教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

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2019年11月27日 13時53分26秒 | 国際・政治

読売の社説を叱るーどこが日本の基本理念と合致するというのか

2019-11-27
これ以上ない平和のメッセージを残してフランシスコ教皇は離日した。

 さすがにどのメディアも感動せざるを得なかったと見えて、これ以上ない平和のメッセージに対し、これ以上ない賛辞を送っている。

 しかし、そもそもフランシスコ教皇の平和のメッセージとは相反する考えを持っているメディアや記者たちにとっては、その褒め言葉すら借り物の言葉になる。

 ひどいものは、うその賛辞を書くものまで出てくる。

 たとえばきょう11月27日の読売新聞の「核廃絶の訴えを共に広げたい」と題する社説だ。

 その書き出しはこういう文章で始まっている。

 「核廃絶や国際協調を求める重いメッセージが、被爆地から世界に発信された。日本の基本理念とも合致する・・・」

 なにが「日本の基本理念と合致する」だ。

 安倍政権の日本は米国の核抑止力を最優先し、米国の核の傘に身を置いて核廃絶に反対してきたのではなかったのか。

 その安倍政権を支えてきたのが読売新聞ではないのか。

 日本の基本理念である憲法9条を変えようとしているのはどこのどいつだ。

 よくも「核廃絶の訴えを共に広げたい」などと言えたものだ。

 この私の難癖に反論があるなら、天下の読売は次の社説で堂々と書くべきである(了)

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安倍晋三首相の政治生命が、尽きているにもかかわらず、潔く退陣しようといないため、天が警告を与えており、政府専用機のボヤは安倍晋三首相に対する第1の警告だった ◆〔特別情報1〕

2019年11月26日 15時49分48秒 | 国際・政治
 
 

安倍晋三首相の政治生命が、尽きているにもかかわらず、潔く退陣しようといないため、天が警告を与えており、政府専用機のボヤは安倍晋三首相に対する第1の警告だった

2019年11月26日 07時31分01秒 | 政治
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
安倍晋三首相の政治生命が、尽きているにもかかわらず、潔く退陣しようといないため、天が警告を与えており、政府専用機のボヤは安倍晋三首相に対する第1の警告だった

◆〔特別情報1〕
 「安倍晋三首相の政治生命が、尽きている。にもかかわらず、潔く退陣しようといない。このため、天が、警告を与えている。この前の政府専用機のボヤは、安倍晋三首相に対する第1の警告ということが考えられる。さらに、首里城の火災は、神様の意思だ。要するに古い時代が終わったということを、日本国民をはじめ世界中に知らしめるために神様が起こした象徴的な出来事だ。だれかが放火したということではない。配電盤がショートするなんてことは、人間ができることではない。神様でないとできない。だから何の裏もない。10月末で古い時代は終わったので、古い時代から新しい時代に入った。要するに、死海文書の黙示録にある世界の終わりだ。台風15号や19号もそうだし、10月25日の豪雨もそうだし、日本自体が雨で水没したので、最後のダメ押しで首里城が燃えた。つまり、『終わって始まった』ということだ。いままで、当たり前のようにできたことがこれからはできなくなる」-これは、上皇陛下のごく近くにいる吉備太秦の解釈だ。

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jlj0011のblogNHKの大罪<本澤二郎の「日本の風景」(3508)

2019年11月26日 15時41分25秒 | 国際・政治

jlj0011のblog
NHKの大罪<本澤二郎の「日本の風景」(3508)
2019/11/26 08:32
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NHKの大罪<本澤二郎の「日本の風景」(3598)

<国粋主義・財閥に公共の電波を譲り渡した売国奴>

 日本に憂国・愛国の士がいればの話だが、桜を見る会に限らない。安倍・自公・日本会議の、活字表現できないような不正・出鱈目・国民愚弄の暴政に、事実上、対抗できない、まさに自由と民主主義が消えてしまった日本の現状に怒り狂うばかりであろう。

 元凶は、世論操作が可能な公共の電波・NHKが、国粋主義者と背後の財閥に乗っ取られてしまったことにある。屈したNHKの罪は計り知れないほど大きい。


<反対行動を起こさなかったNHK職員>

 NHK職員の多くが裏口社員だと承知していても、それでもジャーナリズムを体現する公共の電波との認識と誇りをもって、国民に寄り添う報道に徹してきたとの自負があったはずである。


 それが安倍・日本会議政権に、あっという間に乗っ取られ、それに役員も抵抗しなかった。数万人を擁する労働組合でさえも、徹底した抵抗運動をしなかった、と外部からは見えていた。


 一部のジャーナリストが排除されると、もうNHKは御用電波に衣替えして日本の世論操作の中核を占めている。それが7年も。

 桜を見る会の安倍晋三の違法行為を、国民の7割以上が反対していても、内閣支持率は依然として4割台を維持している。このからくりはNHKの御用報道ゆえである、とあえて強調しておきたい。


<新聞テレビも共犯者>

 こうした無様なNHKを、新聞テレビは傍観する程度の関心を示さなかったことも、日本の言論界の悲劇となった。

 それどころか、財閥の御用新聞首脳が、NHKの解体を推進する役目を担ったことも、重罪であろう。新聞テレビもまた、NHK解体の共犯者であると指摘しておきたい。

 日本新聞協会や日本記者クラブにも問題があった。

 民放の質の悪さには、反吐が出るほどだが、国民はそれに慣れ親しんでしまっている。日本の1億総白痴化は現在進行形なのだ。


 金・カネで動く社会は、品格がなく、貧相で耐えがたい苦痛を、まともな知識人に投げつけている。


<安倍の不正に審議ストップ掛けられない野党も>

 返す返す残念なことは、現在もそうだが、野党の抵抗力の弱さである。アメリカや韓国の民主主義と比較できないほど、それは極端に落ち込んでしまっている。


 国民の怒りを、議会で反映しようとしていない。口の悪い人は「連中は世界一の高給をもらって、もうそれで満足している。国民の幸福実現に体を張れる人材がいない」と嘆いている。


 インターネットの世界でも、堂々と自身の名前で発言する者は米粒ほど小さい。言論の自由を放棄する輩が目立つのも悲しいが、これは野党の体たらくと無関係ではない。

 「違う」と反論する右翼か左翼の御仁は、名前を名乗ってもらいたい。


 憲法が保障する自由と民主主義が崩壊している政府に対して、国権の最高機関である議会野党が、審議ストップで応戦することは、憲法違反ではない。主権者である国民は、公務員を罷免する権利があることを忘れてはなるまい。


 自由と民主主義の崩壊とNHKの大罪は、硬く結びついている!

2019年11月28日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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jlj0011のblog 女性虐待ゼロ運動<本澤二郎の「日本の風景」

2019年11月26日 14時59分14秒 | 国際・政治

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女性虐待ゼロ運動<本澤二郎の「日本の風景」
2019-11-26 11:04:17 | 日本の風景


女性虐待ゼロ運動<本澤二郎の「日本の風景」(3507)
<知事失格下の千葉県と千葉県警の深刻な課題>
 知らなかったが、11月12日から同25日までが、女性虐待防止運動の期間である。入れ墨やくざを、政府主催の「桜を見る会」に招待する国粋主義政権と、知事失格の烙印を押された森田健作の千葉県の対応を、千葉県人はみな心配している。文句なしのやくざ跋扈の千葉県は、房総半島でもある。

 木更津市や君津・富津・袖ヶ浦の各市では、湯船を占拠する入れ墨やくざが、以前から指摘されてきた。悲劇の「木更津レイプ殺人事件」は、そこで発生した。犯人は特定されているが、まだ拘束されてはいない。
 他方、徳洲会医療事故を擁護する千葉県と警察に対して、清和会OBが怒りの糾弾を行っている。これでは女性虐待阻止を貫けるか、一部には「やくざと提携する警察」との懸念の声も聞こえてきている。
 
<どうする!泣き寝入り組ばかりの女性被害者>
 「木更津レイプ殺人事件」の深刻な課題は、被害者が決して警察に駆けこもうとはしないことにある。
 千葉県には「女性サポートセンター」が365日、24時間対応をしていても、ここに連絡できるのは女性に限っている。肝心の被害者は、自ら口にチャックをしているため、周囲の勇気ある男性が事態に気づいて電話しようとしても、係は応対しようとはしない。

 せっかくの公的な制度も宝の持ち腐れである。いい加減な森田健作に右ナラエしている窓口行政と見られている。
 警察は「相談サポートセンター」を設置しているが、時間帯に制限を設けている。平日のみで、それも8時30分から17時15分の間でしか、応対しないのだ。
 やくざや強姦魔のそれは、多かれ少なかれ平日の午前から夕刻前の日中と限らない。むしろ夜の時間帯が少なくない。というわけで、森田県政と千葉県警の取り組みは、被害者に全くといっていいほど寄り添っていない。

 これでは、被害者の泣き寝入りを促進させる効果しかない。入れ墨やくざを抑制するという観点が見えてこない。

<入れ墨やくざを退治する意思があるのか>
 女性の敵は、一般人もいるが、本当に怖いのは入れ墨やくざと相場は決まっている。
 伊藤詩織さんの場合は、TBS山口強姦魔だった。それでも彼女が覆面を脱いで警察に告訴したことは、本人にとってだけでなく、家族にも相応の覚悟が求められたのである。現に、彼女は家族への迷惑を考慮して、現在は海外生活を余儀なくさせられているほどだ。

 「木更津レイプ殺人事件」の捜査の行く方を眺めていると、100%犯罪者と断定できるやくざ暴力団の人権尊重を口実にして、捜査の手抜きをしているように見えてしまうのだが、どうだろうか。

 一般的に警察の暴力団捜査は、事前に情報が流れていて、成功率は低い。ことほどやくざと警察の、闇の情報ルートは太い。この点、千葉県は特にそうした印象を持たれがちである。

 筆者は、マル暴担当の刑事をフィリピンに教育派遣して、抵抗する者は容赦しないという、しっかりとしたやくざ捜査を身につけさせてはどうか、と提案したい。せめて福岡県警のレベルに引き上げる努力が不可欠である。

<議員にまとわりつく暴力団対策はあるのか>
 もう少し昔のことになるが、現在の内閣参与とかいう飯島君が、面白いことを教えてくれた。彼が仕えた小泉純一郎の選挙区は、千葉県の富津市の対岸の神奈川県横須賀市である。
 「選挙になると、地元のやくざがいなくなる。どこへ行ってしまったのか。なんと富津市のハマコー選挙を手伝っていた」と笑えない本当のことを打ち明けられた。

 素人や一般人は気づかないが、入れ墨やくざは、選挙は稼ぎ時で多忙を極める。彼らは平気で違法行為をするし、行動力もある。ビラ張りは、他候補の追随を許さない。

 ある運動員が、予想していた票が出ないと、やくざが出てきて「お前が金を懐に入れてしまったんだろう。全額返せ」となる。

 保守系議員の周囲には、やくざがいっぱいはびこっている。このことに千葉県警はどう対応しているだろうか。おそらくは、何もしていない、やくざ任せではないだろうか。
 善良な県民の懸念材料である。

<暴力団追放県民会議は機能していない!>
 千葉県には、暴力団追放県民会議という立派な名前の組織がある。実態はどうか?何もしていない金食い虫か?どうやら名存実亡である。格好・形だけのものである。
 もっとも、筆者が新聞社の千葉支局長のころ、沼田知事が発足させたもので、各社の支局長は参与か何かになって、やくざ退治に協力したものだが、当時の支局長会は、だれも入れ墨やくざの強姦魔のことを知らなかった。

 嘘みたいな本当の話である。現在も存在しているのであれば、やくざに強姦されているゴマンの女性被害者救済に取り組む責任があろう。

<木更津レイプ殺人事件捜査は進んでいるのか>
 「木更津レイプ殺人事件」は2014年4月のことである。半年前に被害者となった美人栄養士のK・T子さんは、富津生まれのやくざ浜名、二本も指を詰めた50代のチンピラに、夜は性奴隷として水商売、昼は住宅のリフォーム注文など四六時中働かされていた。

 逃げ出そうとするや、連日のドーカツに遭っていた。性奴隷の被害女性に対する「すべてをばらしてやるッ」というドーカツは、殺人に相当する強烈なものだった。K・T子さんは、床に卒倒して意識を失った二日後に、強い心臓が止まった。死因は大動脈りゅう破裂、それも強烈な脅しによる突発性によるものだった。倒れる数時間、浜名のドーカツは彼女の携帯電話で繰り広げられていた。

 いま彼女の瀟洒な住宅の庭は、枯れ草とゴミの山で見る影もない。むろん、戦争未亡人が命がけで働いた金で購入した家と宅地は、やくざに乗っ取られてしまっている、と親類は嘆いている。

 やくざに手も足も出ない市民の悲劇は、哀れをかこっているが、千葉県警は見て見ぬふりをしてやり過ごすつもりなのか。
2019年11月26日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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台風28号カンムリ発生 11月6個発生は最多タイ

2019年11月26日 14時14分08秒 | ニュース

 台風28号カンムリ発生 11月6個発生は最多タイ

台風28号カンムリ発生 11月6個発生は最多タイ

台風28号カンムリ発生 11月6個発生は最多タイ

(tenki.jp)

きょう26日午前9時、マリアナ諸島で台風28号「カンムリ」が発生。11月は6個目です。台風が11月に6個発生するのは、1951年の統計開始以来、1964年と1991年に並んで最多です。

11月は6個目の台風

きょう26日午前9時、マリアナ諸島で台風28号「カンムリ」が発生しました。中心気圧は1000hPa、中心付近の最大風速は18m/s、最大瞬間風速は25m/sで、1時間に35kmの速さで西北西へ進んでいます。台風28号は今後、発達しながらマリアナ諸島を西よりに進み、28日はフィリピンの東で強い勢力になる予想です。その後もさらに発達を続け、29日には非常に強い勢力に。動きが遅くなり、週末にかけてフィリピンの東でほとんど停滞する見込みです。今のところ、日本への直接的な影響はありませんが、進路が変わる可能性がありますので、最新の台風情報を確認してください。
2019年11月は、3日に台風23号「ハーロン」、5日に24号「ナクリー」、12日に25号「フンシェン」、13日に26号「カルマエギ」、20日に27号「フォンウォン」、本日26日に28号「カンムリ」が発生しました。11月に台風が6個発生するのは、1951年の統計開始以来、1964年と1991年に並んで最多です。』

 気象庁のまとめによると、2018年の台風の発生数は29個ですから、今年も後1個は発生するのでしょうか。日本には、もう上陸して欲しくありません。地球温暖化で、海水温が上がり、台風が発生しやすくなっているのかも分かりません。千葉県民の皆さんは、台風15号゜19号の被害を受けられて年内に復旧出来ない状況で、みんなお冠です。

 

 

 

台風の名前

「カンムリ」は、日本が用意したもので「星座の名前」です。台風の名前は、「台風委員会」(日本含む14カ国等が加盟)で各加盟国などの提案した名前が、あらかじめ140用意されていて、発生順につけられます。準備された140を繰り返して使用(140番目の次は1番目に戻る)されますが、大きな災害をもたらした台風などがあると、加盟国からの要請によって、その名前を以後の台風では使用しないように別の名前に変更することがあります。
※文章の一部を修正しました。

発生数多く、勢力強く、上陸多かった「台風」 2018年の台風は記録にも記憶にも残るものだった。 気象庁のまとめによると、2018年の台風の発生数は29個で平年値の25.6個を上回った。日本へ接近したのは15個で、そのうち12号、15号、20号、21号、24号の5個が上陸した。 8月には9個が発生し、1951年の統計開始以降8月の発生数としては1960年と1966年の10個に次ぐ3位タイの多さだった。



気象庁のまとめによると、2018年の台風の発生数は29個で平年値の25.6個を上回った。日本へ接近したのは15個で、そのうち12号、15号、20号、21号、24号の5個が上陸した。
8月には9個が発生し、1951年の統計開始以降8月の発生数としては1960年と1966年の10個に次ぐ3位タイの多さだった。

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HOME天木直人のブログ日本のお株を奪ったローマ教皇の究極の平和メッセー...

2019年11月26日 11時36分05秒 | 国際・政治

日本のお株を奪ったローマ教皇の究極の平和メッセージ

2019-11-26



 どのメディアも書かないが、ローマ教皇が日本から世界に発した平和メッセージは、戦後の世界の指導者が発した数々の平和メッセージの中でも、これ以上ない、究極の平和メッセージと呼べぶべき、ものすごいものだった。

 なにしろ、核抑止力さえも違法だと、はじめて断言したのだ(仏フィガロ紙ー11月25日読売 パリ発三井美奈記者)

 なにしろ、核の平和利用すら戒めたのだ(11月26日共同)。これ以上ない脱原発宣言なのだ。

 そして、破壊力が一段と増している武器の製造、開発に巨額の予算を費やし、その売買から巨額の利益を得ようとすることを、天罰に値する違法行為だと断罪したのだ。

 この究極の平和メッセージこそ、唯一の被爆国であり、憲法9条を持つ日本が世界に発信すべきメッセージなのだ。

 3・11を経験した日本が発すべき脱原発宣言なのだ。

 日本の仏教界から発せられるべき天罰という言葉なのだ。

 おまけに、日本ではほとんど取り上げられることのなかった「墓場に立つ少年」の写真を世界に知らしめてくれた。

 日本で、このようなメッセージが世界に発せられた事は、日本として歓迎し、感謝すべきことだ。

 しかし、日本は見事にお株を奪われてしまったのだ。

 新党憲法9条が、ローマ教皇の来日の前にこの国の政治の中に実現していたら、ローマ教皇と憲法9条の歴史に残る共同メッセージになったに違いない。

 ローマ教皇の平和のメッセージに対する日本国民の最善の返答は、一日も早く新党憲法9条をこの国の政治の中に誕生させ、ローマ教皇のメッセージを、単なるメッセージに終わらせることなく、国際政治の中に実現することである(了)

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フランシスコ教皇は、広島市の平和記念公園で開かれた「平和の集い」で演説、聞きようによっては、ウソに塗れた安倍晋三首相に対する痛烈な批判とも受け取れる

2019年11月25日 11時00分13秒 | 国際・政治
 
 

フランシスコ教皇は、広島市の平和記念公園で開かれた「平和の集い」で演説、聞きようによっては、ウソに塗れた安倍晋三首相に対する痛烈な批判とも受け取れる

2019年11月25日 07時19分32秒 | 「権力を知り」と「政治を考える」~『本当は怖い漢字』から学ぶ「権力と民との...
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
フランシスコ教皇は、広島市の平和記念公園で開かれた「平和の集い」で演説、聞きようによっては、ウソに塗れた安倍晋三首相に対する痛烈な批判とも受け取れる

◆〔特別情報1〕
 訪日中のフランシスコ教皇は11月24日、広島市の平和記念公園で開かれた「平和の集い」に出席し演説、被爆地で全世界に向けて、平和のメッセージを発信したのは、冷戦下の1981年に故ヨハネ・パウロ2世が訪問して以来、38年ぶりであった。教皇は「戦争のために原子力を使用することは、犯罪以外の何物でもない」と指摘した。また、「核戦争の脅威で威嚇することに頼りながら、どうして平和を提案できるか」と述べ、核抑止力を唱える国々を批判した。教皇は演説のなかで、以下のように、これからの世代に向けて力説し、3つの行動を呼びかけた。
 「最新鋭で強力な武器をつくりながら、なぜ平和について話せるのだろうか。差別と憎悪の演説で自らを正当化しながら、どうして平和を語れるだろうか」
「戦争のために原子力を使用するのは、人類とその尊厳に反し、我々の未来のあらゆる可能性にも反する犯罪だ」
「次の世代の人々が『平和について話すだけで何も行動しなかった』として、我々の失態を裁くだろう」
「(1960年代に核の抑止力を否定し、軍備撤廃を唱えた教皇ヨハネ23世が出した回勅=公的書簡を引用し)真理と正義をもって築かれない平和は、単なる『言葉』に過ぎない」
 「『二度と繰り返しません』と言い続けるために『記憶すること』。自分だけの利益を後回しにして、平和に向かって『ともに歩むこと』。そして、原爆と核実験、紛争の犠牲者の名の下に『戦争や兵器はもういらない」と叫び、平和を『守ること』。これらが『広島においてより一層強く、普遍的な意味を持つ』」
朝日新聞「【詳報】ローマ教皇『平和の巡礼者として』 被爆地訪問」2019年11月24日21時27記事より)

 これらの発言は、聞きようによっては、安倍晋三首相に対する痛烈な批判とも受け取れる。安倍晋三首相が、国連で2017年7月に採択された核兵器禁止条約について「現実の安全保障の観点を踏まえることなく作成されたために、核兵器保有国が1か国として参加していない」と指摘し、核保有国や非保有国との間で「立場の隔たりが拡大している。各国の橋渡しに努め、対話を粘り強く求める必要がある」と発言して、日本の参加に否定的な見解を示し続けているからである。教皇は25日午前に天皇陛下と会見し、午後に安倍晋三首相と会談する。そのとき、ウソに塗れた安倍晋三首相は、どんな表情をするか、見ものである。

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HOME天木直人のブログ習近平・トランプ・安倍を悩ます事になる香港区議会..

2019年11月25日 09時19分19秒 | 国際・政治

 

習近平・トランプ・安倍を悩ます事になる香港区議会選の結果

2019-11-25

HOME天木直人のブログ習近平・トランプ・安倍を悩ます事になる香港区議会...

 きょうの最大のニュースは何と言っても香港区議会選の結果だ。

 早朝のニュースでは民主派が親中派を圧倒し、史上はじめて過半数を占める事が確実になったという。

 この結果に勢いづいて香港のデモはさらに激化するだろう。

 しかし中国は一国二制度を絶対に譲らない。

 弾圧強化してデモを抑えるしかない。

 しかし天安門の二の舞いになれば国際批判をあびる。

 習近平主席は、主席になってはじめて最大の試練に遭遇する事になる。

 窮地に追い込まれるのはトランプ大統領も同様だ。

 米国議会は超党派で香港人権・民主主義法案を成立させて香港の自治を尊重するよう中国に迫った。

 この法案はトランプ大統領の署名が必要だ。

 ところがトランプ大統領は習近平との関係悪化を恐れて署名するかどうか態度を明らかにしないままだ。

 これを見た私はトランプ大統領も馬鹿ではないと見直した。

 なぜなら大統領が署名しなくても、香港人権法案は採択から10日経てば自動的に発効するからだ。

 11月末か12月初めにも発効する。

 そうすれば、習近平主席を怒らせる事なく、つまり自分の手を汚さずに、中国に圧力をかけられる。

 頭がいいと思った。

 ところが、今度の香港の区議会選挙で民主派が過半数を上回ったため、トランプ大統領に対する署名圧力がかかる。

 もしトランプ大統領が署名するとなると、ただでさえ苦境に追い込まれた習近平主席は、「トランプ、お前もか!」と本気で怒りだすに違いない。

 もちろん米中貿易交渉は頓挫する。

 そうなれば大統領選を控えてトランプ大統領は困ることになる。

 そして最後は安倍首相だ。

 もし香港情勢がさらに悪化し、習近平主席が軍を動員して弾圧にかかると、その時こそ習近平主席は国際批判にさらされる。

 ただでさえ独裁者を国賓来日させるのか、独裁者を令和天皇に会わせていいのかと、仲間の右翼・保守から批判されている安倍首相は、いよいよ来年4月の習近平主席の国賓招待を延期せざるを得なくなる。

 こう考えた時、香港区議会選の結果は、習近平主席・トランプ大統領そして安倍首相を窮地に追い込む事がわかるだろう。

 米中日の三首脳を同時に困らせるとは、香港市民は凄いことをやってのけたということである(了)

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「桜を見る会」行かなくても「京都はいい桜いっぱいある」 自民・伊吹氏、推薦枠1千人に独特の言い回しで苦言

2019年11月24日 15時28分56秒 | 国際・政治

 

2019年11月22日 11:58京都新聞
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伊吹文明氏

伊吹文明氏

 自民党の伊吹文明元衆院議長(京都1区)は21日の派閥会合で、首相主催の「桜を見る会」で安倍晋三首相の招待者推薦枠が約千人程度に上っていたことについて「千人も推薦するっていうのは、やはりちょっと多いんじゃないかなって誰でも思う」と苦言を呈した。

 この問題を巡って国民の関心や批判が強いことについては「世論というのは、力のある人が身内を優遇したことに対する反発が非常に強い」と述べ、「その世論に訴えかけようとしているのは今の野党なんだから、そういう隙を作らないように踏みとどまらないといけない」と注意を促した。

 自民党の推薦枠は約6千人で、各議員に割り当てられていたとされる。伊吹氏は自身の推薦枠について「そういうのは記憶にはまったくない。京都は(桜を見る会会場の)新宿御苑まで見に行かなくても、いい桜がいっぱいある。お金をかけてまで来ることないということですね」と独特の言い回しを披露した。』

 

伊吹文明衆議院議員議長の生家は文久年間に創業した室町の繊維問屋で、古都京都人の始末して無駄なお金を使わない教えを受けておられたのと思います。

京都人らしい伊吹氏の発言で、京都人のこのを知らない東人には、分かりませんね。

京都に市電が有る時から゜停留所の一駅ぐらいは皆歩いていました。

鰊蕎麦でも高いと普段は食べない京都人です。

 

日本の政治家

伊吹 文明(いぶき ぶんめい、1938年昭和13年〉1月9日 - )は、日本政治家大蔵官僚自由民主党所属の衆議院議員(12期)。 文部科学大臣第8代)、財務大臣第9代)、労働大臣第64代)、国家公安委員会委員長(第6667代)、防災担当大臣初代)、自由民主党幹事長(第41代)、志帥会会長(第4代)、衆議院議長(第74代)、自民党たばこ議員連盟顧問などを歴任。「イブキング」とも呼ばれている[2]

伊吹 文明
いぶき ぶんめい
Bunmei Ibuki 1997.jpg
労働大臣就任に際して公表された写真
生年月日 1938年1月9日(81歳)
出生地 日本の旗 日本 京都市下京区
出身校 京都大学経済学部
前職 国家公務員大蔵省
所属政党 自由民主党二階派
称号 経済学士
親族 高橋龍太郎通産大臣、妻の祖父)
公式サイト いぶき文明公式ウェブサイト

日本の旗 第74代 衆議院議長
在任期間 2012年12月26日 - 2014年11月21日
天皇 上皇(平成の天皇)

選挙区 旧京都1区→)
京都1区→)
比例近畿ブロック→)
京都1区
当選回数 12回
在任期間 1983年12月19日 - 現職

日本の旗 第9代 財務大臣
内閣 福田康夫改造内閣
在任期間 2008年8月2日 - 2008年9月24日

内閣 第1次安倍内閣
第1次安倍改造内閣
在任期間 2006年9月26日 - 2007年9月26日

内閣 第2次森改造内閣(中央省庁再編前)
第2次森改造内閣(中央省庁再編後)
在任期間 2000年12月5日 - 2001年4月26日

その他の職歴
日本の旗 第64代 労働大臣
第2次橋本改造内閣
1997年9月11日 - 1998年7月30日
テンプレートを表示
ニエトメキシコ大統領と握手する伊吹
 
 
 

来歴・人物

生い立ち編集

京都府京都市下京区に生まれる[。生家は文久年間に創業した室町の繊維問屋・伊吹株式会社]で、現在も室町で営業している]。御室小学校、同志社中学校京都府立嵯峨野高等学校を経て京都大学経済学部卒業]。京大在学中はテニス部に所属した[

大蔵官僚編集

大蔵省入省。入省同期に篠沢恭助千野忠男、朝比奈秀夫らがいる。外務省在イギリス大使館二等書記官、国際金融局国際機構課長補佐、主計局主計官補佐、理財局国庫課長などを歴任[3]。大蔵大臣秘書官を最後に退官

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小6女児と母が再会「抱きしめて号泣」 体調に問題なし

2019年11月24日 13時21分50秒 | ニュース

小6女児と母が再会「抱きしめて号泣」 体調に問題なし

伊藤仁士容疑者を乗せ、小山警察署を後にする車両=2019年11月24日午前8時14分、栃木県小山市、北村玲奈撮影

(朝日新聞)

 栃木県小山市内の交番に駆け込んで保護された大阪市住吉区の小学6年の女児(12)が24日午前、大阪府内で母親(38)と再会した。大阪府警への取材でわかった。府警によると、母親は女児を抱きしめて号泣していたという。女児は23日夜に栃木県内を車で出て大阪府内に入り、疲れた様子だが体調に問題はないという。

 女児の母親は24日、大阪府警を通じてコメントを発表。「お陰様をもちまして、娘は無事、帰ってくることができました。本当に感謝しています。ありがとうございました」とお礼を述べた。

 この女児を誘拐したとして、大阪府警に未成年者誘拐の容疑で23日夜に緊急逮捕された職業不詳、伊藤仁士容疑者(35)=栃木県小山市=は24日朝、大阪府警の捜査員に連れられて、栃木県警小山署を出発。大阪に移送された後、本格的な取り調べが始まる見通し。』

 

昔で言う子取りですよ。

安心して、小さい子供は外で遊べないどころでは有りません。

誘拐されやすい時代になったのも自動車と周囲の無関心さの影響ももあるでしょうね。

小さい子供を誘拐し、監禁するのは病める今の日本の社会構造実相です。

 

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「植草一秀の『知られざる真実』」 「エセ野党」でない「たしかな野党」と連帯

2019年11月24日 12時38分39秒 | 国際・政治

曲学阿世:真実を追求し、虚実の世間に迎合するようなことはしたくない。

真実を曲解し不正な情報によって世間の人々にこびへつらい、世間にとり入れられるような、ことはしたくない。

 
 

「エセ野党」でない「たしかな野党」と連帯

2019年11月24日 10時12分21秒 | 政治より、転載させて頂きました。

 

                                 

                   「植草一秀の『知られざる真実』」
                                    2019/11/23
            「エセ野党」でない「たしかな野党」と連帯
             第2488号
   ウェブで読む:https://foomii.com/00050/2019112323164661038────────────────────────────────────

 桜の陰に隠れているが、日本の根幹にかかわる重大事案がある。
日米FTAだ。
安倍首相がやらないと国会で何度も明言した日米FTAだ。
すでに11月19日に衆議院を通過した。
このまま進むと、参議院でも採決が行われて日米FTAが批准される。
安倍内閣は米国の命令で2020年1月1日からの発効を目指している。
しかし、この臨時国会で批准されなければ、1月1日発効はできない。
野党が総力を結集して批准を阻止するべき局面だ。
ところが、状況はまったく違う。
11月13日に、自民党、立憲民主党、国民民主党の衆議院国会対策委員長が 会談した。
この会談で11月15日の委員会採決、19日の本会議採決を決めた。
「桜を見る会」問題が一気に広がりを示した時期である。
「桜を見る会」問題で野党は、首相出席の予算委員会集中審議を求めた。
野党はこれに応じなければ、すべての国会審議を拒否するとの立場を示すべき だった。
安倍内閣が最重視しているのが日米FTA批准だから、この審議を止めるとの 宣告は絶大な効果を発揮したはずだ
桜疑惑を追及することはもちろん重要だ。
首相の公選法違反疑惑事案であり、安倍首相辞任に直結する事案だからだ。

しかし、その裏側で日本国民の未来を左右する重大事案審議が行われている。
安倍自公は数を持っているから、審議に応じれば数の力で批准を強行する。
野党が対抗するには、審議を止めるしかない。
しかし、正当な事由なく審議を止めることは許されない。
その正当な事由が確保されたのだ。
自公が衆参の予算委員会での集中審議を受け入れなければ、すべての国会審議 に応じない。
強い態度を示すべきだった。
与党は野党が審議拒否をしても委員会開会を強行するかも知れない。
野党欠席のまま、批准案承認を強行するかも知れない。
だが、野党欠席の理由が、桜疑惑解明のための集中審議要求であることを主権 者が知るなら、批判は安倍自公に向かう。
主権者多数が桜疑惑に強い関心を寄せている。
批判は集中審議に応じない安倍首相に向かう。
ところが、現実はどうだったのか。
11月13日の国対委員長会談で、野党の立憲民主党、国民民主党が、15日 の委員会採決、19日の本会議採決を容認した。
この瞬間に批准案の衆院通過が決まった。

11月15日に開催した政策連合(=オールジャパン平和と共生)主催の院内 緊急集会でも出席者からこの問題が指摘された。
立憲民主と国民民主は桜疑惑を追及しているが、その裏側で日米FTA審議が 行われており、国益を売り渡す日米FTAを阻止するのが野党の責務である。
桜疑惑を盾にFTA審議を止める絶好の状況に恵まれたわけだ。
ところが、立憲民主と国民民主は抵抗する姿勢を微塵も見せずに、FTA批准 案の採決を容認した。
こうなると、FTAに焦点が当たらぬように桜疑惑を騒ぎ立てて、FTA承認 に立憲民主と国民民主が協力したとの見方さえ浮上してしまう。
安倍首相はTPPの合意内容に一切手を入れぬためにTPP承認を急ぐのだと 主張して2016年末のTPP承認を強行した。
米国が離脱した場合には米国をTPPに引き戻し、米国と2国間のFTA交渉 はやらないと明言した。
ところが、米国がTPPから離脱すると、米国をTPPに引き戻す努力など一 切示さずに、TPPの合意内容改定の先頭に立った。
同時に、米国に要求されると何一つ反論も示さずに日米FTA交渉に応じ、日 本の国益を全面放棄するかたちで日米FTAに合意してしまった。
この暴挙を追及せずに野党の存在意義などない。
主権者は桜疑惑の安倍内閣を追及するとともに、売国日米FTA阻止にまった く真剣に取り組んでいない野党中軸政党に対する追及を行う必要がある。
野党がこの状態では日本政治刷新など夢のまた夢になってしまう。

日米FTAで米国は22の分野を提示し、このすべてで日本に協定を呑ませよ うとしている。
今回のFTAは物品貿易、デジタル分野の貿易の2分野が対象だが、これに決 着をつければ、米国は残る20分野の協定を求めてくる。
2020年春から交渉を始動させて、あっという間に米国が提示する結論を日 本に強要することになる。
安倍首相は米国に何一つものを言えない。
安倍首相がしてきたことは、ゴルフと相撲観戦と炉端焼き接待だけだ。
日米FTA協議に引き込まれ、5月の段階で8月には結論だとトランプ大統領 にすごまれて、そのまま服従しただけである。
自由貿易協定で日本にメリットが生じる唯一の分野が対米自動車輸出の関税率 引き下げだ。
現行では、小型乗用車2.5%、大型乗用車25%の関税が設定されている。

TPPでは、小型車は25年目、大型車は30年目の関税撤廃が取り決められ た。
この決着内容は日本の国益を喪失するものだった。
25年先、30年先の自動車産業がどうなっているか。
誰にも想像がつかない。
EVが主流になり、日本の自動車生産はすでに完全に国際競争力を失っている 可能性すらある。
25年先、30年先の関税撤廃は、日本が完全になめられている証拠だった。
ところが、今回の日米FTAでは、この25年先、30年先の関税撤廃までが 消滅した。
日米FTAの付属文書に、日本から米国への自動車および自動車部品の輸出に かかる関税撤廃について継続協議とすることが書き込まれたが、関税撤廃の約 束は消滅した。

茂木外相は国会答弁で、「関税撤廃が確約されている」と発言したが、これは 嘘である。
付属文書には継続協議することが記されているだけで、関税撤廃の確約など存 在しない。
国会で嘘までついて、米国の要求を全面的に受け入れる。
これが安倍対米隷属外交の実態なのだ。
中国は対米通商交渉で米国の要求がエスカレートすると、毅然とした姿勢で米 国の要求をはねつけた。
その結果、最終的には米国は米国自身が引き下がるしかない状況に追い込まれ つつある。
北朝鮮の金正恩委員長は、本年2月の米朝首脳会談で、米国が北朝鮮核の全面 廃棄が先決条件だとする姿勢に転じると、交渉を決裂させた。
外交交渉においては、為政者が毅然とした姿勢で自国の利益を守る行動を取ら なければ、自国の利益を守ることはできない。
日本の安倍首相だけが、単なる対米隷属外交に堕している。

米国は物品貿易およびデジタル物品貿易・越境データ移転分野の協定に決着を つけた後、残る20分野について、米国の要求を日本に呑ませる行動に進んで くるだろう。
安倍内閣はすべてにおいて対米隷属であり、日本の主権者の利益を損なう協定 を受け入れてしまうことになる。
日本存亡の危機に直面している。
桜疑惑追及は重要だが、野党はこれを盾に国益喪失の売国協定を阻止するため に行動しなければならない。
野党が売国協定批准に協力姿勢を示すなら、主権者はそのようなエセ野党と訣 別する必要が生じる。
エセ野党ではない、「たしかな野党」勢力と主権者が連帯して、この国を守ら ねばならない。
この国の主権者の利益を守らねばならない。

れいわ新選組の山本太郎代表は日米FTA協定批准を容認する野党の姿勢に異 議を唱えている。
この異議こそ正当なものだ。
そして、安倍自公に正面から対峙する共産党。
ここを基軸にする必要があると考えられる。
安倍内閣が政治を私物化していることも日本の主権者にとっての悲劇だが、野 党勢力の中軸が、その安倍自公と水面下で手を握ってしまっているなら、こち らの方がより深刻な悲劇である。
主権者は政策を基軸に、私たちと連帯し得る政治勢力を厳しく選別した上で。 大きな連帯を構築する必要がある。
野党のなかに潜む「隠れ与党勢力=エセ野党勢力」を取り除くことが極めて重 要である。 

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jlj0011のblog 桜を見る会とレイプ文化<本澤二郎の「日本の風景」(3505)

2019年11月24日 10時45分31秒 | 国際・政治

桜を見る会とレイプ文化<本澤二郎の「日本の風景」(3505)

桜を見る会とレイプ文化<本澤二郎の「日本の風景」(3505)

<日本の恥部=やくざが跋扈する日本列島>

 標題は謎解きではない。無関心を決め込んできた多くの日本人に、特に魅力的な女性に対して、要注意を強く喚起するしかない!

 

 政府主催の桜を見る会に「招待者」となったやくざ暴力団から見える日本最大の恥部は、やくざが跋扈する日本列島だ。女性を強姦することが本業ともいえるやくざ社会は、レイプ文化の日本であることを裏付けている。まさに日本の恥そのものであるから、鼻の高い紳士は認めようとしたくないだろうが、間違いなく事実である。2014年前までの筆者の目に見えなかったことだ。安倍・自公・日本会議の国粋主義政権が教えてくれたことであるから、相応に評価したくなる?

 

<取り締まる最高責任者の国家公安委員長にもやくざ疑惑>

 自民党議員の多くが、多かれ少なかれ、神社本庁・統一教会・創価学会のみならず、やくざも選挙運動にかかわっている。ベテランの自民党本部職員や秘書連も、常識として承知している。

 

 みな見て見ぬふりをしている。それが桜を見る会に収れんされてか、やくざ暴力団代表が、一般人の「国の功労者」の代表として、新宿御苑に集ったわけだ。安倍後援会の前夜祭名簿を開くと、そこにも登場している、との疑惑を呼んでいる。

 

 先の内閣人事では、警察を監督する立場の国家公安委員長にやくざ疑惑が浮上して、ネットにも記録されている。出身の福岡というと、千葉・神奈川・愛知と並んで、やくざ大県として有名だ。清和会OBが教えてくれた、悲しい日本の秘部である。

 

 国家公安委員長に限らない。叩けば埃が出てくる自民党議員ばかりだ。公明党創価学会はどうなのか?

 

<入れ墨やくざ=覚せい剤=強姦=性奴隷=木更津レイプ殺人事件>

 やくざと入れ墨は不可分な関係だ。相手を威圧する手口である。暴力・脅しを効果的に行うために入れ墨は、やくざの武器の一つなのだ。

 

 フィリピンの監獄は、この入れ墨やくざで膨れ上がっている。反対に、多くの女性は歓喜して、大統領のドゥテルテを支持している。反社会的勢力の側は、あの手この手で国際的人権団体人権団体に救済運動を繰り広げて、入れ墨やくざ保護運動を展開している。

 

 日本でも行われたらしく、昨日のネットで確認することができた。ということは、フィリピンのやくざは、政府の取り締まりに悲鳴を上げているということなのだ。 

 覚せい剤は、元巨人軍選手の清原事件で確認できたことだが、性行為に使用するものである。筆者も驚いたが、多くの女性は知らない。性行為に麻薬を使用するやくざは、文字通り強姦用である。

 

 その場面を撮影して、女性の人権・生活を奪いつくすのである。具体的には、性奴隷として歓楽街に落とし込んで、性ビジネスを強い、やくざは大金を稼ぐ。

 木更津レイプ殺人事件は、まさにその典型であった。徹底した取材で判明したものである。レイプ文化の日本は、間違いなく事実なのだ。

 その主体である入れ墨やくざが、政治・政府の、事実上の保護を受けている?これほど恐ろしい社会はないだろう。

 やくざを撲滅することが、日本政治の喫緊の課題であることが理解できるだろう。声を上げよ、である。

 

<女性の安全が保障されていない日本>

 先日、君津市の「君津の森」というところで風呂に入ってみた。そこでは、しっかりとした文字で「入れ墨NO」の看板があった。3か所で目撃した。ところが、木更津市内の風呂では、反対の現象が起きていた。

 

 15号台風被害のため、対応不能の千葉県や市当局に代わって、青木参院議員の日景省吾秘書は、実に1か月余、館山から南房総市、富津市、君津市、木更津市の破壊された屋根にのぼってブルーシート張りを、むろん、奉仕で汗をかいて、市民から感謝されている。

 彼は疲れをいやすために木更津市の風呂に入ったのだが、なんと周りには「入れ墨やくざがいっぱいだった」と打ち明けてくれた。数年前、木更津署の刑事二課長に向かって、自動車部品工場長から同じことを聞いていたので、伝えると、やくざ跋扈の木更津に怪訝な表情をみせた。

 

 取り締まり側がノーテンキなのか、とぼけているのか、お話にならない。「木更津レイプ殺人事件」捜査に疑惑がまとわりつく。

 

 結論を言うと、日本では女性の身の安全は確保されていない。

 

<一般人も覚せい剤使って、の典型がTBS山口強姦魔か>

 入れ墨やくざの手口をマネする役人、政治屋、経済人、マスコミ関係者その他横道に入りこむ一般人も少なくない。その典型がTBS山口強姦魔であろうから、こうした輩は至る所にはびこってもいる。

 

 一部の地位の高い輩は、発覚しても示談して隠してしまう。「昔やくざ代議士の倅が事件を起こしたが、新聞種になることはなかった」と反対派の国会議員が明かしたものだ。

 教員・坊さん・警察員も例外ではない。

 

 レイプ文化の恐ろしい点は、被害者が泣き寝入りすることにある。ずばりいうと、伊藤詩織さんのように声を上げる女性が、日本には皆無なのだ。

 根本は教育に課題がある。日本の大学など教育機関は、詩織さんを招いて大掛かりな講演会を開くといい。それを新聞テレビが報道するのである。そういえば、いまだにTBS山口強姦魔事件を日本の新聞は、蓋をしたままである。官邸に対する配慮も度が過ぎよう。朝日新聞も読売レベルだ。

 

 欧米では、反対に大きく報道されている。伊藤さんは本当に立派である。木更津レイプ殺人事件の被害者は、殺されるまで110番通報をしなかった。周囲に知れると、もはや女性として生きられない、と信じ込んでいたのである。哀れを通り越している日本女性の実態なのだ。

 

 日本のレイプ文化を消滅する運動こそが、偉大な日本の政治改革といえるだろう。安倍の暴政を許してしまう日本の政治土壌は、ここにある。

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HOME 天木直人のブログ どうせ安倍政権を倒せないなら日米貿易協定阻止で共...

2019年11月24日 10時28分04秒 | 国際・政治

 

 
 
 

どうせ安倍政権を倒せないなら日米貿易協定阻止で共闘すべきだ

2019-11-24
きょう11月24日の東京新聞が一段の小さな記事で報じている。

 12月9日の会期末まであと2週間となり、野党は「桜を見る会」を巡り追及態勢を増強し、衆参両院の予算委員会で集中審議をする事を重ねて要求すると。

 しかし与党は応じず、日米貿易協定の承認に注力すると。

 この記事の中に、いまの与野党の大いなる力量差を見せつけられる。

 メディアのガス抜き記事ぶりが見てとれる。

 12月9日まであと二週間あるというのはウソだ。

 与野党の駆け引きばかりに費やされ、実質審議が行われるのは数えるほどしかない。

 しかも、その間にも、ローマ教皇(法王)の来日などで、国会が開かれない日が多く、12月末には中国で日中韓首脳会議が予定されており、国会の大幅延長などあり得ない。

 国会はもはやほとんど終わったも同然で、その間に安倍政権が倒れるようなことなどあり得ないのだ。

 国会は、どんなに延長されても12月中旬には終わり、あとは年末休暇に入る。

 どうせ最後は怒鳴り合いのパフォーマンスで終わる国会なら、野党共闘が一点集中すべきは、「桜を見る会」よりも「日米貿易協定阻止」だ。

 「桜を見る会」の疑惑追及は世論にとって分かりやすい。

 バラバラな野党を一つにまとめるには好都合だ。

 しかし、歴史に残るのは日米貿易協定阻止のほうだ。

 「桜を見る会」疑惑追及は、もしここで安倍首相を追い込めないなら、二度と追及されることはない。

 「桜を見る会」は、もう誰もやらなくなるからだ。

 しかし、日米貿易協定は、これからどんどん、そのウソがあらわになる。

 追加交渉で日本はさらなる譲歩を迫られる。

 何のためのウィンウィンだったのか、ということになる。

 しかも、「桜を見る会」の税金私物化よりもはるかに巨額の税金が浪費され、国民生活に実害を及ぼす。

 まさしく安倍首相の対米従属外交がもたらす不都合、不条理の象徴が日米貿易協定なのだ。

 日米貿易協定の阻止を第二の安保闘争にしてこそ歴史に残る国会になる。

 しかし、いまや安保闘争はこの国の政治家たちにとっては死語同然である。

 政治に緊張感がない理由がここにある(了)

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ホーム 山内康一ブログ 『 蟷螂の斧 』 国会だより:衆議院議員の仕事 香港市民の自由と法治を求める枝野代表談話

2019年11月23日 18時07分38秒 | 国際・政治

香港市民の自由と法治を求める枝野代表談話

昨日(11月21日)「香港市民の自由と法治を求める」というタイトルの枝野代表の談話を発表しました。枝野代表は以前からツイッターで次のようにコメントしていました。

どのような政治体制の下でも、どのような主義主張を持っていても、武器を持たない市民に対し、公権力が実弾を発砲することは許されません。香港警察当局は著しく行き過ぎた権力行使を、直ちにやめるべきです。

香港警察の暴力的な対応が激しくなってきたこともあり、党内で「ツイッターだけではなく、もう少し正式な声明を出すべき」という提案がありました。そこで外交マターなので外交部会長の私が担当になり、人権問題でもあるので法務部会長の山尾しおりさんと協力し、談話案をつくることになりました。

枝野代表のツイッターの表現を最大限いかしつつ、山尾さんが最初の文案をつくり、私と逢坂政調会長で相談して少し文章を付け足し、福山幹事長、枝野代表と順に相談しながら、最終的な談話案をつくりました。その結果が以下の代表談話です。

【代表談話】香港市民の自由と法治を強く求める

2019年11月21日  立憲民主党代表 枝野幸男

いま、香港市民の基本的人権と法の支配を求める行動が、行きすぎた公権力の行使により弾圧されています。香港警察は、武器をもたない丸腰の市民に至近距離から実弾を発砲するにいたっています。警官隊が大学構内に突入してデモ活動を鎮圧したり、大学構内にいるデモ参加者を包囲した上で出てきた学生を身柄拘束するなどの事態が起きています。香港市民が享受すべき表現の自由・人身の自由・大学の自治が深刻な脅威にさらされています。

基本的人権は普遍的であるがゆえに、いかなる政治体制の下でも保障されるべきです。人の支配ではなく法の支配に信頼を置く以上、市民のみならず公権力こそ法にのっとった行動をとらなければなりません。香港警察当局は市民に対する行きすぎた権力行使をただちにやめるべきです。そして、市民との平和的な対話の枠組みを築くための努力を重ねるべきです。

一方で、デモ隊の一部が火炎瓶を投げるなどの暴力的な抗議活動を行っている点を深く憂慮します。市民と学生が香港政府と平和的な対話の道に進むことができるよう強く望みます。

自由と法治を信じる私たちは、これから先も、香港の自由と法治を求める市民の苦悩に心を寄せながら、日本政府はもとより、国際的な世論にも働きかけ、平和的解決を強く求めていきます。

香港市民の自由と人権が守られ、平和的な解決の道筋ができることを願います。国際社会が注視し続けることが大切だと思います。

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ホーム 山内康一ブログ 『 蟷螂の斧 』 政治の動きと分析 安倍長期政権について御厨貴氏のコメント

2019年11月23日 18時05分00秒 | 国際・政治

安倍長期政権について御厨貴氏のコメント

安倍政権の在任期間が史上最長になり、いろんな人がコメントしています。いちばん印象に残ったのが、日本政治史の御厨貴東大名誉教授のコメントです。東京新聞の御厨教授のインタビュー記事から一部抜粋します。

Q.長期化の理由は。

A.代わりがいないのが秘訣だ。(中略)首相が政治的な技術に卓越しているとは、あまり思えないが、自民党は派閥機能低下で強力な総裁候補がいないし、野党は分裂して八方ふさがりだ。

Q.政権の実績は。

A.経済政策で政権奪還したが、アベノミクスも成功したか分からない。何かを動かしている「やっている感」を出している。ただ、大きな失点はない。日米同盟が悪化していないのは成果だろう。

*東京新聞2019年11月19日朝刊

御厨貴氏の本は何冊も読んでいますが、どちらかといえば自民党寄りの印象を持っていました。週刊誌の対談でもいつも野党に厳しいコメントする方です。その御厨氏がここまで安倍政権に辛らつなコメントをするとは思いませんでした。

長期政権の理由が「代わりがいない」というのも身もフタもないですが、事実だと思います。自民党内の対抗勢力の不在、野党の力不足という2つの要因が最重要であり、われわれ野党の責任も重いです。

安倍総理を指して「政治的な技術に卓越しているとは、あまり思えない」というのもその通りです。対抗勢力が弱くて無能なリーダーが長期政権を維持してしまう例といえば、ナポレオン3世に似ているかもしれません。

ちょっと前にマルクスの「ルイ・ボナパルトのブリュメール十八日」を読みました。ルイ・ボナパルトは「ナポレオン三世」と呼ばれ、ナポレオンの甥という以外は取り柄のない凡庸でだらしない人物でした。そのルイ・ボナパルトが、選挙で国民から大統領に選ばれました。単におじさんのナポレオンの人気にあやかっただけの当選だったと思います。おじさんの七光りは世襲政治家に通じるものがあります。

さらにルイ・ボナパルトは、議会の混乱に乗じてクーデターを起こして皇帝になり、長期にわたって権力を握ります。最後は普仏戦争でビスマルクのプロイセンに敗北して終わりますが、それでも18年ほど長期政権を維持しました。

ナポレオン3世は、対抗勢力が混乱して弱体化していると、どさくさに紛れて無能な政治家がトップに上りつめて独裁権力が生まれ、長期にわたって政権を維持する、という嫌な事例です。無能なトップに率いられた長期政権。長期展望なき長期政権。ナポレオン3世の場合は普仏戦争に敗れパリを占領され、最後にツケを払うことになりましたが、フランス国民にとっては最悪の終わり方だったと思います。

日本の長期政権がどういう終わり方をするのかわかりません。さくらと共に散るのかわかりませんが、早く終わった方が日本のためです。あやうい異次元金融緩和政策や株式市場の官製相場化は大きなリスクです。

御厨氏は「日米同盟が悪化してないのが外交的成果だ」と言いますが、トランプ大統領のアメリカとの蜜月関係が長期の国益に資するか疑問です。成果の出ない外交政策もそろそろ転換する時期です。安倍長期政権は、功罪でいえば、罪の方が大きいと思います。

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