昨日は「原発ゼロの会」の関係議員を中心に、
ドイツの緑の党の議員と懇談しました。
福島の原発事故はドイツの政治にも影響を与え、
いまや保守系のメルケル政権も脱原発です。
キリスト教民主同盟等のドイツの保守政党は、
伝統的に原子力政策を推進する立場でした。
しかし、3・11事故をきっかけに大転換し、
キリスト教民主同盟の党首のメルケル首相は、
一気に脱原発に舵を切りました。
メルケル首相の大胆な決断を後押ししたのは、
もちろんドイツ国民の脱原発の世論でした。
ある意味メルケル首相は、政権維持のために、
世論に応えて脱原発に転換したと言えます。
当時のドイツ世論を考えれば現実的判断です。
メルケル首相が長期政権を続けていられるのも、
そういった現実的な判断によると思います。
日本でも世論調査をやると脱原発の支持が高く、
もし安倍総理が脱原発へ舵を切ったとしたら、
拍手喝采する国民も少なくないことでしょう。
滋賀県知事選でも原発政策は大きな課題でした。
経産省出身の自民党候補が敗れた理由のひとつは、
原発推進政策への反発だったと私は思います。
原発再稼働への動きが活発化しています。
いまこそ脱原発の世論を喚起していく時期です。
ドイツにならって、あきらめずにがんばります。
2014年7月18日 (金) 05 選挙と政治参加 |
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