◆警視庁刑事は常日頃、大手柄を競い、「新聞テレビのトップ記事」を狙っている。だから雑魚のようなチンケな事件は、扱いたがらない。それが、今回は「大魚」を釣り上げた。犯人の御法川雄斗容疑者(日本テレビ社員)ではない。親の「みのもんたさん」のことだ。いまや犯人扱いだ。敢えて言うならば、超有名人として「子育て失敗」の罪と言ったところである。その責任は重くて辛い。
「みのもんたさん」は、世の中の数々の不正に「ほっとけない」と怒りを爆発させてきた。「朝ズバッ!」では、歯に衣着せずに、舌鋒鋭く物事をはっきりという。いわば「現代日本のご意見番・大久保彦左衛門」であった。「政治とカネ」をめぐっては、東京地検特捜部が追及した小沢一郎代表を厳しく指弾。東電福島第1原発大事故については、東電経営者の責任を徹底的に追及した。さらに年金問題などについても、政府の政策を「紙芝居仕立て」で克明に分析していた。
それが、我が子が犯した刑事事件により、足下から掬われたのであるから、泣くに泣けない状況になった。おそらくは、「もはやこれまで」「ゲームセット」ということになり、鎌倉の豪邸で、ひっそりと身を潜めて、「蟄居謹慎、余生を送る」ことになるのは間違いない。
◆親が超有名人の子どもが、「ドラ息子」「ドラ娘」となるケースは、少なくない。思いつくままに挙げれば、以下のようだ。
女優の高峰三枝子さん。「息子が出来損ないで、小さいときから欲しいものはすべて与えたのに何故出来損なってしまった」と嘆いたという。
やはり女優の三田佳子さん。息子が自宅の地下室で「覚せい剤パーティー」を行なっていたことが発覚して逮捕されて、刑務所に入った。出所しても同じようなことを繰り返していた。
政治家では、河本敏夫元通産相の息子(一時、衆院議員となるも、落選引退)、森喜朗元首相の息子らが、若いときから乱行、親を困らせていた。森喜朗元首相の息子は、石川県会議員に当選したが、自動車事故を起こした後に死去している。
いずれも、親が子どもを小さいときから甘やかし、欲しいものは、何でも言うがままに与えて育てたのが禍になった。金銭に困らない贅沢な身分、超有名人を親に持った奢りが身の破滅を招いた。
◆逆に親がしっかり躾、教育した子どもは、たとえば、安倍晋太郎元外相の息子・安倍晋三首相のように立派な人物、総理大臣になっている。
「スパルタ教育」で厳格な父親として子育てした日本維新の会の石原慎太郎共同代表
(衆院議員、元環境庁長官)は、男ばかり4人の子どもを育て上げている。
長男・伸晃(自民党衆院議員、環境相)、二男・良純(俳優・タレント、気象予報士)、三男・宏高(銀行員から自民党衆院議員)、四男・延啓 (画家)である。
【参考引用】スポーツ報知が9月12日午前6時2分、「みのもんた次男、窃盗未遂容疑で逮捕 日テレ勤務の31歳」という見出しをつけて、以下のように配信した。
「タレント・みのもんた(69)の次男で日本テレビに勤務する御法川(みのりかわ)雄斗容疑者(31)が11日、窃盗未遂の疑いで警視庁に逮捕された。8月13日、都内のコンビニの現金自動預け払い機(ATM)で他人のキャッシュカードを使い現金を引き出そうとした疑い。御法川容疑者は『話すことはありません。弁護士が来てから話します』と供述。みのは所属事務所を通じて『父親として申し訳ない気持ちでおります』と謝罪した。先月30日、司会を務めるTBS系情報番組『みのもんたの朝ズバッ!』(月~金曜・前5時半)で女性アナへのセクハラ疑惑を指摘され批判を浴びたばかりのみのだが、今度は息子が逮捕された。御法川容疑者の逮捕容疑は8月13日午前1時10分頃、東京都港区新橋5丁目のコンビニのATMで他人のキャッシュカードを使い現金を引き出そうとしたもの。同日午前1時ごろ、現場から約40メートル先の別のコンビニ前で、酒に酔って寝ていた40代の男性会社員を警察官が発見。保護しようと近づいた際、男性のそばから男が走り去り、男性のバッグが盗まれていた。直後に警察官が、男と服装や背格好がよく似た御法川容疑者を見つけ、事情聴取。その後の捜査で、防犯カメラに男性のキャッシュカードを使い、現金を引き出そうとする御法川容疑者が写っていたため逮捕した。警視庁によると、御法川容疑者は『話すことはありません。弁護士が来てから話します』と供述している。御法川容疑者は日テレ・スポーツ局所属で、サッカーのクラブW杯などを担当。仕事ぶりを知る関係者は『腰が低くて、まじめなディレクター。こんな事件を起こすとは思えない』と驚いている。みのは9日から『―朝ズバッ!』を休んでいるが、『非常に驚いております。次男が世間をお騒がせしていることについて、父親として申し訳ない気持ちでおります。今後も捜査の推移を見守ってまいりたいと思います』との直筆コメントを出した。今年、みのが夏休みをとるのは8月に続き2度目で、同局の井上貴博アナ(29)が代役を務めている。番組には16日から復帰予定だが、同局は『特に、復帰が遅れるとの報告は受けていません』としている」
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本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」「東京五輪」で「中国人民解放軍兵士潜入・テロ」との不穏情報、警察庁・警視庁の厳戒警備に期待高まる
◆〔特別情報①〕
「2020年夏東京五輪決定」で日本国中「お祭り騒ぎ」なのは喜ばしい。だが、浮かれてばかりではいられない。巷では「中国共産党人民解放軍で特殊訓練を受けた兵士が、密かに日本に潜入してきており、いつテロを起こすか分からない」などという不穏な情報が流布されている。そのなかで、警視庁が9月12日、五輪を想定した爆弾テロへの対処訓練を初めて実施した。「世界一安心・安全な都市東京」の名誉にかけて、完璧な厳戒警備態勢を敷く必要がある。
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第22回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
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「『族』の研究~政・官・財を牛耳る政界実力者集団の群像」(1987年3月9日刊) 目次 第3章「族の御三家」利権争奪の全容
商工族から生まれた新しい種族 通産省は、大蔵省や外務省と並び大物政治家が大臣となって就任してくる格式の高い役所だ。これまでの歴代通産相のなかの主だった政治家をピック・アップしてみると、古くは佐藤栄作・元首相(故人)、三木武夫・元首相、田中角栄・元首相、田中六助・自民党政務調査会長(故人)らのほかには、田中龍夫(元自民党総務会長)、江崎真澄(前総務長官)、山中貞則(自民党税制調査会長)各氏らの名前が目につく。