森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

アキギリ

2023年11月27日 | 自然観察日記
新潟の長岡地域ではキバナアキギリが普通で紫色のアキギリは見られません。そんなこともあって紫色のアキギリを見た人が興奮気味にこんな色の花があると話してくれたものです。この種の詳細な分布を把握していないのですが、経験的に県内では県の南部に偏っているようです。全国的にも中部・近畿あたりが分布域のようです。

アキギリの花

2023年11月27日 | 自然観察日記
大きく開いた花口はマルハナバチなどを迎え入れるためのものです。この種のグループをサルビア属といいますから花壇に植栽されるサルビアと花形はそっくりです。

アキギリの葉

2023年11月27日 | 自然観察日記
葉は対生し三角状のほこ形と表現されます。

チャボガヤ

2023年11月26日 | 自然観察日記
雪国新潟の林床に見られる低木の一種です。よく似たハイイヌガヤとも混生することもあり少し紛らわしい種です。イチイ科カヤ属に分類されカヤの変種とされる日本海側に分布する種。

チャボガヤの実

2023年11月26日 | 自然観察日記
果実は緑色の仮種皮に包まれるとされます。種皮と仮種皮の違いがまだ理解できないのですが解剖を行わないとわからないレベルなのでしょうか。カヤですから熟せば炒って食べられるそうです。まだその機会がありませんが・・。

チャボガヤの葉

2023年11月26日 | 自然観察日記
葉は固く光沢があります。葉の先端が鋭くとがって触ると痛いのが大きな特徴でしょうか。

ゴゼンタチバナ

2023年11月25日 | 自然観察日記
大沼池に向かうのに駐車場から林道を使わず短いながら山道がありますからここを歩きました。秋も深まっていることもあり色づくものは紅葉と木の実草の実です。足元にはゴゼンタチバナが所々に群生していて目を楽しませてくれました。

ゴゼンタチバナの果実

2023年11月25日 | 自然観察日記
ミズキ科の種で花は頭部に集まって付きます。その一つ一つの花が結実する赤い液果が団子状態になって長い柄の先に付きます。一つ一つの果実は小さいながら光沢がありとても美しいものです。

ゴゼンタチバナの葉

2023年11月25日 | 自然観察日記
4枚が輪生していると見えますが、対生する葉が2対で4枚になるという解説があります。このような葉の時は花は咲かず、さらに短枝に2枚の葉がつくのが花芽を持ち花や実をつけるとされます。確かに観察してみると果実をつけているものはすべて6枚(中には5枚も)で4枚のものはありません。

大沼池 秋

2023年11月25日 | 風景
目的地の大沼池です。この日はよく晴れて神秘的な湖水を堪能できました。光と見る角度で微妙に色彩が変化する自然の芸術を堪能しました。