任者であり、その指揮下で、組織員は社会団体、地方自治体、公共団体、政党、国会などに侵入し、「革命 の決定的時期」を待ってきたとされている。検察当局は、「ＲＯが主要基幹施設と軍事施設に対する情報収集および打撃計画を立て、体系的な組織や綱領などを準備し、大韓民国の政府を転覆させようとする目的性も認められる」として追及しているという。
◆李石基議員による「内乱陰謀事件」を世界支配層（主要ファミリー）が「３年以内」を目標に着々と進めている北朝鮮（金正恩第１書記＝元帥）が中心の朝鮮半島統一と「大高句麗建設」のシナリオに即して解釈すると、どういうことになるのか。
ズバリ言えば、朝鮮半島が、北朝鮮軍により軍事統一されることになれば、当然、韓国側に北朝鮮軍を「手引き」する勢力がいなくてはならない。李石基議員がＲＯの綱領を実現する総責任者であり、その指揮下で、組織員は社会団体、地方自治体、公共団体、政党、国会などに侵入し、「革命 の決定的時期」を待ってきたのだとすれば、李石基議員とＲＯこそ、「手引き者」と断定してよい。
◆統合進歩党（李正姫代表）は、韓国における左派政党、略称は進歩党である。2011年12月5日結党（政党登録は同月15日）、国会議席数は、総議員３００人のうち、６人(2%)にすぎない。党員・党友数は、12万9898人。政治的思想・立場は、左翼ナショナリズム、進歩主義である。
たとえ、少数政党ではあっても、「手引き者」としての使命と役割は、十分に果たせる。事実、李石基議員とＲＯが、「手引き者」として動いていたという紛れもない証拠があった。中央日報/中央日報日本語版が9月4日、「李石基議員、北挑発時の報復範囲と在日米軍参加資料も要求」という見出しをつけて、「内乱陰謀などの容疑を受けている統合進歩党の李石基（イ・ソッキ）議員が、所属国会常任委員会の未来創造科学放送通信委員会とは関係がない軍事秘密資料などを国防部に要求してきたことが明らかになった」と報じているのだ。
北朝鮮軍が朝鮮半島統一を目指して「南進」するとき、最も必要な情報は、韓国軍と米軍の「軍備配置」である。どことどこに兵力が配置され、どれくらいの装備を持っているかなどの具体的な軍事情報である。文字通り「敵を知り己を知らば、百戦危うからず」（孫子の兵法）である。
韓国は、間もなく消滅する。李石基議員の「内乱陰謀事件」は、その予兆である。「一葉落ちて天下の秋を知る」（「淮南子・説山訓」）という言葉がよく暗示している。「落葉の早い青桐の葉が一枚落ちるのを見て秋の訪れを察するように、わずかな前兆を見て、後に天下で起きることを予知することの譬え」である。
【参考引用】中央日報/中央日報日本語版が9月4日午前8時42分、「李石基議員、北挑発時の報復範囲と在日米軍参加資料も要求」という見出しをつけて、以下のように配信した。
「内乱陰謀などの容疑を受けている統合進歩党の李石基（イ・ソッキ）議員が、所属国会常任委員会の未来創造科学放送通信委員会とは関係がない軍事秘密資料などを国防部に要求してきたことが明らかになった。中央日報が３日に入手した李議員の「非所管部処対象資料要求現況」によると、李議員は昨年６月から先月まで国防部など１０部処に計８４件の資料を要求した。このうち在韓米軍・軍施設・軍事計画など軍事問題に関する資料が４６件（５４．８％）にのぼった。李議員が要求した資料には、軍事機密に分類され、敵軍に知られてはならないものも含まれていた。代表的なのが２級秘密の「韓米共同局地挑発対応計画」だ。李議員は北朝鮮の挑発レベルが高まった４月、国防部に対し▼計画の写本と内訳および北朝鮮の局地挑発時、挑発原点、挑発支援勢力、その指揮勢力まで報復する内容が含まれているかどうか（指揮勢力に関する具体的な範囲) ▼計画に基づき参加する在日米軍の範囲（在日米軍全体参加の可能性など）などを提出するよう求めた。韓米連合軍が北朝鮮の局地挑発にどう対応するのか、北朝鮮のどのラインまで打撃するのか尋ねたのだ。また李議員は、米軍のＢ－５２戦略爆撃機が韓半島上空を飛行して北朝鮮の強い反発を招いた３月、トクスリ演習とキー・リゾルブ演習に関する資料（キー・リゾルブ、トクスリ演習作戦計画の写本と範囲、韓国政府が米国側に原子力空母の参加を要請した内訳および米国側の答弁、空母不参加の理由など）も要求した。さらに▼韓半島緊急事態での自衛隊の海路確保▼韓日米軍事協調▼米国政府と韓日軍事情報保護協定に関して協議した内容も入手しようとした。李議員が要求した日本自衛隊や在日米軍などの資料を確保すれば、有事の際、米軍がどのように韓半島に進入するか把握できる。これに関し、金寛鎮（キム・グァンジン）国防部長官は３日、国会国防委に出席し、「敏感な資料や秘密が伴う内容には一切答えなかった」と明らかにした。また国防部は「別の統合進歩党議員から地雷防御車両の配置を含む約４０件の資料提出要求があったが、公開が可能な資料だけ提出した」と説明した。地雷防御車両が集中配置された位置が把握されれば、前方部隊に埋設された地雷の位置が明らかになる。李議員の要求目録には京畿道平沢に関する内容もあった。李議員に対する逮捕同意要求書によると、平沢は李議員が率いるＲＯ（革命組織）が有事の際の国家基幹施設打撃のために事前の準備をしたところだ。李議員は企画財政部に対し、平沢駅・平沢港産業鉄道事業と平沢烏山空軍基地第２滑走路建設の予備妥当性調査の結果を要求したが、拒否された。このほか▼米ボーイング社のアパッチガーディアン（ＡＨ－６４Ｅ）など武器の導入▼在韓米軍の規模と米国基地移転施設事業設計変更現況および計画－－なども要求の内訳に含まれていた」※Yahoo!ニュース個人
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本日の「板垣英憲（いたがきえいけん）情報局」小沢一郎政権を樹立する世界支配層の計画を知っているのか、野田佳彦前首相が「総合調査会」入りを固辞した ◆〔特別情報①〕
世界支配層（主要ファミリー）は、２０１６年７月の「衆参同日（ダブル）選挙」を機に小沢一郎政権を樹立し、国連中心主義に基づく「世界政府」を確立する。このため、２０１５年には、小沢一郎代表が新党を結党して、新政権樹立の準備をスタートさせる。民主党の野田佳彦前首相が、この計画を知っているのか、海江田万里代表が新設した代表直属の「総合調査会」に野田佳彦政権の中心メンバー「６人衆」（いわゆる戦犯）を起用しようとしたのに対して、野田佳彦前首相が固辞したという。
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「『族』の研究～政・官・財を牛耳る政界実力者集団の群像」(1987年3月9日刊) 目次 第１章 新しい実力政治家集団の誕生
派閥をも凌駕する利権支配力 といっても、それだけで自民党が政府機構、官僚群を凌駕することにはならない。そこに「族議員」たちの存在が浮かび上がってくるのである。
